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#30 喜多屋醸造店

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第30弾は長野県岡谷市にある喜多屋醸造店を訪問しました。
喜多屋醸造店は1932年(昭和7年)に創業しました。元々酒屋を営んでいたものの、初代が製糸業の従業員給食用味噌醤油製造施設を購入し、醸造店として創業されたそうです。
現在は社長の佐々木一夫さんに加え、娘さんである愛さん(姉)と彩さん(妹)姉妹が経営に携わっているとのこと。訪問した日はお店がお休みの日でしたが、愛さんと彩さんのお二人からお話を伺うことができました。

美味しいお味噌を、一般家庭の食卓に届けたい

喜多屋醸造店の看板味噌でもある国産無添加味噌「雪娘」は、社長の佐々木一夫さんが、「品評会で出すような本当に美味しいお味噌を一般の方にも食べてほしい」との思いで開発されました。
材料は長野県産大豆「ナカセンナリ」、長野県産丸米「コシヒカリ」、オーストラリア産の天日塩を使用しています。味噌の鑑評会でも全国2位を受賞されたそうです。

雪娘白味噌

子どもも安心して食べられるお味噌「しぜんと」

無農薬・無添加の有機味噌しぜんと。
結婚、出産、子育てを経て、子どもも安心して食べられる味噌を作りたい、という想いから作られたブランドです。原材料のお米と大豆は安曇野市の有機農家である松川農園から仕入れています。松川農園を経営されている宮田さん、高橋さんの自然農法に対する考えに共感したことが理由とのこと。高橋さんは地域おこし協力隊として長野県に移住され、海外を巡る中で日本食の発酵食品の魅力を再認識し、日本の地で自然に育った食材で日本の発酵食品を作りたいという想いがあるそうです。

「子どもと一緒に楽しむお味噌」をコンセプトとして、しぜんとの白味噌「ゆず娘」も開発しました。こし味噌は味噌の中に大豆の粒が残り、その粒が苦手な子どもが多いことから、できるだけ粒の少ない味噌を開発されたそうです。

自然とのブランドサイトページには、作り手の皆様の思いが綴られていますので、ぜひご一読ください!▼


おわりに

味噌造りへの想いを伺うと、最近は味噌離れが顕著なものの、若い方にも食べてほしい、とのこと。母になって子どもに食べさせたい味噌、子ども達の未来を作る味噌を作っていきたい、と話されていました。

妹の彩さんは父親の作る美味しい味噌を守っていきたいと、実家を継ぐことを決意し、姉の愛さんに「姉妹で店を継ぎたい」との思いを打ち明けたそうです。お二人の家族愛に感動を覚え、これからPRのお力になりたいと思っています。

岡谷駅から徒歩10分ほどのところにある喜多屋さん。煙突が目印です。
岡谷を訪れた際はぜひ足を運んでみてください。

それではまた次の記事でお会いしましょう!

喜多屋さんの記事はこちら▼


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