見出し画像

ねるねるねるねでおくすりのめたね?#2

誰も見ていないと思うので、音声配信の原稿を書いていきたいと思います!
原稿がなくても配信できるようになるまで続けます!
↓よかったら聴いてくださいhttps://stand.fm/channels/610d516675cffe554586521d

みなさんこんにちは!ゆーすけです。
病院薬剤師として働きながら3人の子どもの子育てをしているパパ薬剤師です。子育ての話や薬の話を中心にときどきweb3について、忙しいパパやママ・薬剤師に広めるために発信していきます!

今回はちょっと個人的に気になったものがありまして、その話をしようかなと思うんですが、、、みなさん「ねるねるねるね」っていうお菓子、知ってると思うんですけど、あれの服薬補助の商品っていうのが出てるんですよ。子どもの服薬補助の商品としては、「おくすり飲めたね」っていうのが有名だと思うんですけど、あれみたいなやつですね。

結構話題になってるので、もうご存知の方もいらっしゃると思うんですけど、これは小さい子どもをもつパパとしても、そして小児科病棟も担当している薬剤師としてもチェックしておかないといけないなと思って、ちょっと調べたり、実際に買って食べたりしてみたので、パパであり薬剤師である僕の目線からみてどう思ったのかとかその辺りを話したいなと思います。別に販売会社の回し者でもなんでもないので正直な感想を話します。

「ねるねるねるね」は、僕も子どもの頃によく食べてたんですけど、袋を開けると中にプラスチックのトレーと粉が入った袋が入ってて、まず1番の粉と水をトレーに入れて混ぜて、そこに2番の粉を入れて混ぜると色が変わってふくらむっていう、こう自分で作って楽しんで食べるっていう知育菓子です。僕はあのトレーの端についてる水を入れるためのカップみたいなのがうまく外せなくて、いつも水が漏れていた記憶があります(笑)
最近は食べてないので、最近のものはもうその辺り改良されてるかもしれませんが、、、まぁそんなどうでもいい話は置いといて本題にいきます!

「ねるねるねるね」を作っているクラシエフーズという会社が、薬が苦手な子どものために作った「おくすりパクッとねるねる」という名前の商品なんですが、簡単に言うと「ねるねるねるね」にお薬を混ぜて、お菓子感覚で飲ませることができるといった商品です。

調べてみると、この商品の開発のきっかけになったのは、子どもにお薬を飲ませる時に「ねるねるねるね」を使っているという医者の声があったことらしいです。へぇーっていう感じですよね。なんかダメそうですけどね(笑)
化学反応がすごい起こってそうで、、、お薬の効果に影響が出そうな気がしちゃいますが、、、もちろんこの「おくすりパクッとねるねる」という商品に関しては、服薬補助食品として開発されていて、開発には薬剤師も関わっているそうで、服用時に薬の効果を損なわないことを確認する試験が行われていて、問題のない設計になっているとされています。対象年齢は1歳以上で、基本的には粉薬に対応している商品になっています。

通常の「ねるねるねるね」との違いですが、まずは酸味(すっぱさ)を極力落としているというところです。これはお薬との飲み合わせが悪くならないように考慮されています。実際の味なんかはまた後で話したいなと思います。

もう一つは、アレルギー物質を使用していないというところです。これは知らなかったんですけど、通常の「ねるねるねるね」には卵白が使用されていて、卵アレルギーがあると食べられないんですね。その点この商品はアレルゲンフリーなので多くの子どもに使える設計になっています。

その他の違いについては、この後実際に購入して食べてみた感想のところで話したいなと思います。今はまだテスト販売の段階で、どこでも買える訳じゃないんですが、ツルハグループの店舗などで販売されているようです。

・・・ということでとにかく実際に購入してみました。
まず袋を開けると、トレーとスプーンが1個ずつと、「ねるねるのもと」が6袋入ってました。味はメロンソーダ味とイチゴ味がそれぞれ3袋ずつ入っていて、合計で6回分使用できる感じになってます。値段は486円で、「おくすり飲めたね」の個包装タイプと比べてもちょっと高いです。

作り方に関しては基本的には同じなんですが、「1番の粉」と「2番の粉」を混ぜて作るという通常の商品とは違って、「ねるねるのもと」と書かれた粉1袋と水を入れて混ぜたらできあがりという簡単な仕様になってました。混ぜたら色が変わるという部分の楽しさは減りますが、病気の時とかにやるにはこれで十分というか、こっちの方が良いのかなと思いました。

