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ありのままを受け容れたい

お父さんが家に野菜とか海苔とかいちごとかを持ってきてくれて、玄関でそのまま帰った
ドアを閉めて部屋に戻った瞬間涙が止まらなくなった

昨日、つらくてたまらなくて、仕事先のカフェに行った
うまく笑えなくて、すぐに心配された
話を聞いてほしいと言いながら涙が出た

朝まで飲んですき家でわんわん泣いた
こんなに恥ずかしいこと今までの人生でもしたことなかったと思った
マグロ丼を食べながら大きな声で泣いた
好きな人とバーのいつものお客さんがいた

記憶がないまま陽の光に当てられて目を覚ました
どうやって帰ったのかわからないけれど、きちんと鍵を閉めて暖房が付いていたのを見て感心した
わたしはちゃんと生活をしているのだ

友人と居酒屋に行った
友人はわたしのことを、普段は大人っぽいのに女の子なところが出るところが魅力だと言った
先日上司からもまったく同じように言われたのを思い出して、素でいても良いのかもしれない、と思った

元恋人に言われた「わかいなー」や「あまいなー」の言葉がへばりついたように残っていて、離れてくれない
わがままさとか、野心とか、自己中心的な部分やだらしないところを隠すようになった
色気が大事なのだと思うようになったし、静かでいることが大事なのだと思ったし、ひとの話を聞くことを大事にするようになった。

というよりそれらで身を覆うことによって何か演じているような気分で
でももう疲れた
そしてこう演じていると私もしんどいし、ひととうまくいかない

好かれるためにする行動とか言動
恋愛のための恋愛
なんだろうな、すごく薄っぺらい世界にいるような気がする
ありのままのわたし自身をわたしが許せるようになりたいのだ、結局のところ
そうやって人と出逢い、本音で素でかっこわるく付き合っていきたいのだ
背伸びしたわたしじゃなくて

今は恋愛よりも、ちゃんとわたしを受け入れる期間にしても良いのかもしれない
友人に対しても仕事でも仮面をかぶっているようなのだ
友人と行った居酒屋でわたしは店員さんに対して笑顔を向けなかったしお礼を言わないときもあった
思いついたことを話したし、やってみたいことについて話したりもした
肘をついてご飯を食べたりもしたし、お鍋の具をかき混ぜなかったし、お皿に入れることもしなかった

そのあと行ったカラオケでは靴を脱いで家みたいに過ごしたし、ねむたくなったら寝転んだし、人の歌を聴いてる途中にスマホも触った

踊ろうと言われたけれど踊りたくなかったから踊らなかったし、歌ったことのない歌をうたってみたりした

自由にマイペースに過ごして、気持ちがよかった
すっぴんで、髪の毛もぐちゃぐちゃで、何も取り繕わず、嫌なところを見せた
ほんとうにそれが、きもちよかった
これを忘れていたと思った
こうやって生きていたし、こうやって生きることをわたしは望んでいたのだと思った
それでも許されることを
若いなあと馬鹿にされることなく、よくないところも含めて愛してくれることを

いますごく重要な瞬間なのだと思う
ゆっくりゆっくりわたしを受け容れる
このままで良いのだ
このままで

たったひとつの恋愛のはなしじゃない
人と比較することとか憧れること、それらから解放させてあげられる時期なのかもしれないと確信めいたふうに感じる
わたしはわたしで、わたしの心地よいように過ごせばよかった
無理に恋人を作る必要もなかったし、無理に友達を作る必要だってない
気ままに好きなことをしていればいい
そうやって生きた先に、ほんとうの意味で付き合える恋人や友人ができるのだとおもう

賢さはプライベートではいらない
心で生きたい 物質的な価値観も世間一般の価値観にとらわれず、わたしはじぶんのすべてに胸張って生きたい
わるいところももっと前面に出す
好かれなくてもいいから本音で生きたい
そうやって過ごすことでやっとわたしを取り戻せる気がする

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