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【ロングライド】夏空の下、信州小諸まで。

こんにちはゆゆです。
全日本に出場する一周前に中山道の宿場町として栄えた長野県の小諸までロングライドしてきました。
涼しさを求めてペダルを回した今回のライドはどんなものだったのか是非ご覧ください。

・出発

朝4時半に起床して納豆ごはんとフレンチトーストという謎の組み合わせの朝食を済ませて、5時に自宅を出発。
最初の目的地である軽井沢を目指します。
 熊谷から本庄に抜けて17号は使わずに、254号で吉井町・富岡方面を目指します。道中は朝の渋滞に巻き込まれて中々前に進めないこともありましたが、小道などを使って妙義山のふもとまで抜けました。
日本三大奇景と称される妙義山ですが、険しい岩稜のピークがいくつもありまるで鬼が住んでいそうな風景を醸し出しています。

青々とした夏空と名峰妙義山
険しい岩場が続く登山でも上級者向けスポットです。


妙義山を後にして国道18号に合流し、最初の登りである「碓氷峠」に差し掛かります。

・碓氷峠~軽井沢(横軽)

横川駅で水分補給をして旧道の方の碓氷峠を走ります。碓氷峠は古くから峠越えの難所とされ、有名な旧信越本線の横川~軽井沢間では勾配がきついためアプト式や電気機関車による粘着運転を行っておりました。旧信越本線の廃止と共に開通した長野新幹線(現:北陸新幹線)は碓氷峠を迂回するルートで走っており、鉄道でも超えて行くのが難しい峠なんだと分かります。
ですが、今回走る旧道は斜度も赤城や榛名のようにきつくはなく、淡々と緩やかな勾配を登っていく感じなので走り易いです。

めがね橋と一緒に1枚。
昭和38年まで使われ、新線の開通とともに役目を終えました。


 道中旧信越本線のめがね橋やトンネル、架線が残る廃線跡を見ながら走っていたら目の前にカモシカが現れました。登山でも中々目にすることはないので、興奮しました。

まだ幼生ですかね。


 そして自宅から出発して2時間程で軽井沢に到着。

・軽井沢~小諸

軽井沢について少し小腹が空いたので中軽井沢のマクドナルドで朝マック。
チキンフィレオとコーラを腹に入れてまた走り出します。軽井沢から小諸までは国道18号を使って行きますが、小諸まではほぼ下り基調の道なのでとても楽に走れます。
この日は湿度も低く軽井沢は気温が24℃ととても涼しく、碓氷の登りでかいた汗が寒くなるぐらいでした。
右を見渡すと浅間山、左奥には蓼科連峰が見え山好きな山岳部員としてとても最高な景色でした。
そんな景色を堪能しながら一時間程で小諸に到着。

 

・ぶらり小諸巡り

小諸市街地に入った私は早速しなの鉄道の小諸駅に向かいました。小諸駅前には小諸を舞台にした青春群像劇アニメ「あの夏で待ってる」とパネルがあるので記念に一枚。

看板見つけてひとりで舞い上がってました笑


このアニメは信州小諸を舞台に、ひと夏の奇跡と甘く切ない高校生達の青春を描いたアニメで、それに出てくる小諸のノスタルジックな風景がアニメに物凄くマッチしており、高校生の時に見ていつか行ってみたいとずっと思っていて今回のライドでその夢を叶えました。

小諸城大手門
アニメの中では主人公達の映画撮影のロケで使われてました。


 駅を後にしてアニメに出てきた小諸城を散策して満足して最終目的地の飯綱山公園に向かいました。

頂上には作っている最中のカフェがありました。
ここからの景色を堪能しながら飲むコーヒー派たまらないでしょうね!
裾野はひろし浅間山(?)


 市街地を見下ろす位置にある飯綱山公園は戦国時代の山城あとに作られた公園で頂上からは小諸市街地や千曲川、雄大な浅間山を見渡すことができるスポットです。
 やっとの思いで頂上にたどり着いた私は頂上からの景色に目を奪われてしまいしばらく立ち止まって景色を嗜んでました。

・帰路

飯綱山公園で景色を十分堪能して、小諸から軽井沢までの帰りは千メートル林道を使って軽井沢まで向かいました。この道は木々が多く車通りも少ないので、涼しい中快適に走ることができました。
 そして軽井沢と碓氷峠を通り抜けて横川駅まで下ってきました。途中横川鉄道ぶんか村の横を通った際、現役時代に横軽間で活躍し動態保存されているEF63電気機関車が動かされていて小さい大好きだった電気機関車が動いている姿を見て感動しました。

EF63号機は横川~軽井沢間専用に作られた専用機です。
今年で60年目を迎えます。
おじいちゃんですね(笑)

その後はもときた道を辿って4時ぐらいに自宅に到着。

・最後に

不思議な出会いと最高の景色に恵まれた信州小諸ライドはいかがだったでしょうか。
実はこのライドをしようと思い立ったのはライドの日の前日で巡る場所も走りながら考え出しました。
たまにはふと思い立って走り出して見ると新しい発見と出会いがあなたを待っています。
それがロングライドの醍醐味の一つです(笑)
最後までご覧いただきありがとうございました。


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