豊かさの値段が下がったこの世界をどう生きるか
福岡移住にあたり家賃相場を色々と見てみると東京のだいたい半分くらい、という感じでした。
ただ、じゃあ福岡に住み始めたことによって生活が不便になったかというとそんなことはなく、むしろ住環境は向上しています。
そして、まだまだ完全に一般的だとは言えませんが、在宅勤務という選択肢も世の中では生まれ始めています。
つまり生活の満足度を変えずに居住地のコストを下げる難易度はどんどんと下がっています。
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唐突ですが、牛丼っておいしいですよね。
そして牛丼を食べるために必要な出費は300円強です。
ファミレスやコンビニの料理もどんどんレベルが上がり、今や一般民衆でさえ、徳川将軍よりも豪華な食事を簡単に食べることができるようになりました。
「Netflixを見てたら一日が終わった」なんて話をちょこちょこ耳にしますが、僕たちはわずか800円/月を支払えば毎日消費しきれないほどの動画コンテンツを楽しめるわけです。
つまり、エンタメに必要な費用も、映画1本を見るのに1,500円以上払っていた時代に比べて圧倒的に下がっている。
上の事例以外でも、たくさんの事柄を安く、簡単に僕らは楽しむことができるようになりました。
この傾向は今後もそれなりの長さで続いていくことは間違いない。
かつて、国を挙げた所得倍増計画が進められるなど、誰もが豊かさを目指していた時代がありました。
ただ、僕たちはすでに、裕福にならずとも満足できる時代を生きているわけです。
先程も書いたように、社会的要請も相まって多くの人間が利益を追い求めてきましたが、その先で得られたはずのものはすでに足元に落ちています。
ここで僕たちに問われているのは、留まるのか、それともさらなる豊かさやそれ以外のものを求めてなお進むのか、ということではないでしょうか。
なんとなくの実感としてあるのは「何によって自分は幸せになるのか」というのを明確に定義できている人ってほとんどいないということ。
僕自身、ずっとそれを考え続けてきましたが、自分の中で明確な答えを出すことができたのは30歳を超えてからのことでした。
結論というかオチみたいなものは用意していないんですが、世の中の常識や前提が変わり続けている中で、定型化された幸福を追い求めることは不幸を生みやすいよなーと。
本当に自分がやりたいことは自分の中にしかないはずなので、ちょっと立ち止まってそれを考えてみるってのは人生においてめちゃくちゃ大事だと考えています。
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