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もいちど英語を好きになるために

浪人していた18か19の頃まで、英語がとても好きだった。

毎日欠かさず勉強していたし、なによりも英語のもつ簡潔でスピーディーなかっこよさと、解釈することのおもしろさに取り憑かれていた。

模試で何点取れるかとかは二の次で、おもしろいからやる。好きだから苦じゃない。そういう気持ちで向き合っていた。

通学時間はシステム英単語を何周もし、疲れたら英語の歌詞を読みながら洋楽やブロードウェイのミュージカルを聴いたりしていた。同じメッセージの曲でも、英語と日本語では情報量や印象が変わるのが楽しくて、自分で訳してみたりもした。

NHKのラジオ英語は、中学生の頃から欠かすことなく毎朝聴いていた。

長文も毎日読んだし、音声素材があれば必ず10回はシャドーイングした。音声を書き写すディクテーションも、ゲームみたいで好きだった。

おもしろいと思って向き合うほど、結果的に成績も上がった。いい循環だったと思う。


だけどあれからもう、10年近くたつ。

そのときの私と比べると、1ミリも進化していない。進化していないどころか、退化する一方だ。

あのころスラスラと出てきた英単語は忘却のかなた、英語を口にするのもこわい。無駄なプライドだけあるから、失敗するのが恥ずかしくて、人前だとつい「英語全然ワカリマセン」みたいな言い訳をしてしまう。

そのたびに、自分の中で何かが擦り減っていく。すこしずつ、自信がなくなっていく。ちょっとずついじけていく。10年前が自分の人生のピークで、それ以降はダラダラしたオマケにしかすぎないんじゃないか?と思ったこともある。

あの頃は「英語嫌い!」と言ってたクラスメイトが、今は国境を越えて仕事をしている。

友人のきっちゃんのように、大人になってから英語を学び直しに留学へ行く人もいる。


みんなが前へ前へと進む中、私だけが「昔はがんばってたもん」と卑屈になっている。


そんなうじうじした気持ちに終止符を打つべく、入ることにしました。

伊佐知美さんと最所あさみさんのコミュニティ、「English Challenge」。


誰のためでもなく、自分のために。臆することなく英語で仕事ができる自分になるために。もう一度、素直な気持ちで「英語が好き」と言えるようになるために。

自分のことを勇気づけるいちばんの近道は、自分自身で踏み出す一歩だと信じて。

サポートいただけたら、旅に出たときのごはん代にさせていただきます。旅のあいだの栄養状態が、ちょっと良くなります。