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嘘から出たアート🎭

アートとはウソからうまれたものである。
と、言われたらみなさんはどう思いますか?
今回はアートがどのように生まれたのかを考えてみたいと思います!

アートとは想像力であり創造力である

アート作品をみたときに「きれいな場所だな」
「〇〇について描かれているのかな」なんていう感想を持ったりしませんか?なんてことないこの感想が自分だけの「物語」であり、この物語をつくる力が「想像力」であり「創造力」です。

自分のピンチを乗り切るためだったり、大切なだれかを守るためだったりするときに、ウソをつくこともありませんか?
こうしたウソも「想像力」・「創造力」が生み出しています。

これだけだと「だからなんでウソがアートなの?」って感じですよね。
では、なぜウソがアートとなるのかもう少し詳しく説明していきましょう!

なぜ人はウソをつくのか?

それは、脳科学的な観点から見ると、自分では理解できない状況を、なんとかして自分の力で乗り越えるために、人間はウソの話を作り上げるそうです。
つまり、自分のピンチを乗り切るための想像力が、人間にはもともと備わっているということです。
具体的にどんなものがあるか説明していきましょう。


「ソドムとゴモラの破壊」
(1852年、ジョン・マーティン画)

旧約聖書にはこんなエピソードがあります。
ソドムとゴモラという都市の人たちが不道徳な行いをしたせいで、神によって天から硫黄と火が降り注ぎ都市が滅んでいった。という内容が旧約聖書によって語り継がれています。

その都市があったとされる場所に遺跡が残っており、現代の調査の結果、近くで隕石の衝突がありその影響で2000度以上の熱風が降り注ぎ都市が壊滅したのではないかという説があります。

当時の人たちには当然このような科学的な見方ができるわけありません。突然、一つの都市が跡形もなく消えてしまったという事実だけです。とてつもない恐怖と不安に襲われるでしょう。しかし、それがこの街に住む人たちの不道徳のせいで神の裁きにあった、という想像力を働かせてウソの理由を創造することで、他の人たちは自分達は大丈夫であると安心して過ごすことができるわけですね。

一例ではありますがこのようにして、人間が生き延びていくための仕組みとして必要だからこそ、想像力を活用し、ウソを使って物語を創造してきたと考えることができます。

虚構の使い方こそアート

さきほどの話のように、人間は想像力の産物である物語を必要とする生き物なのです。
だから、人間はアートに惹かれていくのかもしれませんね。
つくられた物語が、さらに人々の想像力を刺激し、絵画や文学作品など、様々なアート作品を生み出していく源にもなっていくのではないでしょうか。
宗教に関する絵画ってとっても多いですもんね!
聖書から絵画へ、そして絵画から新たな解釈とされウソから生まれたのかアートがたくさん創造されているといえるのかもしれません!

っということで、アートはウソからうまれるのではないかという内容でした。
人間の想像力ってすごいですよね。アートを創造するのも鑑賞するのも自由に、想像し表現することができるからこそ皆さんにアートを楽しんでもらいまいなと思います!
ぜひ、お近くの人とアートの世界でたくさん想像をふくらませて楽しんでください!


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