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積み木アート作家 miharuさんと出会って好きなものを堂々と言えるようになった話/miharuさんが好きなおもちゃベスト3も紹介!

「好きなことを思いきり好きって言っていいんだ…!」

数年前。とあるInstagramの子育てアカウントとの出会いは、私にとって大きな衝撃がありました。2021年9月の時点でフォロワー1万人を超え、積み木アート作家として活動するmiharuさんこと髙木美晴さん。先日、講談社の子育てメディア「コクリコ」にて取材記事を書かせていただきました。

美晴さんのInstagramとの出会い

美晴さんのInstagramとの出会いは2017年夏頃だったと思います。双子の娘さんとの過ごす様子があまりに楽しそうで、憧れていた木のおもちゃが自宅にたくさんあって…そして、美晴さんと双子の娘さんたちが本当に積み木やおもちゃが好きなんだなあというのが伝わってくるあたたかい文章にも惹かれました。当時、美晴さんと友人が発行した、リトルプレス「積み木手帖vol.1」がInstagramの木のおもちゃ好きな方々の間で話題になっていました。

私も積み木や木のおもちゃが好きでした。特に、スイスのネフ社の積み木へ憧れがあったものの、おもちゃとしての値段の高さに一歩踏み込めずにいました。でも、値段が高いと言っても、例えば1万円の積み木を子どもが1歳から10歳まで遊べば、年間1000円…。

それに、私は普段すぐコンビニで何かを買ったり、カフェに入ったり、ちょこちょこお金を使っては、「なんでお金が減ってるんだろう」と思うタイプ。本当に好きなもの、ほしいものには手を出せずにいる、そんな繰り返しでした。

美晴さんや何人かの積み木遊びを親子で楽しむ方のInstagramを見たときに、たくさんのカラフルな積み木で遊ぶ様子に心惹かれ、「ああ、私がしたいと思っている環境をトコトン作っている人がいるんだ…!!」と憧れの気持ちを抱きました。

そして、「子どものためもあるけど、私がほしいと思うおもちゃが欲しい。こういうおもちゃで遊ばずに一生を終えられない…!」と大袈裟かもしれませんがそう思い、本当に欲しいものにお金を使いたい!!!と目が覚める思いでした。そうして、我が家にも木のおもちゃが充実していったのです。

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初めて会ったとは思えないくらい子どもたちが仲良しに

Instagramのメッセージでしばらく交流していましたが、実際にお会いすることはなく我が家が竹富島へ転勤に。竹富島から東京へ帰省したときに、思い切ってお会いしたいと連絡をしました。

快く会ってくれて、それどころか双子ちゃんと我が家の子どもたちが初めましてとは思えないスピードで仲良くなりました。一緒に虫を採り、プラネタリウムを見て、岡本太郎美術館で大いに盛り上がり(笑)、お宅にお邪魔して子どもたちそれぞれ遊びつつ、長男と美晴ちゃんが積み木談義で盛り上がってる…!なんだこれは!!

帰るときに自宅から駅まで車で送ってもらったときには、双子ちゃんと同学年の次男が2人の間に座り、3人でお互いの学校の話をしながら爆笑…。何を話しているのか分からないほどに大盛り上がりでした。

私がライターとして活動するようになってから、美晴さんの取材記事を書けたら…と思っていたので、今回コクリコで叶って嬉しかったです。

思いが強すぎるやら、緊張感やら、私自身も積み木オタク気味なため、あまり積み木を知らない方に魅力が伝わる内容になっているのか?なかなか客観的に見られず…実は記事制作にはかなり時間がかかりました。完成まで客観的な視点をくれながら改善点をアドバイスしてくれた編集者さんにも感謝です!

美晴さんが好きなおもちゃベスト3!

取材記事に入れられなかった、こぼれ話をご紹介します。

「ネフスピール(ネフ社)」
スイスのネフ社を創業した、クルト・ネフ氏がデザインした積み木。1957年に作られ、60年以上の歴史があります。亡くなった父と祖母が買ってくれたものなんです。家にある積み木やおもちゃは、買った時、いただいた時の思い出も含めて大切だなと感じています。雛人形や五月人形と同じような感覚かもしれません」

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画像:子どもとおもちゃの店 百町森HPより


「メリーゴーランド(アルビスブラン社)」
1926年から作られている歴史あるおもちゃ。
「よく人に勧めています!これがあるから、我が家の積み木遊びが広がったと言っても良いくらい。全て分解できるため、ヘリコプターを作ったり、土台をお人形のテーブルにしたり、娘たちそれぞれの発想でよく遊びます。早く買えばよかったなあと思っているんです」

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画像:百町森HPより


「アウリスグロッケン ペンタトニック7音(アウリス社)」
やわらかに響く音と正確な調律が魅力。ペンタトニックは「ドレミファソラシ」からドとファを抜いた音階。昔から民謡や童歌に使われている音階で、自由に叩いても美しい音色になります。
「2歳の誕生日のプレゼントに買いました。わらべ歌を弾いたり、入眠のときやこれからご飯だよの合図にトントンと叩いたり活躍しています。品のある音も好きです」

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画像:百町森HPより


興味を持ってくれている人に届いたら

私も美晴さんもおもちゃを多く持っている方ではあるものの、おもちゃをたくさん持つべし!とは思っていません。ただ、こういう丁寧に作られたおもちゃの中には、廃盤になっているものが増えていたり、年々価格が高騰したりという現実もあります。

「私はおもちゃ屋さんではなく、お客さんとお店の方の間にいる立場です。私の作った積み木でも、ほかのものでも、それを見て『遊んでみたい!』と興味を持ってもらい、お店へ問い合わせたり足を運んでくれたりする方が増えたらうれしいです。ただ、無理に遊ばなきゃいけない! とも思わないでほしいです。まずは楽しんでもらいたいです」(記事より)

また、今回はヨーロッパのおもちゃを中心に紹介していますが、日本でももちろん丁寧に子どものために作られているおもちゃが多くあります。そういう作り手の方にもお話を伺っていきたいなあと今回の取材を通して改めて感じました。

ありがとうございました!!

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