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世界に引きずり込む作品

鬼滅の刃を読んでいる。面白い面白いと進められていたが、面白い。ストーリーも濃厚で、敵役にもバックグラウンドが存在している。
主人公属する鬼殺隊にはそれぞれ得意とする型(流派)が存在して、技名もいけてる。僕の好みです。
ここでネタバレする気は全くないので、気になった方はぜひ漫画かアニメを見てほしい。

ここで本題に戻る。本書を読んでいて、世界に引きずり込まれる感覚が何度かあった。細かく言うと、読んでいるだけなのに「死」を近くに感じた。鬼滅の刃の世界に入り込む感覚があったのだ。死というものが丁寧に表現されているように感じた。その感情は主人公である竈門炭治郎(かまど たんじろう)の心情も合わさることでよりリアルになっていると思った。

このように、良い表現というのは、見ている人を作品に引き込む力があるんだなと思った。泣ける歌とは違った良い表現。見る人に「こう感じてもらいたい」と意識的に作るのではなく、世界を「忠実に、リアルに」表現することで、見ている人それぞれが違った世界の入り方ができるだなと、それが良い表現ではないかと思った。

思考を統一させるというより、思考を深めてくれる。そんな良い作品をいっぱい見たいと思った。

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