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コロナの状況でこそ、本業を磨くことが大事だと思う


今年最後のnoteです。年末を迎え、皆様お忙しくされていることと思います。

今年の漢字は「密」だということですが、コロナ対応に追われているうちにあっという間に一年が過ぎたという感想をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

私の知人にスーパーマーケットで販売員をしている20代の女性がいます。
お店はコロナの影響で大きく売り上げが減って苦しい状況にあるようです。

少しでもコストを抑えたいということで社員の残業は厳しく抑制されており、そのため、この女性の給与も手取りで数万円減少してしまっているそうです。

ご存知のように、業界自体の給与水準は高くありません。
まだ若いこともあり、この女性はこれまでも20万ない手取りでやりくりをしていたのですが、そこから更に数万円減ったことで、本当に生活が苦しくなっているそうです。

これが一時的なものであればよいのですが、もうすぐ1年が経ちます。
今後も収束が見えないという状況に、女性はじわじわと心が折れ、
今は転職を真剣に検討しているということでした。

この話を聴いて、私は苦しい気持ちになりました。
誰が悪いわけではないですし、私にできることが見つからず、
気持ちのやり場がない複雑な思いがしました。

このような異常事態が起きた時にも、
揺るがない経営には何が必要だろうかと考えさせられます。

コロナを機にオンライン会議システムが急速に普及し、
youtubeやオンラインセミナーなどの案内が多数届くようになりました。

仕事に関連する人材育成関連の情報をチェックしていますが、
正直、毎日多くの案内が届き、興味のあるものをすべて目を通していたら、
それだけで一日が終わってしまうくらいです。

そんな情報の洪水の中で、どの情報、サービスなら目を通すのかということは、もはや、小手先の広告や、マーケティングの巧拙ではなくなってきているように感じます。

・この人とは長い関係性があり、人柄が信頼できる
・この人の言うことはいつも深い洞察があり、興味深い

というように、情報が増えるほど、誰が発信しているかをチェックし、
その情報を観るかどうかを選択している面があると思います。

そうなってくると、結局とってつけたような仕組みやマーケティングでは
どうしようもありません。


変わらず提供しているその商品、サービスに一貫性があり、その商品を
ずっと磨き続け、本物の価値あるものにしているかどうかということで
お客さんがついてくれるかどうかが決まるように思います。

景気が悪くなると新しいことを次々と探すところもありますが、
普段から正当な評価を得て、高品質のものを高単価でちゃんと販売できているのであれば、異常事態にあっても、というより異常事態においても底堅く売上を維持することができ、社員も安心して働くことができるのではないかと思いました。

コロナで変化した環境の中だからこそ、改めて自分は、自分の磨き続けたいものは何かということをを考え、ブレずにいつも追求していきたいと思います。

また来月もよろしくお願いいたします。

VOL122  2020/12/20                                                                                        sakaguchi yuto                      

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