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独立半年を経て、生存戦略について考えていること

私は今回、”熊本に生活の拠点を置くこと”、そして、”組織開発の仕事をすること”、キャリアとライフの両方を実現させながら生計を立てるということにチャレンジしています。

幸い、助けてくださる方がいて、この半年間を過ごせているのですが、   今後も続けられるよう安定した経営の形にしていくことが必要です。

ただ、私の場合、経営といっても一般的な会社のいわゆる成長戦略というのとは遠く、むしろ生存戦略という言葉がしっくりきます。

経済合理性だけを考えると、別の仕事をする方が稼げるかもしれないですし、東京にいる方が効率的だと考えられます。(そもそも独立しなくてもいいとも言えます)

ただ、先の2つの条件を動かせない所与のものとして、そこから考えるということは、制約にもなる一方で、もしかしたら、強みにつなげることもできるかもしれないと思い始めています。

そう考えているときに、ふと思い出したのが、以前読んだ「ナリワイをつくる」という本でした。

この本は、まさに今の私の生存戦略を考えるヒントになります。

この本の著者の伊藤さんは、
「仕事も、ほしい物も、自分でつくるのはおもしろい」
と主張されています。

彼は、周囲が困っていることや楽しいと思えるようなちょっとしたことで、月3万円程度の収入になるような仕事(著者はナリワイと表現しています)を生み出し、それを複数持つことで、生活に必要な収入を得るという生き方を実践されています。

それは、自分のリソースを活かして、ニッチな領域で価値を発揮しようということですし、単に複数の副業を組み合わせて生活を安定させようという趣旨ではなく、工夫して生み出した仕事は、誰かの用意したサービスを消費する、誰かに指示された仕事をこなすというものとは違う充実感と豊かさがあるという主張が込められています。

この視点を私の仕事にも持ち込むことができるとすると、私も仕事のポートフォリオを熊本と東京に分散させ、相互の知見を還流させることで、自らの独自性をつくることもできうるし、提供できる仕事の質を上げることにもつなげることができるのではと考えています。

また、そうして独自性を築くことができると、当然、楽しさややりがいにも還元させていくこともできるのではないかと期待しています。

もちろん、現在は、目の前の短期的な売上を追いかけ、生活をつくりながらではありますが、同時に中長期に自分の中で戦略的に強みをつくるという視点を持ち、自己投資しながら理想に近づけていくということを必要な観点として持っていたいと思っています。

まだまだ、思考中のことではありますが、引き続き、試行錯誤して頑張っていきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

2023/4/30 VOL149                                                                                     sakaguchi yuto

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