ようやく休日

2月の末からずっと休日休めず、日々早出に残業続きなのでさすがに疲労が溜まってきている。まだやることが残っているが、今日は身体と精神のメンテナンスに注力することにした。

新居のキッチンで初調理をした。
作ったのは野菜スープで、具は、新玉ねぎと、春キャベツと、人参。次はトマトや大豆の水煮を買ってきて入れてもいいなと思う。次に食べたい気持ちが出てくるのはよいことだ。食欲は生きる気力のかけらであるから。そうだ料理酒とコンソメが切れてしまったので買ってこなければ。そうやって生きるペダルを漕ぐ。

そういえば、ちょうど去年の今時期もポトフを作っていた。
私の場合、休みがなくてくたびれるときに食べたくなるのが具だくさん系の汁物なんだな、と思う。食べたくなるし、疲れていても、汁物ならまぁ作るかと思えて、作れる。
土井善晴の提唱する一汁一菜はまったくそのとおりだと思う。具だくさんの汁物さえあれば私には事足りる。疲れてるとおかずは食べる気がしないし、作る気もしないが、汁物はただ具を適当に切ってポイポイ放り込めばよく、失敗もあまりないうえに食べやすいので、私に優しい。雪平鍋一杯で何食かまかなえるし、好きに作って好みの味にできると自分天才だなと思えて、かんたんに自己肯定感を上げられる。

食事が汁物だけになるときは疲れている証拠で、その汁物も作れないときは、相当疲れているときなのでそういうときは汁物を買ってくる。汁物も食べる気がしないときは、さらに疲れているときで、危険信号。
であるから、汁物は私のバロメータでもあるわけだ。少し前は汁物も食べる気がせず、引っ越しで作れないのもあってジュースやゼリーで過ごしたが、今はなんとか汁物を食べられているので、まぁなんとかやれていると言える。

溜まった洗濯物と、掃除と、荷物の受け取り。それからスーツをクリーニングに出す。晴れているので午後は少し花を見たい。そして風呂に行きたい。夜は好きな音楽でもかけてのんびりする。
そしたら今日は終わる。

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