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素晴らしいパーパスには、「ワクワク」「ならでは」「できる」の3つがある

はじめに

今回のCOMEMOのテーマは「あなたの個人パーパスは」です。

以下に投稿募集記事があったので、こちらの問いに基づいて、今回もテーマに関して私が考えていること、感じていることを書いていこうと思います。

まず、「パーパス」とは何でしょうか?

以前、「パーパス経営」の著者である一橋大学の名和高司客員教授に「志本経営」について語って頂きました。

お話を聞いていて、個人的に印象的だったのは以下です。

素晴らしいパーパス(=私たちは何をしたいのか。何を変えたいのか)には、「ワクワク」「ならでは」「できる」の3つがある

社員のエンゲージメントの向上で本当に企業価値が向上するのか
社員のエンゲージメントの向上で本当に企業価値が向上するのか

企業は戦略を立てる前にパーパスという原点に立ち戻り、「組織資産」「人的資産」「顧客資産」などの無形資産をいかに蓄積していくかを考える必要があるというお話でした。

社員のエンゲージメントの向上で本当に企業価値が向上するのか

ファーストリテイリング、デンソー、味の素、SOMPOホールディングス(順不同/敬称略)の社外取締役を兼任されるお立場から、パーパス経営の重要性を学べたことは貴重な機会でした。

志を大切にしようと誓った瞬間でした笑

個人のパーパス、を意識したことはありますか。それはどのようなものでしょうか?

個人のパーパスについて、私はちょうど意識を強めていたタイミングでした。

私自身は株式会社アトラエという会社にフルコミットをしつつ、自分自身の組織(=自分の会社を経営)を持っています。

2019年2月4日が創業し、創業して3年経過したこともあり、ちょうどパーパスを考えていました。

私は仕事柄もあって「組織」や「チーム」について考えることが多いですし、自分自身も経営者の端くれとして「パーパス」を考えることがありました。

ただ、一般的には「パーパス」と言われてもなかなかピンとは来ないものではないでしょうか?

一方で、100名いたら100通りの人生があるように、自分ならではの個性や特徴はたくさんあるのではないでしょうか?例えば、以下とか?

  • 誰かの管理職である私

  • 誰かの夫・妻・父・母である私

  • バスケットボールやゴルフ等、スポーツ好きな私・・・

私自身は個人のパーパスを「私は何をしたいのか?」と捉えると、自分を構成する要素の中で「私はどうありたいのか?」と理想状態を自分に問うことで完成するものではないかと思っています。

つまり、自分の役割ごとにパーパスがあって良いと思っています。1人1パーパスではない。

個人のパーパスと会社のパーパスの関係をどのように考えたらよいと思いますか?

上述の通り、個人のパーパスにも色々な種類があると思っています。(会社人としての私、家族人としての私、等。)

また、会社のパーパスにも事業部が複数ある場合等は分かりやすいですが、色々な種類があると思っています。

そのような中で「歯車」で例えるならば、個人のパーパスと会社のパーパスが"ガチッ"とハマる関係性の方が双方が幸せではないか?と思っています。

別の言い方をするならば、個人のパーパスの円と会社のパーパスの円があったとして、二つの円の重なる部分の面積が大きければ大きいほどお互いに幸せなのではないかと考えています。

これは、株式会社アトラエが以下のような価値観を持っているからかもしれません。Atrae is Me(Atrae = Me)とも表現が出来ますし、先日、会社で議論した時はAtrae is Usの方がよりしっくり来るねというような話もしました。

株式会社アトラエの「アトラエ・スタンダード

とくにリモートワークのもと、仕事と自分をつなぐパーパスは例えばどのようなものが考えられますか?

まず、「個人のパーパスや会社のパーパスがしっかりありますか?」、「それが全社に行動レベルで浸透していますか?(≒掲げているだけだと意味がない)」という問いが立ちます。

この問いの部分はクリアしているという前提でいくと、私自身は仕事の捉え方次第だなと思っています。

詳細は以下の記事に譲りますが、自分の仕事内容をどう認知し、パーパスと繋げているか次第だと考えています。

以下の図でも記載のある、レンガ職人の話は私が専門とする「エンゲージメント」という文脈でも『ジョブ・クラフティング』という観点から興味深いです。

認知クラフティングでは、仕事の目的や意味を捉え直したり、自分の興味関心と結びつけて考えることで、やりがいを感じながら前向きに仕事に取り組む工夫ができ、結果としてエンゲージメントが高まるという話があります。


認知クラフティングの例としては、「自分の仕事が自分の将来に与える意義を考える」ということがあげられるので、まさに自分のパーパスと会社のパーパスの重なりをどう捉えるかという話かなと思います。

リモートワークではなかなか対面で会える機会が少なくなりますが、パーパスを考える時は対面でのコミュニケーションがオススメです。

また、創業者の方が現役でしたら「なぜ創業したのか?祖業は何か?」と色々と教えて頂くことも良いと思いますし、チームメンバーと「我々のパーパスは何か?個人のパーパスとの接点は見つけられそうか?」と対話することも良いと思います。

皆でパーパス実現のために精進していきましょう!

#日経COMEMO #あなたの個人パーパスは


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