サイバーセキュリティ大手のフォーティネット（FTNT）が決算発表しました。

【概要】
⭕️EPS $0.51vs予想$0.43
⭕️売上 1.415億ドルvs予想1.41億ドル
売上高成長率＋10.3%

来期ガイダンス
⭕️EPS $0.37〜0.39vs予想$0.37
❌売上 1.30〜1.36億ドルvs予想1.37億ドル

通年ガイダンス
⭕️EPS $1.65〜1.70vs予想$1.66
❌売上 5.715〜5.815億ドルvs予想5.93億ドル

【決算コール】
「セキュリティ・サブスクリプション製品の予約は増加したが、製品売上は減少した。」
「(生成AIによって)ネットワーク・トラフィックが増加することは間違いない。長期的には、AIがトラフィックを大幅に増加させ、セキュリティ運用の多くを自動化すると考えています。セキュリティ・オペレーションも自動化されるでしょう。」
「特に、より多くのデバイスが回線に接続され、より多くの人々がリモートで仕事をするようになり、同時にAIもまた、非常に多くのトラフィックを生成する。また、非常に多くの追加データを生成し、保護する必要がある。今後の成長の可能性はかなり高いと見ています。」
「現在の環境では、設備投資モデルよりも消費モデルの方が魅力的だろう。」
「セキュリティ市場は、今後3年から5年の間に、おそらく年率10％前後で成長し続けると見ている。」

〈所感〉
まちまちな決算でした。積極的に買おうとは思いません。
セキュリティのビジネスは堅調であり、特にサブスクリプション型への需要が強いことがうかがい知れました。また、生成AIの登場はセキュリティの需要を増やすのではないかという趣旨の発言がありました。

100%サブスクリプション型のセキュリティ企業の決算への期待感が高まるような決算コールでした。しかし、僕はCRWDやSは買い増ししません。許容範囲ギリギリのポジション量だからです。じっと決算を待ちます。今回決算発表したFortinet(FTNT)の立ち位置は以下の図の通りです。