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転がり続け

思えば遠くへ来たもんだ。読書、ラジオ、音楽、映画、どれも1人でできてしまうことだらけだ。たった今、近藤康太郎の百冊で耕すを読んでいるところだ。

孤独であることの強さを全面、真正面から肯定してくれている。

自分もそうだったのかもしれない。

楽しいから、面白いから、知らずに没頭してきた。

誰かにこの面白さを知って欲しい、そう思うけど伝わらない。当たり前と言えば当たり前だ。すぐに伝わるわけじゃない。そうやって受け入れていく。

相手を知るためにはまず己から。そういった類のコトバをよく目にするが、案外に的を得ている。たった今、実感している最中だ。

みな、その瞬間瞬間、自分自身の思い込みで生きている。

これが、今が、最高だ。そう信じきって生きていかなければ正気を保てない。やってられない。

それも外に照準を合わせたやり方だ。比較対象が有るからそう思うのだ。思わずにはいられないんだ。

だから対象のない世界に潜り込んでしまえばイイ、それがこの本、近藤さんの見解だ。

視えるのはくうはく、何もない。あったとしても、それは色を塗った自分自身の手と、すぐに消えていく「今」があるだけ。

次の瞬間には白紙に戻っている。

きっと非常に面倒くさい行為かもしれない。一体全体、オレは何をしているんだろう、そう錯覚を覚えるかもしれない。

ただ、それが正しい在り方だ。今の自分自身にそれで正しいと言い聞かせる、自分自身で。一つ一つに決着をつけていく。

それはヒドく痛みを伴う時もあれば、最高にハイな瞬間もある。それでもひたすらジャッジを下し続ける。

最高に狂った活動であり、快感を覚える技なのかもしれない。
本を読むとはそういうこと。

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