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虐待?拷問?

虐待サバイバーのゆうかです。

「虐待」とは…
ウィキペディアによると
【繰り返しあるいは習慣的に、暴力をふるったり、冷酷・冷淡な接し方をすることである。具体的な内容は様々で、肉体的暴力をふるう、言葉による暴力をふるう(暴言侮辱など)、いやがらせをする、無視をする、等の行為を繰り返し行うことをいう。】
と記載されています。

確かにその通りだと思います。

ただ、私が自分が受けたことをこのnoteを書き進めているうちに感じたことがあります。

私は「虐待」されていたというより「拷問」されていたのではないかということです。

ウィキペディアによると
「拷問」とは
【被害者(拷問を受ける者)の自由を奪った上で、肉体的・精神的に痛めつけることにより、相手の意思や尊厳を破壊し、加害者(拷問を行う側)の要求に従うように強要する事。特に拷問を受ける側の持つ情報を自白させる目的で行われる。】
とあります。

私は長い期間にわたり、父に肉体的、精神的に痛め付けられることにより、自由意思や尊厳を持てなくなり、父にひたすら服従することを強いられていました。

そして、ヘアピンひとつ、毛髪一本、落としたのは誰かを、誰かが自白するまで、追い詰められるのです。
そして自白した後も、理由や根拠、反省、今後の対策など、父が納得行く言葉を述べるまで、決して終わらせてはもらえないのです。

誰かが自白するまで終わらない犯人追求のせいで、私はいつも身に覚えがなくても率先して名乗り出ていました。
同じ拷問されるなら短い時間で終わる方がまだマシと思っていたからです。

名乗り出なければ連帯責任と言われ、母と姉妹全員が殴られますが、私が名乗り出れば私だけで済むのです。

これが、「虐待」という表現より、「拷問」という表現がぴったりではないかと、思うようになった理由です。

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