ゆる弥

趣味で創作活動をしているおっさんです。 皆さんに共感をえられるような小説を投稿できたら…

ゆる弥

趣味で創作活動をしているおっさんです。 皆さんに共感をえられるような小説を投稿できたらいいなと思っております。 仲良くしていただけたら嬉しいです。

最近の記事

  • 固定された記事

短編小説:サンタが……来た?

「わーい! ホントにサンタさんがゲーム持ってきてくれたぁー! すげー! やったぁー!」  子供が飛び跳ねて喜んでいるのを私は呆然と眺めていた。妻が近付いてきて「あなた、やるじゃない! ヘソクリでもあったのぉ?」すごく嬉しそうで何も言えない。  その問いには「お、おぅ」と答えるしかなかった。なぜこんな反応をしているのかは俺の記憶を見てもらうしかない。  私は精神疾患を患っており、給料が他の人より少ない。生活をするのがやっとだ。もちろん。プレゼントを買う余裕はない。今日も仕

    • 短編小説:強制労働後、至高の一杯

      「パパー? 大掃除するから、まずはお風呂宜しくね? 換気扇と、窓の下と天井とか壁といつも洗えない下のパネル外してお掃除お願いね?」  これは私からすれば強制労働の開始の合図だ。 師走の休みの日。こっちも疲れ果ててようやくの休みの日だというのに困ったものである。しかし、抵抗すれば不機嫌の嵐に見舞われる為返事は決まっている。 「うんー。とりあえずお風呂ねぇ」  とぼとぼと風呂場へ向かい、まずは風呂のエプロンと呼ばれる下の点検用パネルを外す。横になって先にネジを外さなければい

      • おっさんの夢

         おっさんには二年前にできた夢がある。それは『小説家になる』という夢。これは実はすぐに叶った。  今やWeb小説という形で小説を書いて投稿することができる。だから、小説家にはなれた。だけど、そういう事じゃない。本を出したいんだろうなぁ。なんで本を出したいか。Webで満足できないのかという疑問があると思う。  それは、書店に並んだ自分の本を見たい。これが夢になるのかもしれない。それをするにはWeb小説で言ったら賞を取ること。これが書籍化される条件である。他にも沢山読まれてい

        • 【短編小説】サンタクロースから一生分のプレゼント

           華やかな結婚式をしたのはまだ記憶には残っているけど、一年くらい前の事になる。妻となってくれた亜紀とは一緒に住み始めてから衝突することが多くなった。  付き合っている時はそんなことはなかつたのに。同棲してみた方がいいとは友達にも言われたりしたけど、自分達は大丈夫だと勝手に思っていたんだ。    二人とも仕事が忙しくて帰ってくる時間も早かったり遅かったりであまり一緒になることがなかった。一緒になった時は食卓を一緒にすることもあったが、大抵が出来合いのものを買ってきていた。特に

        • 固定された記事

        短編小説:サンタが……来た?

          初めての投稿になります。まずは自己紹介。

           初めまして。ゆる弥と申します。  noteでは初めての投稿になります。別サイトで投稿していたのですがこちらでは短編を主に投稿しようと思い登録しました。  純文学的な物を投稿できればいいなと考えております。今は異世界物やダンジョン物など、Web小説ではライトノベルが主流になっているように思います。  こちらのサイトでは静かな小説のイメージがあったので、落ち着いた作品に出来ればいいなと考えております。  気に入っていただけたら反応を頂けるととても嬉しいです。よろしくお願

          初めての投稿になります。まずは自己紹介。