カンボジア日記第159号(読書記録:はじめての哲学的思考)
សួស្តី!
友人から頂いた本を読了しました。
自分では手に取らないような本を読むことができたのでとても新鮮でした。
なぜ人を殺してはならないの?
生きる意味とは何だろう?
人生の問いから社会の難問まで力強く「解き明かす」哲学の考え方について記されています。
この世に絶対の"心理"なんてものはなく、いっさいは僕たち自身の"確信"や"信憑"であるということ。
だから私たちはお互いの"確信"や"信憑"を投げかけあって相手を言い負かすのではなく、"共通理解"を見出そうとする必要があること。
私たちは世界を欲望や関心に応じて認識していること。
客観的な善人や悪人はこの世にはおらず、自分の欲求や関心ゆえに善人や悪人と人は認識していること。
不幸の本質は、欲望と能力のギャップにあるということ。
しかし、その欲望が自分の世界に彩りを与えてくれること。
よい思考はシンプルであること。
など考えさせられることがたくさん記述してありました。
特に客観的な善人も悪人もいないというところで、自分と考えが近い人を善人というように私自身感じてしまっているところが多々あると思うので、この視点を常に持ちながら普段の活動や指導に活かしていきたいと思います。
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