3月ですね。

2月に入ってから、急にあたたかくなったり、風の強い日が続いたりして、やつが飛び始めましたね。

やつ。
そう、スギ花粉。

花粉症持ちの人にとっては、魔の季節の到来ですよね～・・・。

わたしも例にもれず、中学生くらいから、このスギ花粉と戦っています。

とはいえちゃんとした免疫テストって受けたことなかったので、昨シーズン初めてちゃんとアレルギー検査をしてもらったところ、見事に（？）スギ花粉にのみ反応するカラダでした。

数値的にはそこまで重度のアレルギーではないと言われたため、「えっ、でもめっちゃ症状つらいんですけど！？」と訴えたら、数値の出方と症状にはギャップがあるんだとか。

たしかに、食事などで症状を和らげたりできるくらいですから、免疫学的によろしくない食事をとっていれば症状が強く出て、よい食事をしていれば症状が緩和されるということを考えると、アレルギーテストがすべてではないというのは頷ける話であります。

そして毎年、今年こそは食事改善してアレルギーに強いカラダをつくりたい！と思い続けてはいるものの、なんやかんやでシーズンが終わるとまあいっかという気になって行動に移せないわたしです。

あぁ、今日ものどが、目が、鼻が痒い。。。

そんな花粉症シーズンに入り、目鼻まわりの諸症状はもちろん気になりますが、くしゃみに伴って起こるもう一つの症状、「尿もれ」。

これがもうめちゃくちゃ気になる……。

現在、妊娠６か月のわたし。

ただでさえ、尿もれの起こりやすい時期に入ってきたわけなのですが、前回の第一子の妊娠中は花粉症シーズンを跨がなかったおかげか、妊娠期間中そう何度も尿がもれるという経験をしてはいませんでした。

今回、花粉症×妊娠中期というダブルパンチで、明らかに尿もれの頻度が多い！！

こんなこと、声を大にしては言えませんが、これを書いていた1日だけで5度くらい尿がもれました。

もう、不快も不快。
家にいるときならすぐに着替えられるけど、外出中だとなんかもう、いやーな気持ちになります。
もう1人のわたしが「アウトー！」って叫んでる。

そもそもアレルギー症状緩和すればいい話なのですが、それとは別に、こちらも手を打ちたい！と強く思い、自分への戒めとして記録しています。

ではなにをしようというのかというと、

「骨盤底筋群」

これにちゃんと向き合おうと思ったのです。

ここ数年、日本でもフェムテックブームがきているおかげで、耳にしたことのある方も増えたかと思います。

一方で「なんぞや」と思っている方のために一応説明しますと、「骨盤底筋群」とは、ひとことでいうとおしもまわりの筋肉たちの総称のこと。

これらが骨盤内に位置する臓器を支えるのに重要な役割を担っているのです。

ここでわたしの「骨盤底筋群」とのエピソードをふたつ。

新人ナース時代、トイレ介助をしたおばあさんが下着をおろした瞬間、股のあいだからこぶし大のなにかがボヨーン！と飛び出してきたのをみて、びっくりして先輩を呼びました。

膀胱脱でした。

はたまた別のおばあさんのトイレ介助で、下着をおろした途端なにかが股のあいだから便器の中へポチャンと落下！今度はなに！？

子宮脱防止リングでした。

若いころから子宮や膀胱を支えてくれていた骨盤底筋たちが、年齢を重ねて筋力が落ちると、そこにおさまっていた臓器を支えきれなくなり、子宮や膀胱が外に出てきてしまうのです。

これが、子宮脱や膀胱脱（瘤）とよばれるもの。

で、なにが困るかというと、シンプルにQOLが下がる。


生命に直接関わることではないけれど、トイレに行くたびに自分の股のあいだから自分の膀胱や子宮が降りてきたら、衛生的によくないですし、清潔を保つ手間が増えます。

だから、リングを挿れて、落下を防ぐ治療をされる方もいるのですが、このリングでさえ、重力に負け、落ちてしまうことがあるんですよね。。

だからこそ、若いころから「骨盤底筋群」を鍛えようー！と近年メディアでも叫ばれてるわけです。

わたし自身、臨床から予防医療の現場へ移ってからも、シニアのみなさまに散々

「この体操は、骨盤底筋群を鍛えますよ～」
「尿もれにききますよ～」

とか言ってきたのに
自分の骨盤底筋には、全然向き合っていなかったんですよね……。

骨盤底筋がキュッと引き締まっていれば、多少の腹圧や、妊娠によるホルモンバランスの変化にも負けることなく、尿もれを防いでくれたかもしれません。

ここ最近の不快な時間を過ごすこともなかったかも。

ゆるゆる、だらだらになった自分の骨盤底筋たちと、今こそ向き合うぞと意を決した、２０２４春なのでした。

……ていうか、みんな言わないけど、してません？

尿もれ。

実際、女性の尿もれは30代以降で増えてくるそうです。

特別なトレーニングをせずとも、日常動作の中で力を入れやすい場所なので、正しく力の入れかたを理解して、続けさえすれば、効果が出やすいと思っています。

逆に、放置すればゆるゆるがばがばの骨盤底筋群のまま………。

つまり、やるハードルが低くてリターンが大きいので、日常生活レベルで、トレーニングを習慣化してしまえばこっちのもの……！！！

……はい、これ全部、自分に言い聞かせています。

というわけで、骨盤底筋を鍛えるべく、気が向いたらお尻をキュッと締めて地道に鍛えていくことにしました。（ついでに桃尻を目指す。）

以上、たくましいぷりぷりの骨盤底筋群を手に入れて花粉症シーズンを乗り越えたいわたしなのでした。

※ 詳しいトレーニング方法については、自分で調べるか、持病のある方や妊娠中の方はお近くの医療従事者に聞いてくださいね。

（追記）
実は、この記事を執筆し始めたのは2月のはじめごろ。

それから地味に、骨盤底筋鍛えてましたら、明らかに尿もれの回数が減りました！！（ピース）

こ、効果あるじゃん……っ！

yukie