前回の話はコチラ

『日常が秒で消える』

※ここでの話は、医学素人の自分がお医者さんから聞いたことを自分なりの解釈で書いてます。なので、間違った解釈の可能性もゼロではないのでご理解ください。

この日は前日に受けた、MRIと造影剤を入れてのCTの結果を家族と聞くことになっていた。(造影剤に関してはまた説明します)
自分は入院前、MRIとCTの違いも正直よくわかっていなかった。
実際、世の中の人でこの2つの違いをわかる人はあまりいないのではないかと思う。
しかし、今回、普通の日常からこのような体になってしまう脳梗塞がこんなにも突然に起きることを経験した自分はこれから毎年脳ドックを受けようと誓った。
特にMRIとCTは。

MRIとCTの話はまた今度にしよう。

とりあえず今回は自分の病名と症状を話していこうと思う。

まず、病名はずっと脳梗塞と言っていたが、正式に言うと、
『延髄梗塞』
延髄？どこだそれ？というあなたにほい。

この首と後頭部の間ぐらいのが延髄。
自分はここの血管が元々細く、今回何かしらでそこが傷つき、少し解離、いわゆる裂けて、少し塊ができたと言うことらしい。
この裂けたり詰まったりする部分が脳みそに近いほど、症状が重くなるそうだ。

自分が入院した際の状態を言うと、
・右手が少し痺れてる
・顔、右上部分が感覚が鈍い(温度など)
・あと顔右上部分汗かかなくなった
・血管が裂けてた延髄の部分が動かすと痛い
・それに伴ってちょっと頭痛
・右足が動くは動くが言うこと聞かない(普通に歩けない)

と言った感じ。
え、軽度でこれ？となる。
そう、脳の病気はこれで軽度扱いなのだ。
歩けない時点で本人にとっては普通に重度だ。

8月頭に千鳥のノブさんが『右椎骨動脈解離』という病気で仕事をお休みになったニュースがあったと思う。
リンクはこちら

これはいわゆる血管が裂けたが、自分のように症状が出なかったハイパー早期発見によるものである。
自分もこれぐらいで抑えたかったが、首の痛みがこんなことになるとは思ってなかった。
そう、自分も1ヶ月前に首を痛めたのだ。
最初は寝違えたのかと思っていたが、ずっと痛みは引かなかった。
しかし人間とは厄介なもので、すぐに慣れてしまう生き物だ。
それは神が人間に与えた能力。
しかしその能力は時に良い時もあれば、悪い時もある。
今回は悪かった。
痛みに慣れてしまって、いずれ治るだろうと思っていた。
そしてそのまま、過ごしてきて、今回延髄梗塞という結果を招いた。

皆に言いたい、痛み。特に首の痛み。
これがあったらとにかく病院に行ってMRIでも撮るのだ。
「え、首の痛みだけじゃわからないよー」と言ってるあなた。
気持ちはわかる。
しかし、それでMRIとって何もなければそれでいいじゃないか。
そのあと整形外科に行けば良い。
とにかく首の痛みは脳に関わるということを忘れないでほしい。

あと、併せてここで言いたいことがある。
毎年、会社でありがたくもタダで受けさせてもらえる健康診断。
この際だから言わせてもらう。
あんな少しの血液検査と尿検査、血圧等測って何がわかるんだということ。
いや、健康診断を悪く言ってるのではない。
ただ、あまりにも検査項目が少なすぎる。
逆にあれで異常が見つかった時には確実に手遅れな状態だ。
30歳を超えるとバリウムとかも入ってくるから多少は細かくはなるだろうが、MRIとかCTは基本検査には入ってない。
だから、全人類、特に若者の方々、1年に1回、いや、2年に1回とかでもいい。
金を払ってでもMRIやCTを受けるべきだ。
自分の上司が健康診断でポリープができて騒いでいたが、すまないが脳関係はそんなレベルでは済まない。
日常が秒でなくなる。
それだけは知っておいてほしい。(脅してないけどそれぐらい気にしてほしい)
でも、検査受ける費用が高いんじゃ？
そんなものこの先の人生やりたいことができなくなることを考えれば高いか安いかわかるであろう。

自分の場合は麻痺などはなく、医者からも運動機能はすぐに戻ると思うとのことだった。
しかし、これが入院するタイミングが少し遅かったり、気づくのが遅くて麻痺が残ったりしたらと思うと不安と恐怖で胸がなくなる。
胸が潰れる。
それぐらい今ある日常は貴重で儚いものだと知ってほしい。

そして、今後の治療について。
自分の場合は軽度ということと、血管が細いため、血液をサラサラにする薬で様子を見るしかないらしい。
これが重度とかだと手術とかになるらしい。
そして主治医曰く、3ヶ月経つと症状が固まるらしい。
つまり3ヶ月経って治らないところはおそらく治らないと。
運動機能の方はリハビリで回復するが、顔の感覚などは自然治癒で治るのを待つしかないらしい。
しかし、ここで衝撃の一言を主治医から聞いた。

『一度死んだ脳細胞は元に戻りません』

え？
じゃあ、、、え？

と一瞬なったが、そのあと主治医が
『そうすると、脳が神経を伸ばして新しい脳細胞をつくる』
(ごめん、合ってるかわからないけどこんな感じのことを言ってた)
と言った。
脳やべえな。
そりゃ、アニメのPSYCHO-PASSでも、脳をあーやって集めたくなる気持ちもわかる。
気になる人はぜひアニメを見て。

ただ実際に治るかはわからないと。
個人差が大きく明確にこうとは言えないようだ。
ここからは自分のリハビリと自分の脳を信じるしかない。

とにかく今回言いたいことは

・できれば人間ドック(脳ドック)を毎年受けよう
・首の痛みが出たらすぐに病院に

です。

皆さん、今ある日常は貴重で儚いなので、大事にしてください。

あ、あと！！！！
よく首ゴキをするという人！！！！
まじでやめろ！！！！！
これを見てる人が年上だろうが知らん！！
とにかく首ゴキはやめろ！！！！

次はMRIとかについて書こうかと思います。