【048】我が家に女の子がやって来た日のこと
『深澤さん良かったですね、女の子ですよ』
もう、10年ほど前のことになるけど、その瞬間の高鳴りは今でも鮮明に覚えてる。
我が家に待望の女の子が生まれた日。
有り難いことに子宝に恵まれ、長男から四男まで男、男、男、さらに男の兄弟だった我が家の子供たち。
どの子もかわいくて、それぞれに個性があって大好きだ。
ただ、女の子が生まれない。
次男のときまで予め聞いていた性別も途中からは聞かないようにしていた気がする。
(嫁さんは聞いていたかもだけど…。若しくは感覚的にわかってたかも)
女の子の名前の候補はしっかりとあったけど、出番が来ないままだった。
諦めてたところもあったね、さすがに女の子は。
その瞬間が来るときまで、私も嫁さんも『また男の子じゃないかな…』ぐらいな期待度だったかな。
それがあの言葉が飛び込んで来たからびっくり。喜びより、驚き。たまげたよ。
二度見しちゃったね。立ち会いは毎回してたけど、そのときばかりは。
でね、次の瞬間『絶対に嫁には出さん』と心に誓った。
ネタじゃなくて、いやこれはマジで思ったね。
結婚式のお仕事してたのにね。失格だ。
もうね、まったく別の生き物。
かわいくてかわいくて仕方ないんですね。
親バカレベルが急上昇したよ。
語り口調がセルジオ越後みたいになってきた。
ただ、初めての子供と違い、既に敷かれたレールのような生活の中にいたものだから、成長を噛みしめることもしっかり出来ないまま、娘は揉まれる様に成長して行った。
言葉を覚えたのも、歩き出したのも早かったし、本当に毎日兄さんたちから可愛がられて育った。
(今では兄達を呼び捨てにする強者に成長しておりますが…)
保育園も早くから入れたので、あまりしっかり成長を見ていれなかったのは私自身の後悔でもある。本当にゆっくり成長してくれないものかと願ったものだ。
入園はまだ0歳のときだった。さすがにまだ早いだろとちょっと揉めた記憶がありますね。黄昏の娘の写真を見ると切なくも見える。
つい先日のこと。
ふいに自宅にTELしたとき『もしもしぃ』って出る娘の声には今でもふにゃって萌えてしまった。くそう!かわいいぜ!親バカはそれでいいのだ。
しかしながら、今となってはあまり2人きりで出かけるなんてめっきり減ったけど、たまにつなぐ手は嬉しかったりする。
今のうちに感触覚えておこうって本当に思う。
一度繋がなくなった手を、再び繋ぐのはヴァージンロードを一緒に歩くときだなんて聞く。
いや、自分でもお客様に言ってた。嗚呼、なんて悲しいんだ。
生まれた瞬間には絶対に嫁には出さんと決意した私も、最近じゃギター片手に結婚式ではむせび泣きながら弾き語りでもしてやろうと心変わりをし始めている。…気が早いが。
我が家のラストを飾る、この子が成人を向かえるまで10年くらい。18歳で成人となるから本当に早くなってしまった。
その頃には私は50歳か。
なんとか彼女の人生をしっかりと歩むための後押しをして、道筋を一緒に創っていきたい。
これから先の成長はしっかりと見つめて、見逃さないようにしよう。
お父さん嫌いって言われないように、いい距離感を保とう。これ必須。
なんだかんだ言っても、見知らぬ男を連れて来た時には悲しくて震えてしまいそうだ。考えないようにしよう。今はまだ大丈夫だ。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。親バカ日誌でしたね。
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※今回のサムネイルの写真は㈱ファーストブレイクの宮崎社長の撮影したものを使用させて頂きました。宮崎社長ありがとうございました。
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