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ガスオーブンで焼く自家製ピザ

我が家にあるガスオーブンはなかなかの優れものだ。

7年前、中古住宅を買って一部リフォームした。この家を買うことに決めたときは、こんなに良いガスオーブンがあるとは想像だにしなかった。うれしい誤算のひとつだ。

そんな我が家で、数年前に太陽光発電を導入した。

太陽光発電を導入したら全部電化した方が経済的なメリットがある。そんなことはわかりきっていたのだけど、あえてガスを残した。その理由は、このオーブンがあったから。電気オーブンの火力ではまだまだ物足りない。

実はそのガスオーブン、コンロと一体化したつくりになっている。このコンロのツマミ部分が壊れてしまい、3つのうちのひとつが使えない状態になってしまった。で、何度もツマミの修理や交換をハウスメーカーに相談していたのだけど、古いモデルなので単純な修理ができないらしい。

仕方がなくコンロを更新することにした。すると自動的にコンロと一体化しているオーブンまで更新することになった。ガスをやめてすべて電化する選択肢もあったのだけど、ガスオーブンの火力をあきらめきれずにガスコンロとオーブンを継続することにした。

この大活躍のオーブン、なんといっても本領を発揮するのはピザだ。ものの数分で美味しいピザが焼き上がるので、この7年間重宝した。コンロとオーブンの交換は来週。次に来るガスオーブンの性能にはそれなりに期待しているけれど、いままで頑張ってくれたこのオーブンを最後まで活用したい。だから、このガスオーブンでは最後になるピザを焼くことにした。

◆◇◆

今回の自家製ピザのレシピはこちら。

材料(4人分:大型2枚分)
 薄力粉:200グラム
 強力粉:50グラム
 ドライイースト:2.8グラム
 水:180ml
 バター:15グラム
 スキムミルク:6グラム
 砂糖:8.5グラム
 塩:5グラム
 ピザソース(トマトベース):適量
 ズッキーニ:半分
 玉ねぎ:1/4個
 サラミ:スライスしたものを少々
 ブラックオリーブ:適量
 アンチョビソース:適量
 チーズ(ピザ用):適量

下ごしらえ1:ピザ生地をつくる。薄力粉200対強力粉50の配合にするのが、我が家のスタイル。水、砂糖、塩、バター、ドライイーストはホームベーカリーのレシピどおり。ホームベーカリーのレシピでは強力粉のみなのだけど、我が家ではこの配合にしている。これをホームべーカリーでこねて、布巾をかけて20分ほどねかせる。だいたい1.5〜2倍ぐらいに膨らむのが理想。これは室温などに左右されるのでなんとも言えないのだけど、季節によってはレンジの発酵機能をつかう。下の写真は生地をねかせているところ。名古屋に住んでいたころの手ぬぐいが大活躍している(覚王山は名古屋市千種区の地名)。

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下ごしらえ2:野菜を切る。玉ねぎはスライス。ズッキーニは輪切りに。

手順1:輪切りのズッキーニを炒める。好みでガーリックといっしょに。

手順2:生地ができたら綿棒で平たくのばす。合計250グラムの小麦粉だと、ふたつにわけるとちょうど良い。オーブン用にベーキングペーパーの上に乗せて伸ばす。平たくのばしたら、フォークでたたいていっぱい穴をあける。

手順3:ピザソースを生地に塗る。ピザソースといっても、じつは市販のパスタ用のもの。もちろんトマトからつくっても良いとは思うけど、我が家ではこれをつかっている。

手順4:玉ねぎスライス、ズッキーニ、ブラックオリーブの順にトッピング。ブラックオリーブも市販の瓶詰めのもの。種ぬきが好ましい。

手順5:さらにサラミとチーズをトッピング。サラミは大きめのものを買ってきてスライス。我が家では、スライスしたサラミをそのまま冷凍してピザ用のストックをつくっている。

手順6:290℃に予熱したオーブンを余裕をもって10分間に設定。ほかのレシピだとだいたい200℃までで、もっと長時間かける内容が多いみたいだけど、この高温・短時間がポイント。ガスオーブンの本領発揮だ。大型のオーブンなので2段同時に焼けるのもありがたい。

手順7:オーブンの窓から様子を見つつ(今回の見出し画像)、溶けたチーズに焼き色がつき始めたら開けて様子見。だいたい5分程度。

手順8:ベーキングペーパーごとお皿にうつしてナイフで切る。好みでさらに味付け。我が家では、わたしだけがアンチョビをトッピングしたりすることが多い。今回のレシピのアンチョビソースはそれ用。食卓に並べてできあがり。

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トッピングは毎回ちょっとずつ違う。ほかによくつかうのはピーマン。エリンギやマッシュルームなどのキノコも多い。ブロッコリーやアスパラガスも美味しいけど、厚みのあるものは焦げやすいので注意が必要だ。

たまたま冷蔵庫にあったものということで、今回はズッキーニをつかった。このズッキーニやナスはそのままだと生っぽくなるので、オリーブオイルで炒めておくのがポイント。

普通はピザといえば円形だけど、いつの間にか我が家のピザは四角くなった。オーブンのトレイいっぱいに置きたいので、この形が好都合なのだ。

丸くないピザといえば、数年前にニューヨークのイタリア料理店で食べたピザを思い出す。細長い楕円形で、ゾーンごとにトッピングがわかれている。

下の写真で、わたしの前に伸びているのがそのピザ。個性的な見た目が楽しいけれど、味も抜群によかった。トッピングの素材のバリエーションとコンビネーションを楽しみながら食べるピザ。食の醍醐味。

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さすがに我が家のガスオーブンでもこの大きさは焼けない。しかし2段を同時に焼けるので、それを並べればこれが実現できそうだ。見た目のインパクトがあって楽しい。新調したガスオーブンに慣れたらトライしたい。

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