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一人遊び

ためしに二日ほどnoteを休んでみたのだが、結果は、すこぶる快適だった。おそらく、ぼくは一人遊びに熱中しやすいタイプで、それで満足だからではないだろうか。

一人遊びが好き

一人遊びというと思いだすことがある。学生時代のことで、友だちに部屋を訪ねていくとマックがあったのだ。お兄さんがプログラマーなので、お古をもらったといっていた。

今、マックというと

ライフスタイルのかたまり

みたいに思われているが、当時は90年代前半で、創業者のスティーブ・ジョブズを追い出していた頃のことであり、当時のマックは、「デザインが悪くて、すぐに故障するめんどくさいマシン」というイメージだった。

「なにかやらせてよ」と頼んだんだけど、ネットもない頃なので、やれることはゲームくらいしかなかった。ゲームといっても買った時に付属しているちゃちいヤツである。

ひたすら射撃するだけの単調なゲームだったのだが、ぼくはこれに熱中してしまったのである。途中で

相手を一発で相手を仕止めなければいけない

という風に思い込み、そうやって遊んでいるうちに、ハマってしまった。

ほんとうは弾はいくらでも撃てるし、敵もどんどん撃ってくるのだが、「なにがなんでも一発で仕留めなければいけない」というルールを自分に課してしまった。

今でいう「縛りプレー」というヤツなのだろう。当時はそういう言葉はなかった。

一発で仕留めようと思えば、撃つ角度や距離をあれこれ工夫しなければならない。敵が撃ってくるのを避けつつ、一発で相手を仕留めて「やったー」と喜んだり、仕留めきれずにくやしがったりしていると、横にいた友人が

このゲームを楽しんでいる人間を始めて見た

とあきれていたのをおぼえている。万事がこの調子であり、ぼくは、自分でルールを作ってそれに没頭していれば幸せなのだと思う。

ウォーキングも一人遊び

最近は、近所の公園をウォーキングしており、これにも熱中している。単に歩いているのではなくて、タイムを計っている。

スマホの万歩計で、きっちり7000歩になるようにコースを決めて歩いているんだけど、今のペースだと時速4.0kmで1時間20分かかる。しかし、ゆだんすると3.9kmになってしまい、調子のいい日は4.1kmで歩けることもある。

歩幅は約78cmなので、時速4kmなら1時間で5128歩になるので1歩あたり0.7秒である。時速4.1kmなら5256歩になるので、1歩あたり、0.68秒だ。

時速0.1kmスピードをあげようとすると1歩あたり0.02秒ペースアップしなければならないが、この0.02秒がなかなか大変で、世間では「時速6kmのウォーキング」などと言っているが、そんなのは遠い未来の話だ。

これから3か月かけてなんとか0.02のペースアップを図りたいと思って、コースのあちらこちらで目安になる歩数を測っている。このコーナーを曲がるところで1500歩だとか、水飲み場を通過する時点で4000歩なので、今日はペースが遅いとか、いつもそういうことを考えつつせかせかと歩く。

造園技術

そのうえで、この公園は木々が多くて、その配置が絶妙なのだ。木々というとなんとなく等間隔に植わっているように思うかもしれないが、じっさいは絶妙にタテヨコに配置されており、繁るとじつに「森っぽい」感じになるように考えられたレイアウトになっている。

なのでときどき感心して、思わず立ち止まって写真を撮ったりしてしまうのだが、そんなことをすると時速が落ちるので、慌ててペースを上げたりしている。つまり、一見のんびり散歩しているようで、じつに忙しい。

SNSは他人の評価で決まる

このように一人遊びというのは、他人に評価してもらう必要のない、自己満足の世界である。

一方、noteは、相手に向けてやることだ。人からどれだけ評価されたかで決まるので、あんまり毎日やっていると、ぼくみたいな一人遊び好きのタイプは疲れるというか、まあSNS全般に向いていないのかもしれない。

これを読んでいる人は大半がSNSをやっていると思うけど、ためしに1日休んでみると、ずいぶんこころ穏やかに過ごせるのでおすすめです。

ということなので、noteも無理に毎日書かなくてもイイかなという感じで、これからしばらくは、土日だけ書こうと思っています。

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