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クラスメイトが同居人に

僕はここ2年間、3人の友人とシェアハウスで生活をした。

シェアハウスを始めたのは2019年の4月から。生まれてから20歳まで実家で過ごし、大学の編入を機に寮生活を開始、その後友人からの誘いがあり共に生活をしていた。

同居人となったのは3人のクラスメイト。初めのうちは、ギスギスしたらどうしようという心配もあったが、杞憂に終わり、男くさくも実りある二年間を送ることができた。

うまくやっていけたのは、以下の2つのことが身についたからだと思う。

まずは「みんなで勝つ」を考える

グループで活動する上で効率的且つ平和なのは、協力して全体のパイを増やすことだった。もし、個人のパイを増やすことに必死になると、そのしわ寄せが他の誰かにやってくる。誰かが自分優先に物事を進めると、ギスギスしたシェアハウスの出来上がりだ。取れる選択はwin-winのみ。 win-win or die的な。

具体的には、周りにgiveし、giveされたら感謝するとよい。このハッピーセットが揃っていれば、与えた側も与えられた側もハッピーになれる。giveは善行であれば、どんな些細なことでもいい。ご飯を作ってあげてもいいし、ゴミ捨てでもいい。1分もかからないことをするだけで幸福度は爆上がりだ。いっそのこと、シェアハウスはgiveし放題の場所だと思っちゃえばいい。

ただ、感謝や見返りは求めてはいけない。リターンを期待して行動して見返りがないとフラストレーションが溜まる。それに、周りは自分の気づかないところでgiveしてくれていることが多い。

どうしても気になる場合は、期待度を下げてみるといい。見返りを求めることもすくなくなるし、周りが行動を起こしてくれたら御の字と思えるようになってくる。

自分の当たり前を知る。それを周りに当てはめない。

人はそれぞれ偏った基準や当たり前を持っている。「自分の常識は他人の非常識」とはよく言ったもので、自分と周りの人間の当たり前が同じであることはほとんどない。それぞれの基準を知り、そのズレをどうやって埋めるか考えるのが重要になる。

例を挙げるなら掃除。適当に済ませちゃう人が掃除をしても、気になる人は埃や汚れが目につき、再度同じ箇所を掃除することになる。こだわりが強いと、自分が納得いく状態に達しなければモヤモヤしてしまう。であれば、みんなの基準を一定まで上げるか、こだわりの強い人が率先してその領域を管理するのがいい。

結局、特別なことは何もなかった。対人関係で必要なことが共同生活でもできていれば上手くいった。今後、家族以外の人と生活を始める機会があっても幸福度高く過ごせるんじゃないかと自信があったりもする。他にも大事なことがあると思う方は是非教えてほしい。

P.S.
共同生活は一人でやろうとおもってもできるものではないし、大変なことも多い。だがそれ以上に得られるものは多い。当たり前のことをやれば、生活はうまく回っていくのでやってみるだけの価値はあると思う。

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