ケーキはアートだ
明日、いやもう今日のケーキをほぼ作りました。朝、仕上げて写真を撮ろうと思います。写真は以前作ったもので今回、同じものを作っています。
ケーキはアート。
あなた、いつからアーティストでしたっけ?
最近作り始めの素人がプロ気取りか!
と自分にツッコミは十分入れてます。勘違いはしてません。ただ、アートの感覚が少しだけわかってきました。
ケーキは同じレシピで何回つくっても同じものができません。その日の天候、仕入れた材料、自分の体調、誰のために、様々な要素で変わります。
私はプロのパティシエではないですし、そこを目指してるわけでもありません。誰かと勝負するようなそんなケーキを作りたいわけでもありません。
ケーキは食べた後、形がなくなります。絵のように形にはならない。写真は撮るけど、もう触る事が出来ない1回しか作れないもの。
私の人生のその日しかない1日のなかで、1回しか存在しないものを作っている事に気付いたんです。
これってアートですよね?
そして自分一人で食べるわけではないのです。今日食べて頂ける方達は私にとって大事な人達で、何度か食べてもらっています。
でも、いつも毎回、同じ人ではないのです。誰かが来れなかったり、知人を連れてきていたり。
そして食べて頂いてる方々もそれぞれの大事な人生の1日の中で、私の作ったケーキを食べている。
そう考えるとケーキはとっても意味のある存在なのだと思えたのです。
社内カフェでケーキを出すことを考えた時、
来てくれた人の良かった事の一つになれば嬉しいな
と思っていました。今もその気持ちは変わらないです。
ケーキは形は無くなるけど、みんなの味覚の記憶、そしてそれをみんなで食べた記憶、美味しかったという記憶、楽しかったという記憶、たくさん話した楽しい1日だったという記憶…もう何でもいいんです。
その日、私という存在、そして私が作り出すものが誰かの何かになっていた、それだけでステキな人生だったと思える気がするのです。
少し疲れたせいか、ロマンチストな内容となってしまいました。
今日はどんな1日になるのだろうか、楽しみです。
読んで頂きありがとうございました。
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