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バリ島で学んだLife tips③ 都会では忘れがちな3つの「繋がり」とは?

こんにちは。
夫と旅をしながら、水彩アート・絵本を創作しているyuucoです。

今回は、インドネシア・バリ島に訪れています。バリ島には人生を健康に豊かに生きるためのヒントが溢れています!

突然ですが、皆さんは普段どれくらい人と会話する機会がありますか?

リモートワークが増えたり、コンビニではセルフレジで会計を済ませたり、レストランでスマホから注文できたりと、もしかすると一言も話さなくても生活できるようになってきていますよね!

人と話さなくてもいいのは楽かもしれないけれど、一方で、孤独を感じてしまいやすい世の中でもあります。

安心感があって、生きやすい社会ってどんな社会だろう?

今回は、バリ島の地元の人が多いウブドという街で、そのヒントになるような3つの「繋がり」を見つけたので、シェアしてみたいと思います!


ローカルマーケットで見た生産者との繋がり


今回宿泊したエアビーのホストのPutuさんが、地元のローカルマーケットに連れて行ってくれました。

Putuさんは、笑顔が素敵な明るい女性で、30代の息子さんと20代の娘さんがいらっしゃいます。

当日、朝6時には出発するということで、まだ暗い中ベッドから出ました。ヘルメッドを被って、Putuさんが運転するバイクの後ろにまたがります。怖かったので、Putuさんのお腹に手を回して、がっちり掴まっちゃいました。笑

ちなみに、バリの交通事情は日本とは全然違います。ローカルの人も観光客もスクーターに乗ってびゅんびゅん走っていて、二人乗りや三人乗りをよく見ます。歩道を歩くときは、気をつけないとスクーターが横道から飛び出してきますし、道にはよく穴があります。横断歩道がないので、道を渡りたい時は、慎重に行くか、時には強引に行くしかありません。。! 

少しずつ明るくなり始めた空の下、バイクで風を切ることほんの5分、無事にローカルマーケットに到着しました。

Putuさんの後ろについて建物の地下に降りていくと、そこには驚くほど広い空間が広がっていました。何列にも分かれて、売り場がずらーっと並んでいます。

色々な野菜やフルーツがかごいっぱいに入って置かれています。

スーパーの一つ一つの売り場に生産者さんが立っているイメージです👩‍🌾
それにしても、八百屋さんだけでいくつあるんだろう?!

おつりを渡し忘れちゃう、ちょっとのんびりした農家さん😂
干物・調味料やさん。いい出汁が取れそう♪
1個10円のおやつ屋さん。おじさんが手を振ってくれました🤗


Putuさんがお買い物をする様子を見ていると、売り場の人に質問をしながら、買うものを決めていきます。量り売りだったら、理科で習うような天秤と分銅を使って重さを測って、電卓で値段を計算するので、ちょっと時間がかかります。しかもカードは使えないようで、現金のやりとりです。
(でも、お得な値段で買えるそう♪)

買い物リストを片手に、野菜を選ぶプトゥさん
お魚屋さん🐟
お肉屋さん🥩必要な大きさに切ってくれます。

生産者さんから、直接新鮮な食材を買えるっていいですよね!

自分が食べる野菜やお肉は、誰が育ててくれたのか知ることができたら、安心して食べられます。食材を無駄にしないことにもつながりそう。

そして何より、マーケットはあちこちで色々なやりとりが繰り広げられていて、目が覚めるような活気に溢れていました。今日のおすすめを聞いたり、交渉してみたり、ご近所さんと遭遇して言葉を交わしたり。そんなお買い物も楽しそうですよね!

ご近所さんとの繋がり

買い物を終えてバイクまで戻ってくると、たまたま向こうからやってきた女性はPutuさんのご近所さんだったようです。なにやら真剣に、楽しそうに、スモールトークをしていました。私を見て、にっこり笑ってくれました😄

大きく膨らんだ買い物バッグを積んで、安全運転で帰ってくると、お家の外では、Putuさんの旦那さんが赤ちゃんを抱っこしていました。そして、ご近所さんのおばあちゃんが遊びにきていました。赤ちゃんはその方のお孫さんのようです。

幸せそうにその赤ちゃんを可愛がる三人を見ていて、ほっこりしました😊 朝の少しの時間だけで、Putuさんとご近所さんとの素敵な関係性が垣間見えたのでした。

もちろん、世代的なことやPutuさんのお人柄もあると思いますが、東京では、ご近所さんの繋がりをもつこともなかなか難しいですよね。誰が隣に住んでいるか知らないこともよくあるかと思います。

こんな風に、会った時には気さくにおしゃべりしたり、一緒に赤ちゃんを可愛がったり。シンプルでいいから、お互いに心を開いて、笑顔を向けて、優しい繋がりを持つことができたらいいなぁと思いました。

マーケットで買ってきたフルーツとおやつを少し分けてくれたPutuさん。どこまでも優しくて私にも愛情を分けてくれました。

ご先祖様との繋がり

バリの方達は本当にヒンドゥー教の信仰が篤くて、それぞれのお家に必ず ご先祖様を祀る ”Family Temple” があるそうです。毎日お供え物をします。

私たちのエアビーの屋上にも石塔があって、お供え物がしてありました。

当たり前だけれど、私の命が生まれるまで、お父さんとお母さん、そのお父さんとお母さん(祖父母)が4人、そのまたお父さんとお母さん(曽祖父母)が8人、そのまたお父さんとお母さん(高祖父母)が16人、と多くの人たちの存在があります。でも、現代社会では、ご先祖様との繋がりを思い出す機会も減って、「今・ここ」を生きる自分だけに焦点を当ててしまいがちです。

それぞれの時代を生きて、命のバトンをつなげてくれたご先祖様の存在に毎日感謝して、捧げ物をする。そんな時間を持つことが、今日を丁寧に生きるためのヒントになるかもしれないと思いました。

ここまで色々とご紹介してきましたが、ウブドの人たちは、こんなにも自然にコミュニケーションをとって、色々な繋がりを残した生活を送っていました。

東京では、「すれ違うご近所さんに笑顔を向けたら、変な人だと思われるちゃうかな。」「ちょっと聞きたいことがあるけど、話しかけにくいからスマホで調べてみよう。」そんな風に思ってしまうことがあります。

でも、ウブドでPutuさんと一緒に過ごしてみたら、そんなに難しく考えずに、気楽にコミュニケーションをとってみようと思いました。何よりも、愛情を持って笑顔で人と接するPutuさんに出会えたことに、心から感謝しています。

都会にいて、便利なのに「何か足りない」「孤独」「繋がりを感じたい」と思っている方がいたら、それは自然なことだと思います。思い切ってバリの生活環境を試してみるのもひとつかもしれません。みんな、戸惑ってしまうくらいのとびきりの笑顔で接してくれて、陽気で、笑わせてくれます!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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