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そろそろBrexitについて語ろう①2016年の国民投票の焦点となったEUそのものとイギリスの移民問題について🇪🇺

いやーーー、いよいよ12月31日にイギリスがEUを離脱するかもしれません。正確に言えば離脱は2020年2月1日にすでに完了していて、12月31日までが移行期間。現状ではイギリスとEU側の交渉は決着がついておらず、次の3つのシナリオを残しています。

①12月31日までに合意して離脱する
②12月31日に合意なきまま離脱する
③土壇場で移行期間の延長が決まる

そのあたりのことはもう少し見守るとして…。これからしばらく(他の記事を挟みつつですが)Brexitについて書いていきたいと思います。政治的な話はツマラナイという方もいらっしゃるでしょうから、その場合は遠慮なく読み飛ばしてくださいませ😄

これはイギリスおよび他のヨーロッパ諸国の社会・政治問題の縮図とも言える大きな出来事なので、わたしの記事ですべての要素や流れをカバーするという無茶なことはしません。日本のメディアを通じてはあまりよく伝わっていないと感じる話題、かつイギリスという国や世界情勢に関心のある方が読んで面白いと思っていただけるような話題のみをピックアップしながら進みます。

今回は2016年に開催され、イギリス国民が「EU離脱」を選ぶことになった国民投票の裏側にあった、EUに対する加盟国の不満とイギリスの抱いていた移民問題にフォーカスします。Let's go☆

①そもそもEUってどうなのか

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