マガジンのカバー画像

試合レポート

20
観戦した試合のレポートや、Twitterに書ききれない内容を書いていきます!
運営しているクリエイター

記事一覧

「王者の貫禄」を見せた仙台育英…試合前ノックの意味

「王者の貫禄」を見せた仙台育英…試合前ノックの意味

 第53回明治神宮野球大会は19日、大会2日目の4試合が行われた。高校の部では2回戦2試合があり、第1試合では今夏の甲子園を制した仙台育英(宮城・東北地区代表)と沖縄尚学(沖縄・九州地区代表)が顔を合わせた。ともに守備・走塁の細かい部分まで鍛えられ、若くして全国制覇の経験を持つ監督が率いる両校の対戦はまさかの結末となったが、随所にレベルの高さを感じる好ゲームとなった。

戦評 仙台育英が九回に4点

もっとみる
過去5年間の選考から見る近畿地区の選抜出場校予想(+全32校の出場予想)

過去5年間の選考から見る近畿地区の選抜出場校予想(+全32校の出場予想)

どうもこんにちは遊撃です。

いよいよ今週金曜日(25日)に第91回選抜高校野球大会の出場校が発表されます。それに伴って最近、出場校を予想する記事やツイートを多数見かけますが、その中でも特に意見が割れており、選考が難航することが予想されているのが近畿地区です。

そこで今回は、過去5年間の近畿地区の選考を振り返りつつ、近畿大会全試合を現地観戦した自分の目も加えながら、出場校を予想していきたいと思い

もっとみる
勝敗を分けた星稜の1年生ショート内山壮真の「詰めの甘さ」:明治神宮大会決勝「星稜-札幌大谷」試合レポート

勝敗を分けた星稜の1年生ショート内山壮真の「詰めの甘さ」:明治神宮大会決勝「星稜-札幌大谷」試合レポート

どうもこんにちは、遊撃です。

高校野球シーズンの締めくくりとなる明治神宮大会は、北海道代表の札幌大谷高校の初出場初優勝で幕を閉じました。

H30/11/13
第49回明治神宮野球大会高校の部決勝戦
星稜(北信越代表)1-2札幌大谷(北海道代表)

星稜 000 010 000 計1 H1 E0
大谷 000 000 20X 計2 H7 E1

星稜スタメン
1中△東海林⑧
2左△岡田⑨
3三△

もっとみる
H30/11/4 秋季近畿大会決勝「龍谷大平安-明石商業」試合レポート

H30/11/4 秋季近畿大会決勝「龍谷大平安-明石商業」試合レポート

こんにちは遊撃です。

3週間にわたって開催された近畿大会も、この試合をもって幕を閉じた。そのファイナルは、それに相応しい最高の「守り合い」となった。

平成30年度秋季近畿地区高等学校野球大会決勝戦
龍谷大平安(京都③)2x-1明石商業(兵庫①)
(延長12回サヨナラ)

明石商業 000 000 000 001 計1 H11 E1
龍大平安 000 000 000 002x 計2 H9 E1

もっとみる

平成30年度秋季近畿大会決勝「龍谷大平安-明石商業」の展望

こんにちは遊撃です。

3週間に渡って開催された近畿大会も、いよいよ残すところは決勝戦のみとなった。並み居る強豪を倒して決勝に進出したのは、京都3位の龍谷大平安と、兵庫1位の明石商業だ。今回は、両校のここまでの試合や選手の成績を振り返りながら、試合の展望を書いていく。

まずは両校の勝ち上がりと個人成績を見ていく(1回戦と準々決勝の戦評は準決勝の展望記事に載せたのと同じものです)。

○龍谷大平安

もっとみる

H30/10/28 秋季近畿大会準々決勝「報徳学園-明石商業」試合レポート

どうもこんにちは遊撃です。

今回は秋季近畿大会の準々決勝「報徳学園-明石商業」の試合レポートを書いていきたいと思います。

今夏の選手権の代表校(東兵庫:報徳学園、西兵庫:明石商業)でもある両校による、来春の選抜の「当確」を懸けた兵庫県勢同士のサバイバル。好投手を軸に、攻守にレベルの高い「兵庫の野球」が、近畿大会の舞台でもいかんなく発揮された。この一戦を通して、明石商業の強さの理由が少し分かった

もっとみる

平成30年度秋季近畿大会準決勝①「龍谷大平安-履正社」の展望

こんにちは遊撃です。

今回は、11/3(土)にほっともっとフィールド神戸で行われる平成30年度秋季近畿地区高等学校野球大会準決勝①「龍谷大平安-履正社」の展望を書いていきたいと思います。

