プレーと感情を切り分ける
おかげさまで、生まれつき大好きな浦和レッズの調子が良い。シーズン中の全試合をリアルタイムで観られる人って本当にすごいなあと思っていたけれど、コロナ禍になってわかった。そういう人は暇だったのだ。(怒られるw)
今シーズンの全試合をひとりで観ながらメモを取るわたしは、サッカーから人生を学んでいる。
数年前までは好きじゃなかった(土下座)槙野をはじめ、敬愛している西川などベテランの選手たちは決まって関係づくりが上手だ。
この前のセレッソ戦では、帰ってきた乾(わたしは縦読み騒動から拒絶反応だったがw)も、ロドリゲス監督とすらコミュニケーションしていて流石だと思った。もちろん先日のFC東京戦での長友も同様だ。
このように、ベテランの選手は審判や相手チームに対し友好的に振る舞っているのがよく目につく。もちろん代表歴や、そのキャリアからの人脈という部分も大きいのだろう。
それを含め、彼らはプレーと感情を分けコントロールすることができていると感じる。
プレー中は審判に対して出るとこは出る姿勢を示したり、相手に対してバッチバチに競り合ったりする選手たちも、それ以外の場面・特に試合が終われば互いに称え合い笑顔を見せるのだ。
それがスポーツマンシップというものなのだろう、そんなシーンがわたしをスポーツの虜にさせている。
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わたしのキャリアウーマンとしての目標、ジェーン・スーさんがおすすめしていた本『ビジネス・ゲーム』に書いてあった。
男性は比較的小さい頃からスポーツをしていたり、男の子同士の関係性から軍隊的な組織の基礎を学ぶのだと。
女性はスポーツをしている人が少なく、社会に進出するうえで、そもそもこの組織のルールから学ばなければならない。
(あくまでこの本は少し前のアメリカで出版されたもので、はっきりと男性・女性という話ではなく、当時“比較的”多いよねという文脈で「男女」という分け方がされている)
少なくともわたしの双子(男)は5歳から大学卒業までサッカーをしていた。男の子同士のケンカは、けろっと仲直りしていて羨ましかったものだ。
わたしはそういう意味ではスポーツをやっていなかったに等しく、中学校3年間で所属していたバドミントン部では部内ランキング戦で仲が険悪になったり、なぜか試合後に謝られたりしていた。そういうレベルだ。
そんなわたしは常々、肝に銘じる必要がある。プレーと感情は別物だと整理したうえで、感情をコントロールするのだと。
仕事上対立してしまう関係であっても、進めている業務が思い通り進まなくとも、わたしがビジネスパーソンである以上はヒステリックに感情を爆発させてはならない。
何より、槙野や西川がいる試合・組織は気持ちがよいはずだ。結果的に良いパフォーマンスにつながる。
また、当然これはベテランになるにつれ自動的に身に付くものでもなさそうだ。先日のFC東京戦での森重は感情のコントロールを大いに失っていた。
同様に、男性だからといって、スポーツをしてきたからといって例外はあるのだろう。
わたしは組織にとって、槙野のようにムードメーカーで、西川のように人格者でありたい。
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