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OMO7大阪 | いちばん心に残ったこと

USJデビューの話を書こうと思っていたが、前回の記事で書ききれなかったOMO7大阪のことをまずは少し。今回はだんだんルームというお部屋にに泊まった。階段だんだん。(ごめんなさい、これは推測です。)秘密基地みたいな2段ベッド。わたしは2段ベッドが好き。狭いところで眠るのが好きなので。

だんだんルーム
下の段がお好き

ちなみにアメニティにおいてあるこちらの化粧水たちはOMO7大阪と深いつながりがある。現地で是非発見してみてほしい。

秘密は裏の商品説明にあるかも

それから、宿泊者限定で利用できる大浴場もある。1泊1,000円で朝も、夜も外に通じる開放的な窓から光が差し込んだり、外のにおいを感じたり、気持ちがいい。大阪のお風呂屋さん文化が花盛りとなった時代の”光と影”を表現した外観が特徴的で、OMO7大阪のシンボルにもなる湯屋。おすすめである。

朝がとくに良い


みやぐりんやダイニング、ひろいラウンジスペースも細かく紹介したいのだけれど、なにより書きたいことがある。中でもわたしがいっちばん印象に残っているコンテンツについて。

それは2階ライブラリーで行われる「なにわ」ってなんやねん講座のことである。おなじみOMOレンジャーと、OMO7大阪のご近所さんが登場して、様々な大阪の文化、魅力、歴史を教えてくれるコーナー。いくつかテーマは種類があるらしいのだけれど、その日は「世界に誇る堺の和包丁」というテーマだった。

驚いたのはスピーカーとして登場したご近所さんがフランス人だったこと。フランス人のエリックさんは長い間堺で修業をし、今は和包丁を作る立派な職人さんである。そんなエリックさんの話を聞けたこと、それがわたしにとっていちばん、OMO7大阪で過ごした中で、心が動いた時間だった。

大変恥ずかしながらわたしは「和包丁」という言葉にピンと来ていなかった。実はみやぐりんでたこ焼きを食べているとスタッフさんが「今日はワボウチョウの話なので是非来てくださいね~」と声をかけてくれた。なんだか歴史に関する用語だっけかと頭の中の記憶を掘り起こしたが出てこない。「へえ〜!」などと答えたものの、よく分かっていなかった。気になって参加してみたら「和包丁」だったというわけ。

ほとんど知識がない和包丁の話を、フランス人に教えてもらうという滑稽な状態になってしまったわけだけど、初めて知ることばかりで本当に面白かった。地域の文化や産物をその一番近くで生活しているひとの話は本当に面白い。深みがあって、苦労が合って、そして愛がある。是非聞いてほしいので内容は書かないことにするけれど、不思議な、不思議な感覚であった。

エリックさんは正しい文化を伝えていきたいと話してくれた。深い深い文化のことを学んだからこそ発信していきたい、と。日本人として恥ずかしい気持ちと、嬉しい気持ちと。両方抱えながら聴いていた。心地よかった。

この中に世界に2本しかない和包丁が

旅の醍醐味ってやっぱりここにあるよなと思った瞬間で、OMO7大阪の滞在のなかで一番心に残った。知らないものに気づき、知り、それはもっともっと旅を、人生を、豊かにする。OMO7大阪にはそのきっかけがたくさんあるんだなと感じた。2泊したけれど、足りないくらいだった。

エリックさん、ありがとう!

次回こそ、USJデビューのお話を書きます。

▼前回の記事


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