ベスト4に進出したことで、両校はすでに来春の選抜の切符をほぼ手中に収めている。ただ、試合内容によっては完全に逆転選出が無いという訳でもなく、依然として気が抜けない戦いが続く。実力校同士の顔合わせとなった準決勝

もっとみる

平成30年度秋季近畿大会準決勝②「明石商業-智辯和歌山」の展望

こんにちは遊撃です。

今回は、11/3(土)にほっともっとフィールド神戸で行われる平成30年度秋季近畿地区高等学校野球大会準決勝②「明石商業-智辯和歌山」の展望を書いていきたいと思います。

ベスト4に進出したことで、両校はすでに来春の選抜の切符をほぼ手中に収めている。この両校をそれぞれ漢字一字で表すとすれば、明石商業は「堅」、智辯和歌山は「攻」だ。両校とも力はあるが、その野球スタイルは全く真逆

もっとみる
H30/10/28 秋季近畿大会準々決勝「智辯和歌山-大阪桐蔭」試合レポート

H30/10/28 秋季近畿大会準々決勝「智辯和歌山-大阪桐蔭」試合レポート

どうもこんにちは遊撃です。

今回は、先週末に行われた近畿大会の準々決勝「智辯和歌山-大阪桐蔭」の試合レポートを書いていきたいと思います。

この2校は、現在の最上級生(2年生)が入学してから、2017年春季近畿大会1回戦、2017年選手権2回戦、2017年秋季近畿大会決勝、2018年選抜決勝、2018年春季近畿大会決勝と、5度対戦している。いずれも大阪桐蔭に軍配が上がった。

勝てば来春の選抜が

もっとみる
H30/10/21 秋季近畿大会1回戦「近江-報徳学園」試合レポート

H30/10/21 秋季近畿大会1回戦「近江-報徳学園」試合レポート

こんばんは、遊撃です。

昨日も近畿大会の1回戦3試合が行われました。兵庫県勢が3校とも出場するということで、ほっともっとフィールド神戸の内野席はかなりの人で埋まっていました。

昨日の3試合の中から今回ピックアップするのは「近江-報徳学園」の一戦。今夏の甲子園ベスト8の両校の対戦は、近畿の野球のレベルの高さを証明するかのような試合となりました。

平成30年度秋季近畿大会1回戦
(ほっともっとフ

もっとみる

2018/10/20 平成30年度秋季近畿大会1回戦「天理-龍谷大平安」試合レポート

こんばんは、遊撃です。

今日から来年の選抜の出場権をかけた秋季近畿大会が開幕しました。大会1日目の今日は1回戦3試合が行われ、龍谷大平安・市立和歌山・履正社がそれぞれ勝利し、ベスト8にコマを進めました。

今回はその中でも、第一試合の「天理-龍谷大平安」の試合レポートを書いていこうと思います。

奈良県大会を圧倒的な強さで制した天理。対する龍谷大平安は京都大会を3位で通過。戦前は龍谷大平安の投手

もっとみる

平成30年度秋季近畿大会の展望

どうもこんばんは遊撃です。

ツイキャス聞いていただいた方、ありがとうございました!話したことと被る内容ではありますが、こちらにもアップさせていただきます。観戦のお供にぜひ!

まず1回戦の組み合わせを整理しておきます。

10/20(土)
①天理(奈良①)-龍谷大平安(京都③)
②近江兄弟社(滋賀②)-市立和歌山(和歌山②)
③履正社(大阪①)-県立南部(和歌山③)

10/21(日)
①福知山

もっとみる

H30/10/14 秋季東北大会2回戦「羽黒-横手」試合レポート

どうもこんばんは遊撃です。

秋田で観戦した東北大会のレポートを上げていきたいと思います。今日は2回戦「羽黒-横手」の試合になります。

今夏、久しぶりに甲子園の舞台に帰ってきた山形県の羽黒高校。その原動力となったのは、2年生エースの篠田怜汰だ。甲子園では初戦で奈良大附に敗れたものの、彼のポテンシャルの高さは存分に発揮された。この日も彼の投球を楽しみにしていたが、2季連続の甲子園を目指す東北大会の

もっとみる

H30/10/13 秋季東北大会2回戦「日大東北-酒田南」試合レポート

どうもこんばんは、遊撃です。

現在、東北大会観戦のため秋田に来ています。今日はこまちスタジアムで開会式を見たあと、さきがけ八橋球場の2試合、1回戦「専大北上(岩手③)-秋田商業(秋田③)」と、2回戦「日大東北(福島②)-酒田南(山形①)」を観戦しました。

その中でも、2試合目の「日大東北-酒田南」の試合レポートを書いていこうと思います。

平成30年度秋季東北大会2回戦(さきがけ八橋球場)

もっとみる