イギリスのワーホリに応募してみた
今までずっと自分の中にワーホリという選択肢はなかったのだけど、この半年くらいのあいだに、ワーホリ経験者のひととたくさん出会った。
どこの国へいってもきっと面白いし、貴重な経験ができることは間違いない。だけど、どこか1つ国を選ぶとしたら、やっぱり私はイギリスに行ってみたい。イギリスに住んでみたい。
物心ついたときから、イギリスはちょっと特別な国だった。
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プリンセスものには全く興味を示さない子どもだったけど、女の子が主人公のストーリーで唯一好きだったのが「ふしぎの国のアリス」だった。はじめてディズニーランドへ行ったとき、貯金箱を割って買ったのはミッキーではなく、チェシャ猫のぬいぐるみだった。
小学生になってからはハリー・ポッターの沼にはまり、シャーロック・ホームズシリーズも読み漁った。
ミュージカルでは「CATS」も好きで、英語の意味もわからないままT.S.エリオットの詩をノートに書き写していた。
大学生になって、唯一CDを全制覇したアーティストはビートルズだった。大学の図書館でSHERLOCKを見つけ、なんども繰り返し観た。
ひとり旅で訪れたオックスフォードの街に惚れ込み、どうしてもあの街並みをもう一度歩きたい、という下心だけで留学プログラムに応募したりもしていた。
韓国やアジアのことを学びたくて入った大学だったけど、最終的にはイギリス文芸表象論というゼミに落ち着いた。
私の人生は、いつもどこか常にイギリスに魅了されてきた。一度でいいから、イギリスに住んでみたい。イギリスで「日常」を体験してみたい。その思いはずっと奥底にある。
「じゃあ実現すればいいじゃない」というシンプルな結論にいたるのに、10年以上かかってしまった。まずは1つの手段として、ワーホリに応募してみた。
イギリスの倍率は「宝くじ並み」なんて言われるくらいで、当たる確率はとても低い。
だけど、なにひとつやってこなかった過去と比べれば、ひとつアクションを起こせただけでも自分を褒めてあげたい。
当選者発表まで、あと一週間。期待はしてないよ・・といいつつ、そわそわしている自分がいる。さて、どうなるだろうか。
サポートいただけたら、旅に出たときのごはん代にさせていただきます。旅のあいだの栄養状態が、ちょっと良くなります。