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アンパンマンになりたかったかもしれないが、ならなくていいという話

蟹座の月が暴走するタイミングについて
ひとつ明確に認識できたので心のノートに刻んでおく

これに至るに当たり
蟹座のワードとして引っかかったのが
「ヒーロー」というもの

ヒーローって言ったら
獅子座的なイメージがあったのけど
王様は自分では動かずに部下に命令するのが役割だから
違うんよねー!

で、蟹座は大切なものを守るために
自分の犠牲は厭わずに
活動宮らしく自分から立ち向かう
という

ほんと蟹座の星座の物語と一緒やな!と
(友達を助けるために敵に立ち向かって、潰されて死んじゃうんだけど(涙))


だから…
アンパンマンなんですよ!笑

ほんっっっと蟹座っぽくない?
と思って

こう
自分が弱くなるリスクを冒しても
誰かの空腹を満たすために体の一部を差し出し
見返りを求めずに献身する…

そうなの、
結論を極論で言うと
きっと私はアンパンマンになりたかったのよ(笑)

小さい頃から好んで見てきたのは
スーパーヒーローの出てくる特撮モノで
誰かを守って戦うことを求め続けていたように思う

でもね
それって全然私に求められてることじゃ
なかったんだよなーーーと
思い返しても思うの

誰かのために戦う強さが無いことに常に恥じていたし
そうできないのは肉体的に幼いからだとも思ったし
力があれば誰かのために何か出来るのにって思ってた

けど
私が誰かに何か出来るのは
物理的な力じゃなくて
もっと別の力なんだなあ、というのを
ずっといろんな機会で「気付けよ」と言われてきたんだろうなあ

と思ってね


それで思い出したエピソードがひとつあって

小学三、四年生くらいだったかなあ
おばあちゃんが畑に行く途中の小道に
30センチ四方くらいの四角いブロックが
いくつか詰んでる場所があって

その空洞にアシナガバチが巣を作って
「畑に行く時に刺されそうで怖いわあ」
と おばあちゃんが話していて

それを聞いてすぐ
「今すぐ(私が)蜂をやっつけなければ!」
と、幼い私は決意し!!

桃太郎よろしく
犬猿雉ではなく嫌がる弟を引き連れ(笑)
一応刺される被害を防ぐため
帽子に軍手、長袖長ズボンに虫取り網と殺虫スプレーを手にして 現場に駆け付けたの
(この間、親にもおばあちゃんにも報・連・相ナシ)

(虫は大好きだけど、大好きなおばあちゃんに害なすものは許せぬというw)(だし、別に弱い生き物を守ろうとかいうマインドじゃなくて、一寸の虫にも五分の魂と思ってるので、あくまで対等な存在として付き合ってる感じというか、攻撃されたら反撃するやろ!の理屈)←まだ攻撃れてないけどこわがらせた時点でアウトな過保護っぷりですが


確かにアシナガバチの巣があるのですよ!
(20センチ強くらいだったかなあ、ブロックの隙間がほぼ埋まるくらい)

まずは手始めのジャブにと
殺虫スプレーを巣に思いきし吹き付けたの

そしたらブワーーーッと もんのすごい量の蜂が
巣から飛び出してきて(そりゃそうだ)
あたり一帯が蜂だらけになって
弟は恐怖で泣き出して使い物にならないし(いやほんとゴメン)
殺虫スプレーを飛び回る蜂にかけても風で霧散するし(何なら自分にかかって危ないし)
虫取り網で捕まえて一匹ずつ退治してくには体力が持たなさそうだし
(巣の上空が黒くなる程はいたw)

「これは根本原因を絶たねば!」

と、蜂が無限に出てくるように見える
あの巣を落とせば何とかなるのでは…
と直感的に思って
巣とブロックを繋いでる細い茎?みたいなところに
石を当てて下に落とそうと思ったのね
(蜂に刺されないあたりまで避難したため、棒で突くには遠すぎたの)

で、近くの石を投げるんだけれども
小学生女子の腕力とコントロール力じゃあ
ちっとも当たらないのよ!!

そして落ちる程の大きさの石を
そんな遠くには投げれないのよ!!

何十球か投げて
全然効果なくて
いい加減イライラしてきたので

「1番効果的なのは何か?」

と考えた結果
 
自分が両手で抱えられる1番大きな石を力いっぱい持ち上げ
そのまま蜂の群がる中を突っ切り(短距離走はいつも1位という自信)
巣の前まで駆けていって
その上にドーーーンとブチ落として(酷!)
ダッシュで弟を引き連れ逃げてきたのです
(ちゃんと連れ帰る保護力はあるのよ?)

でで
その後 翌日に見に行ったらだいぶ蜂は減っていて
巣が潰れたことで そこから蜂はいなくなったのね



これ、めっちゃお手柄じゃないですか!!

たいした武器も助力(苦笑)も無い中
無事に使命を果たしたことを
めっちゃ褒めてほしかったのだけど

報告したら
親からは「危険なことをして」としこたま怒られるし
おばあちゃんからは「危ないことをしないで」と泣かれるし
(たぶん弟からは「怖い思いをさせられた」と思われてるかとw)
ほんっと いいこと全然なくってねー

