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良いケアマネの見つけ方 

たまには、本職のことに関連した記事をかいてみる。
3年ほど下書きに眠っていたものを加筆。
春の連続投稿キャンペーンにチャレンジするため。

一般的によく言われている
経験年数が長い人とか
医療系資格(看護師)の人とか
相談援助が基礎資格(社会福祉士)とか
確かに、そういう観点での選び方もあるけれど

そんなことを鵜呑みにしてケアマネの依頼をしても
期待に応えられるとは限らない

そもそも、どういうケアマネが良いのか悪いのか
相性があるし
利用者のスタンスによっても違ってくるから
どんなケアマネがお眼鏡に適うのか
一概には言えない
一発目で良い人に当たったらラッキーくらいな感覚かもしれない

一般的には身内の具合が悪くなったり、心身機能が低下したり
入院して病院から勧められたりして
要介護認定の申請をして
介護サービス利用しなくちゃって時に
さあケアマネ、ってことになる

その地域、市区町村の担当とか地域包括支援センターが
どの程度、関わってくれるかってこともあるけど
親切な行政とか病院は、ケアマネ事業所の紹介をするかもしれないけれど
市区町村によってはリストを渡されるだけで
どこに頼んだらいいのかって途方に暮れたりするかもしれない


ケアマネジャーもいろいろなタイプの人がいて
その力量や考え方は本当に千差万別
しかも、一人の利用者に一人担当するだけだから
利用者側からは比較対象がないので優劣がわかりにくい

全て信用できるわけではないけれど
自分で探す場合には
知人の口コミが一番あてになるかな~
「このケアマネはダメ」って評価のケアマネは選ぶべきでなく
「この人が良かった」って評価は話半分に聞いておくこと
知人・友人に介護関係者がいたら、評判を聞いてみるのが良いと思う。
特に事業所の相談員とか提供責任者みたいな方々は複数のケアマネジャーと接点があるので、良さげな方を教えてくれるはず。

それでも、良いケアマネに当たるか当たらないかは運次第。利用者・家族が主体的にケアマネジャーを選ぶことと、利用者の申し入れで担当の変更は容易にできることを知っておくべき。不誠実だったり、あまりにも力量が足りない、相性が悪い、そういう人に当たったら、速やかに変更してもらうのがベスト。
介護サービスの利用の仕方とか方針などは利用者本位で決めていくことが法的にも定められている。最初から「私に任せなさい」ってケアマネさんはあまり信用しすぎないこと。利用者の自己決定の意識が低めな印象がある。
ケアマネジャーも様々なのであまり頼りすぎない・任せすぎないことが大事って思う。

ケアマネジャーが関わる分野はほとんど、高齢者の行く末をどうしようかってところ。心身状態が急に変化した、最期をどう迎えようか、どんな生活をしたら良いのか、人生の最終局面を決定する時期となる。人生の締めくくりだもの、自分が納得できる選択をした方が良い。ケアマネの選択で失敗して不本意な結末を迎えることのないように、ご家族を含む利用者さん自身でよく考えてどんなことも決めてほしい。

タイトルは「良いケアマネの見つけ方」なんだけれど、介護事業所の関係者の口コミ、以外にノウハウは見つけられなくて期待外れだったかもしれない。いろいろなサイトで書かれてること、あまり当てにできないってことも現場で感じる真実。

基本的には、最初からヒットを狙わずに違うと思ったら勇気を出して変更してもらうこと。利用者が自分の要望を伝た時に、否定が先行したり、感情的だったり、威張ったり、押しつけたりする人はアウトと思う。
そしてもっと期待するなら、介護サービス利用するのにケアマネ通さないで自己作成プランということもできる。利用者さんが賢くなることも介護業界の質の向上に繋がると思う。


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