見出し画像

他者からの評価に依存しない生き方

私たちは社会で評価されることに悩み、傷つくことがあります。ですが与えられた評価はあなたの価値を定めるものではありません。他者からの評価に縛られず、〝自分で自分を評価する生き方″にシフトしませんか?豊かな人生ってそういうことだと思うのです。読んでいただけたら嬉しいです。

1. 評価する社会、評価されるための教育

私達は子供の頃から、評価されることが当たり前の社会に生きています。成績・試験/受験/仕事の査定/出世・・・。

その中で、思うような評価を得られない、評価を高めたいのに目標に達しない、そんな状況に傷つき、悩み、苦しんでいる人がたくさんいます。私もそのひとりでした。

でも本当は、あなたが他者から与えられた低評価に意味はありません。
「与えられた低い評価が、そのままあなたの価値である」そう捉えるのは大きな誤解なのです。ぜひ最後まで読んでください。

2. 評価が得られず悩む人は多い

学校で、職場で、「評価が高い人」がいると思います。成績優秀で、受験も就職もすんなりうまくいき、上司からの期待も高い。うらやましくなるこtもありますよね。「評価が高い人」は生きていきやすそうですが、考えても仕方ないのでいったん先に進みましょう。
(本当は彼らにもひとつ問題があるのですが、それは別記事とします。)

さて一方で、「評価を高めるために頑張っている人」はとてもたくさんいます。頑張れば成績も査定も上がると期待して邁進します。ですがそのうちかなりの割合の人が、進む過程でとても悩み苦しんでいます。個人的な体感で恐縮ですが、割合でいうとこんな感じではないでしょうか。
〇評価が高い人:5%
〇評価されるべく頑張っている人:90% 
  ・手ごたえを感じている人:50%
  ・悩み苦しんでいる人  :50%
〇その他 :5%

つまり全体の45%の人は、評価を高めるために頑張ってはいるけれど、苦しみや悩みを伴っていたり、時には力尽きていたりするということです。

例えば
〇頑張ってもなかなか成績が伸びない
〇人以上に頑張っているのに会社での査定が悪い
〇上司指示に違和感を感じ表明したら評価が下がった
〇先生や上司に嫌われていて評価が悪い
そういう人達の多くは「評価されたい」と「評価されない」の狭間で苦しみます。「自分は頭が悪いんだ‥」とか、「自分は仕事ができない人間なんだ‥」とか。不当な評価に憤ることはあっても、結局のところ「評価されないこと」の呪縛から逃れられずにいます。

3. 既存システムに評価できることは少ない

ですが、今の社会で「評価が高い人」というのは、単純に以下二つを満たしている人を指します。
〇誰かが定めた「価値観&ルール」を満たしている人
〇この「価値観&ルール」を疑わず、達成に向けて努力できる人ここでいう「価値観&ルール」とは、過去において社会が最も効率よく回るよう最適化されていったものにすぎません。要するに、全知全能からは程遠い、人間社会が意図的に創ったシステムの一つにすぎないのです。

そんな既存システムの「価値観&ルール」は、システムの内部にあるものを評価することはできても、システム外部のものは何ひとつ評価する術を持ちません。その価値もその評価の仕方も、まったくわからないですし、評価できないシステムであることに無自覚ですらあります。

つまり、「あなたの評価が低いのは、既存システムの外に価値があるから」にすぎないのです。社会がまだ、あなたの価値をはかる術を、システムに取り込めていないだけなのです。システムはあなたを否定しているわけではあありません。わからないだけなのです。

ちなみにこれは、友人関係でも同じようなことが言えます。例えば、あなたが素敵と思った映画を、友人が素敵と思ってくれないこと、ありますよね。でもそれはあなたを否定しているわけではありません。単に持っている価値判断システムが違うだけなのです。一緒に素敵と思えたら嬉しいけれど、映画以外の面で気が合う友人だと思うので、そこは気にしなければよいだけなのです。

4.では私たちはどうすればよいのか?

現在、社会がベースとしていている評価システムが、万能でないことは伝わったかと思います。それでもやっぱり、学校や会社では、頼んでいないのに評価が下されると思います。運よく価値観がはまって高めの評価がもらえたら嬉しいけれど、低い評価を見つめるのは、価値観が違うんだと思ってみても辛いですよね。

では私達はどうするとより幸せに、納得度高く生きていけるのでしょうか?その方法は、
「自分の価値を、自分で評価していく」
ことです。これしかありません。自分で自分を客観的に評価・分析し、自分の明日を選択していくのです。

その自己評価結果と、社会からの評価と乖離が大きい場合は、その乖離の理由も冷静に分析してみましょう。そうすると、
「なるほど、会社が求める価値基準からみると自分はこういう理由で低めに評価されるのだな。でもこういう価値基準でみたら自分にはこんなにも高い評価になりうるのだな。」といった感じです。その価値基準の社会に居続けるのか、環境を変えるのか…都度、自分で選択することが容易になります。

もちろん傲慢なほどのオレ様思考に陥ったり、極端な自己否定で身動きできなくなったりしていたら、自己評価ができていない証拠です。それは「客観的に自分を評価することから逃げ、思いこみで終わらせている状態」ですので注意してください。

社会からの評価に悩んでいる人は、ぜひ一度、自分の価値を自分で評価してみてください。自分の良いところも悪いところもしっかりと見つめるのです。慣れないと簡単ではないかもしれませんが、やるしかありません。なぜなら自己評価を放棄するということは、一生、あなたの価値がわからない他者に評価を依存して生きていくことになるからです。それで幸せを感じられる人は、少ないと想像つきますよね。

5. まとめ

①学校や会社からの評価が低くても、それ自体に意味はありませんので、過度に気にしないようにしましょう。その評価システムは万能ではないのです。
②自分の価値は自分で評価する習慣をつけましょう。そうすることで、学校や会社での評価が低くても、友人と意見があわなくても、おおらかな気持ちでいられるようになります。そして本当にやるべきことがわかるようになります。

読んでいただいてありがとうございました。

Yuri Masumi

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?