や、ほんと何でヒーローと同じ理由で行動して
結果も出してるのにこんなに認めてもらえんのか…と
めちゃんこ凹んだんですけども

これ
冷静に考えたら
マジで自分でやらなくていい話なんよね

私がやらやくても
親に言えば親が駆除するか役所に頼むか
誰かがやってくれる話で


私がやることで喜ぶのは私だけで
「誰かのため」と言いつつ
そこで得られるのは
「私がやり遂げた」という達成感だけなんよね…

そんな達成感のためにしたいわけじゃないのに

誰かが喜んでくれたり
幸せになってくれるためにしたいのだけど

「私が自ら危険を冒してやる」ことでは
誰も幸せにならないし喜ばない
ということを
このエピソードってほんと
分かりやすく提示してくれてたんやなあ、と…

思い出して、今一度
ちゃんと心に刻んでおかないとなと

だからこれは蜂退治だけじゃなくって
きっとあらゆる場面で
「誰かのために」とか
「私が危険を冒して何かしなきゃ」とか
「私が身を削って何かしなきゃ」とか
そういう気持ちが頭をよぎった瞬間に
「あ、これ Not my bussiness だな」
と立ち止まることや
「やり過ぎてないかな?」
「突っ走ってないかな?」
と振り返ることや
視点を広くもったり
深呼吸して違う方向から考えてみること


大事かもなあと

思った次第でありました


だからさー
ここで褒められてたら
もっと危険なことや無茶をするように
なってたかもなんよね?

でも
褒められなかったことで
自己肯定感は下がったんよねえ…

だから
きっと
「勇気を出して誰かのためにしたこと」は褒めて
「危険なことをしなくても解決したこと、それはあなたの仕事ではないこと、別の解決策を取った方が喜ばれること」を説明してもらえたら良かったんだろうなあと思う

もし蟹座みの強い無茶しがちな子がいたら
こんな風に褒めつつ
説明してあげて欲しいなあと
蟹座月持ちの私から切にお願いしたい(笑)

本人もね
怖いけど頑張ってんよ と

そこの心は
抱きしめてあげて欲しかったなあと

今 自分の中にあの時 置き去りにされてた
幼い心を抱きしめてみてる

これに気づいたことで
何か変わることはあるかなあ?



そんで

「助けて」と求められたときに
「私が助ける」ことに固執してしまうのは
たぶん親からの愛を受ける手段が
それしか無かったように感じていたのも
原因のひとつなんじゃないかなあ と
ふと思い至って

というのも
私は長女で
2歳下の弟が生まれた瞬間から
「お姉ちゃん」として「親を助ける」
ことを当然のこととして受け入れるように言われ続けて
自分の欲求や感情や願望を
我慢して、犠牲にして、耐えて、
親を助け 弟を慈しんだ時にだけ
愛されたという経験と記憶

から
「自分を犠牲にして他者を助け」ないと
愛されない、認められない、存在を赦されないと
自分の根底で認識していたのかもなー と


だから
「HELP ME!」を聞いた瞬間に
反射的に
「自分が動かなきゃ!」と
なってしまう反射行動のクセがあるのを
認識しとかなきゃな と


あと
これを自分のために使って
自分を助けるヒーローとして
何で使わないんだ?
とも ふと思った

自分が困ってても
衝動的に「助けなきゃ!」って
ならないんですよね

だって ヒーローって
自分のために戦わないじゃないですか!?

誰かの助けに答えて、敵を殴りに行く

自分がムカツクからって誰かを殴るのは
ヒーローっぽくない

みたいな感覚が染み付いてるからか
自分のために怒ったり行動したりって
できなかったなあ…と

むしろ自分が酷い目に合うのに耐えるのが
ヒーローっぽくないです?(苦笑)

だから学校や会社で嫌な目にあっても
言い返したり何かしたりって
ぐっと堪えてしまっていたなあと


「自分のために怒っていいよ」
って
いうのを
もっと伝える物語があってもいいのになあと
ちょっと思った
(だから最近「ざまぁ」的なものが流行ってるんすかね?!)

もうちょっと
自分のために 自分が何かしてあげることを
赦してみてもいいかもなあとかも
思ったりも



でもまあ

自分から
怖い思いや 痛い思いをせんでいいのよと
星に示されてるっぽいので

ドラゴンヘッドが獅子座なんだし
むしろ誰かに「お願い♡」って言うて
助けてもらう方をやれということでせうかね…
(いや、「やっといて♡」くらいの感じか?!)

想像するだに すんごい怖くてぞわぞわするので
はーーー 踏ん張りどころなのかもですね…

(とにかく他人のことにしろ自分のことにしろ、自分でグーパンで解決したい欲を抑えろよと。
(すべての困ってる人をグーパンで解決したいみたいなアホの少年のような願望がめっちゃ根強くある悲劇ww)
他で満たして、なんとかしとけよということですかね…
格ゲーでもすっか!?(対戦者お待ちしてまするw))



それとねー(まだ続くんかい)

困ってる人と対峙したとき
「ねえねえ こんなことで困ってる人いるんだけど、誰か解決できる人いない?」
って
「ねぇねぇ」できる人に
なるのもいいのかもですよね…!

とかね

自分で解決しないなんて無責任では…と
自分事なら思うけど
誰かがしてると思うとそんな風には思わないんよね

解決できる人に繋いでくれるだけでも
めっちゃ有難いんよね

だから…
自分で手を下さなくても
人は助かるし 幸せになる
ということを ちゃんと心に掲げておこう

田中芳樹先生も『アルスラーン戦記』で描かれているように
王様というのは強い人や賢い人が誰かが分かって
その人に信頼されて力を貸してもらえる人
なんよ…

自らの筋力を上げる無駄な行動をせずに(すぐ修行したがりがちの脳内ジャンプ少年)
周りの素敵な人との御縁を大事に出来る人を目指そう
(そんな素敵な人に信頼されたり力を貸してもらえる自信がないから、自分で何とかしようとしちゃうんだろね…ぐむむ そこだよ! そこを何とかするのだよ!! 「自分の筋肉は裏切らない」みたいな脳筋を一刻も早くやめるのだよ!!!)


2024/4/27


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