できあがりのふわふわ感は通常のものと同じ感じで、量自体は少なく設計されています。付属のスプーンですくって3杯分ぐらいという感じです。味は・・・「ねるねるねるね」です(笑) まぁ普通に美味しいです!
粉薬をコーティングする+口の中で広がるのを抑えてくれて、苦味が和らぎそうな感じはしました。

もともと子どもが「ねるねるねるね」が好きで、自分で作って楽しめる元気もあれば使えるかもしれないなぁーという感じですかね。もともと粉を入れるという作業があるので、粉薬を混ぜることに違和感がないというところは利点だと思います。粉薬を子どもに飲ませる方法の1つに、少量の水でお団子状にする方法があると思うんですけど、あれがけっこう水の量の加減とかが難しいので、このねるねるなら気にせず粉薬をただ混ぜ込めばお団子状になるのでそこも良いところかもしれません。

まだ自分で食べただけで、実際に自分の子どもで試した訳ではないのではっきりは言えませんが、もちろん子どもが自分で作って楽しみながら服薬できるというこの商品ならではの強みはあると思うんですけど、例えば毎日飲まないといけないような薬とかで使うとなるとコスト面とか手間だったり、いずれこどもが飽きるなどの問題があるかなと思いました。ただ、賞味期限内なら置いておけますし、使わなくて期限が切れそうになったら普通にお菓子として食べてもまぁ美味しいので、最終的な感想としては、単発で子どもがどうしても粉薬を飲んでくれない場合の選択肢の一つとして、買って置いておくのはいいのかなと思いました。

あとちょっとしたことですが、粉が6回分に入っているのに対して、トレーとスプーンは1個ずつなので、毎回洗って乾かすのが若干面倒だと感じました。やってみた感じ、水の量さえ間違えなければ、別に適当なお皿とスプーンでも大丈夫だと思います。本格的に販売されるのであればトレーはかさばるだけなので個人的には要らないと思います。冒頭で話した水を入れるためのカップは僕が知ってる三角のものではなく、スプーンのような形のものになっていて、失敗せずに外せました!(笑)

ちなみに置かれているのはお菓子売り場ではなく、服薬補助食品の売り場なので、買いに行かれる方は「おくすり飲めたね」の近くを探してください。結構話題にはなっていて、手に入りにくい状況みたいですが、まだテスト販売の段階なので、テストで終わってしまうかもしれませんし、もし本格的に販売となれば手に入れることができると思いますので、高額で転売されているものなどを買う必要はないです。

そして、欲しいけど手に入らないからといって通常の「ねるねるねるね」で代用するのはおすすめしません。通常のものはあくまでもお菓子で、薬と混ぜられることを想定されていないので、薬の効果が損なわれる可能性があります。せっかく飲めても薬の効果が損なわれてしまうと意味がないので、代用はしないでください。

これは余談ですが、今回いろいろ調べている中で「大人のねるねるねるね」っていう商品があることを知りまして、機会があれば今度買ってみたいなと思ってます。響きが若干卑猥なんですが、、、(笑) 同じクラシエフーズから発売されているちゃんとしたお菓子ですので、よかったらチェックしてみてください。くれぐれもクラシエフーズの回し者ではありません!笑

今回は「ねるねるねるね」の服薬補助版の商品について、パパ薬剤師の目線からいろいろとお話させていただきました。少しでも参考になれば幸いです。

幸い我が子は薬を嫌がるということがほぼなくて、別に薬剤師だからって何かすごい技を使って飲ませてるとかでもないんですけど、一つ理由かなと思うのは、いつも行ってる薬局が置いてくれてる薬がたぶん飲みやすいんだと思います。かかりつけの小児科の門前の薬局でいつも薬をもらうんですけど、小児科の門前だけあって、子どもが飲みやすい剤型だったり味の薬を置いてくれてるんだと思います。自分が子ども頃に飲んでた薬とくらべてはるかにいい匂いとか味がするので、きっと見えない努力をされてるんだろうなと思います。それで助かっているパパやママはたくさんいると思うので、改めて薬局薬剤師!尊敬です!

何とか今のところ1週間に1回以上のペースで配信ができています!前回の放送にもいいねやコメントをたくさんいただいて、本当に励みになってます!ありがとうございます!

そろそろ次回あたりで、web3とかNFTの話をできたらなと思ってます。できるだけわかりやすく話そうと思っているので、よかったら聴いてください。それでは、今回も聴いていただいてありがとうございました!また次回も聴いていただけると嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?