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何も知らずに【IVS2023KYOTO】へ参加した大学生

ノリと勢い

「何かしたい」が口グセで日々面白いことを待っている。そんな自分は【やりたいことを掘り下げるワークショップ】に参加していた。そのイベントの最後に京都へ行かないかという話があった。説明を聞いても良く分からなかったがその場で大学を休んで、京都へ行くことを決めた。今思えば、野球道具を持たずに甲子園へ行くようなものだった。

体力おばけ

お金が無いから夜行バスで11時間かけて京都へ向かった。朝早く着きすぎたのでLUUPを使って、2時間ほど観光をした。東本願寺、二条城、本能寺とアホなルートを自転車で駆け抜けて、IVS2023KYOTOの会場であるみやこめっせに到着した。仙台から来た2人と合流して、どこを見て回るか話しながら入場した。

何故か公式レポートに載ってた写真

何をしに来たんだ?

とりあえず無料で作れるデジタル名刺lit.linkカードを作成し、プロカメラマンに写真を撮ってもらった。


ご覧の通りです。

その後はどこへ行けばいいか分からず会場をぐるぐるしていた。IVSはざっくり云うと起業家のフェスだ。音楽フェスのように複数のステージで様々トークセッションやピッチが同時に行われている。

結局まちづくり

最終的に京都のまちづくりについて話しているKYOTO STAGEへたどり着いた。歴史と文化があり、2000年分のものづくりが現役である。古い町並みを新しい働ける場所へと変化させていると知れた。京都について少しだけ詳しくなった後、会場を一周したがまた、KYOTO STAGEに戻ってきた。結局興味があるのはまちづくりなのだなと思った。「繋がりから始まるイノベーション」を聞いた。京都、大阪、兵庫が独自のエコシステムを構築していた。自分が東北でやりたいことがもうそこにはあった。更に3地域の強みを活かした連携が結ばれていて、東北が遅れていると言われてる意味を理解した。終わった後に登壇者の方々と名刺交換をした。自分がやりたいことを話すと「ビジネスモデルが無くても、やりたいなら続けなさい」と話してくれた。前に誰かに言われたような気がした。

ただの傍観者

その後はサイドイベントの東北県人会に参加した。何人かと名刺交換をしたが大した話もできずに終わってしまった。二条城のイベントにも参加し、「チームラボ」による夜の二条城の光のアート空間や飲食が可能な屋台スペース、MIYABIのライブを観て、楽しんだ。

東北県人会

宿無し大学生

二条城を出て、京都の街をひたすらに歩いていた。勢いだけで京都へ来たから泊まる場所がなかった。Twitterで見つけた期間中無料開放しているコワーキングスペースだけが頼りだった。全く面識が無いがなんとなかなるだろうとLucky you KYOTOへ向かった。

到着すると第一声「宿無いんですけど!!」と叫んだ。今思えば、もう少し言い方があると思う。自己紹介をして、何故かテキーラを一気飲みして、泊めてもらう事になった。

助かりました!!

恩人のれおさんは「UUUMの社長と飲んでくるわ」と言って、いなくなったので店長の脇坂さんと2時間ほどお話した。23時過ぎに終電があるからと電気の消し方を教えて、帰ってしまった。コワーキングスペースのソファでなんとか眠りについた。

凡人

朝起きるとデイトレーダーの方が訪ねてきた。よくわからなかったがなんとか対応した。最後に「爪痕残さないとね」と言われたのが印象に残った。朝マックを食べながら、全く相手にされなかった一日目を振り返った。起業してるわけでも、何か能力があるわけでもない学生がどうしたらいいのか考えながら、会場へ向かった。

出来ること探し

会場を3周くらいしたが何処へも行けなかった。諦めて、北日本ブースへ向かった。何か手伝えることはあるか聞くと「ずんだ餅が余ってる」と言われた。場違いな場所へ来てしまったと悟っていたので自分自身ではなく、東北の宣伝をすることにした。ずんだ餅と名刺を持って、配りまくった。2時間で約200個のずんだ餅を配った。おかげで持ってきたローカル富谷の名刺を全て配ることが出来た。

ずんだ餅配り隊

昨日と違うことを

あとからYou Tubeでトークセッションを聞けると知ったので2日目は人と話すことに集中した。何個かトークセッションを聞きながらも学生と出会いたいと思い、「新卒スタートアップセッション」とその後の交流会に参加した。最後にやっと等身大の話を聞くことが出来た。長期インターンから新卒で入社した話を聞きながら、ノリで来た大学生と学生団体等を運営している大学生と知り合うことが出来た。

意外と多い

人生変わったか?

IVSは本当は3日間なのだが大学の授業をこれ以上サボれないので2日目で帰ることにした。最後に北日本ブースへ挨拶しにいくと今回IVSに誘ってくれた福留さんから「人生変わったか?」と聞かれた。「変わりました!」と答えた。今までは宮城県内でしか活動していなかった。狭い世界で生きていたんだと気付くことが出来た。『東北を地方の中心に』と東北県人会で福留さんは話していた。口だけの自分と実際に動いている人とでは大きな差があると実感した。まだ何も無いがこれからも動き続けようと思う。

最後に福留さんと


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