こんにちは。
社交ダンス講師の村上友樹です。

前回は、社交ダンスを踊るときの肘の高さ
についてお話ししました。

肘の高さを決めるときに大切なことは、
相手のバランスに責任を持つということ。
社交ダンスの踊り方を追求するあまり、

目的に対してどれだけの覚悟が必要か

をつい忘れてしまうことについて
お話ししました。

今日は、

社交ダンスは手のひらで歩くと上達が早い

ということについて取り上げます。
私たちは普段歩くときに、自然と軽く腕を
振っています。

と聞くと、まあ確かにそうですが。
となるでしょう。

こんな方は、きっと足を動かしていて、
その延長で腕が振られているんじゃないで
しょうか。

無意識でやっているこの行動は、
社交ダンスを踊るときにも、
自然と出てしまいます。

高いレッスン代をお支払して、
素晴らしいテクニックを習っても、
なかなか上手く踊れない方。
こんな方は、
ベースとなる歩き方を見直さないと、
どん底から抜け出せません。

まあこれは私のことなのですが。

ちょっと試しに、手のひらを広げて
軽く歩いてみて下さい。

手のひらの動きに、
足が動かされる感じはしませんか？
腕ではなく、手のひらです。

手のひらが腕も足も動かすのです。

前回お話しした肘の高さや張り具合も、
手のひらに決めさせてみて下さい。
肘が決めてしまうから、
手のひらと足の繋がりが無くなって
しまうんです。

また手のひらの振りは、後ろから前へ向かって

です。
試してみるとわかりますが、
前進のときだけでなく、
後退も横への移動のときも。

たったこれだけのことですが、
踊り方がガラッと変わります。

社交ダンスが上手い人は、
こんなことを意識しなくても
やってなくても踊れてしまうんです。

なぜなら、

目的に対してどれだけの覚悟が必要か

を感覚でわかっているからです。
なかなか上手く踊れない方は、
是非試してみて下さい。

こ拝読ありがとうございました。