橋本 祐造|RECOMO CEO

【人の可能性・価値を最大に広げる社会を創る】株式会社リコモ 代表取締役CEO|人事領域…

橋本 祐造|RECOMO CEO

【人の可能性・価値を最大に広げる社会を創る】株式会社リコモ 代表取締役CEO|人事領域16年【経営者と経営理念から丁寧に会社をつくり上げる】|得意:経営者のメンター、採用、定着・育成、マネジメント、チームビルディング|経営者・人事向け講演/インタビュー記事多数

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  • CHROの視点

    CEOのパートナーとなり、会社の経営戦略・事業戦略を実現させるための中長期の人事戦略の構築、実行体制を整備していくCHROが持つべき経営者としての視野・視座・視点を紹介していくnoteマガジン

最近の記事

企業理念を考える過程で会社の器が広がっていく理由

これまでにも複数社で経営者、経営陣と共に企業理念を考えるコンサルティングで入らせてもらったことがある。 毎回議論のプロセスは異なり、出てくる結果も当然違ってくるのですが、いつも共通する結果の状態になるというものがある。 それが 「経営者、経営陣が企業理念を考える/考え抜く過程で、会社の器が広がっていく」 というもの。 企業理念について話す前より、話をして決めた後の方が、経営者も経営陣も、発する言葉の力や重みが違ってくる。 合わせて見ているビジョンや打ち出される戦略

    • ハンデのある子と過ごす7年間

      長男の龍ちゃんは12月に8歳になる。生まれてから数ヶ月後には発達が遅れていることに気づいていました。数回の検査入院を経て、1歳の時に先天性の難病指定されているハンデがあることが分かりました。 一生立てない、一生話せない可能性が高い、と言われて、人生で一番のショックと、ハンデを持つ子の親としてやっていけるのだろうか、という強い不安を夫婦で感じたことを覚えています。 予期せずに急にやってくる、てんかん発作には7歳になってから体調が落ち着き始めて、ようやく心配が少しだけ無くなり

      • 成功の最大の理由は基本の継続にある

        様々な領域ごとに事業が成功している企業が存在する。 提供する事業内容が顧客に刺さり、満足度がかなり高い。提供する体制も整っていて、キャッシュフローの回りも良好で、安定した状態に見える。 他社には真似できないような事業を展開していて参入障壁も高そうだ。ただやってきたこと、やっていることを紐解いてみると、いくつかの共通点が見えてくる。 ・最初はほんの少しの気づきと小さな挑戦から始まる ・周りの人にやろうと思っていることを話すと鼻で笑われて、「お前には無理だ」と言われている

        • メンバーから新しいアイデアが次々と出てくる組織を作るための5つのコツ

          企業の生産性を高めるには「新しいアイデア」を生み出して形にして、今までのモノ、形、あり方を変えるイノベーションが必須になる。 チームから組織から、次々と新しいアイデアが浮かんでくることが経営者としては理想の状態だろう。 ただ「新しいアイデアを出して欲しい」と言っているだけでは、基本的には他人事で捉えられて、考えることも意見を出してくることもほぼない。 一方で同じ「新しいアイデアを出して欲しい」という言葉だけで、次々と浮かび、毎日のように意見が出てくる組織もある。 同じ

        企業理念を考える過程で会社の器が広がっていく理由

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          強いチームは普通のことをやり尽くしているチーム

          理念から丁寧に組織づくりをする上でとても参考になるのが、スポーツでの強いチームの成り立ち。 かつては弱いチームだったのに、監督やオーナーが変わると、極端に強いチームに変貌することがある。 チームとして強くなり、素晴らしい成果を出した時にメンバーにインタビューをして聞いてみると、いつも共通する特徴があることに気づく。 それは、口を揃えて「素晴らしい成果を出すために、極めて当たり前のことをやっただけです。特に違うことはやっていません。普通です」という話が出てくること。 素

          強いチームは普通のことをやり尽くしているチーム

          ワークショップ型・対面勉強会を開催します

          7/24、8/21に「経営チームにおけるCHROの役割とは」をテーマにした勉強会を開催します。 人数規模が100人近くからそれ以上になった企業の経営者の方に話を聞いてみると、常に組織づくりで課題を持っていました。バケツに穴が開いた状態を対処すべく施策を行っても、同じレベルで課題が起き続ける。 私たちはCEOのパートナーになり、経営・事業の戦略を実現するための中長期の人事戦略を策定し、実行体制の整備を支援しています。こうした動きをするCHROをもっと日本で育成することで、理

          ワークショップ型・対面勉強会を開催します

          会社を変えるには「経営者の時間の使い方」を変える

          「今のままではこの先の成長イメージが描けない。ただ悩んでいる姿を見せると、メンバーが不安に思うだろうから、ひたすら一人で情報収集しながら考えている」 このような状態になっている経営者の方は多い。悩みも課題もあるが、何から手を付けたらいいのか分からず、闇雲にスケジュールを社内外の打ち合わせで埋め尽くしている場面をよく見る。 経営者の本当の苦悩はスケジュールを見せてもらえれば浮かんで見えてくる。経営者がどこに、どんな時間の使い方をしているのかは、本心が表れている。 「経営者

          会社を変えるには「経営者の時間の使い方」を変える

          会社の今後を左右するタイミング

          会社経営で話題になりやすいのは、「どんな事業を始めたのか(しているのか)」や「誰が経営陣になったのか」という話。 いずれも前向きな話で、今後の展開が楽しみになるので話題になるのも理解できる。 ただ、あまり話題にはならなくて、水面下で行われているのに、会社の今後の行方を大きく左右することになるタイミングがある。 それは、「会社の成長に経営陣の成長が追いつかず、会社の成長を止める主要因に経営陣の思考の限界がなってしまう」時だと思う。 素晴らしい理念、社会課題を解決するよう

          会社の今後を左右するタイミング

          会社の理念はいつから必要になるのか

          経営者の方と組織づくりの相談の話をする中で、よくこんな事を聞きます。 「会社の理念は重要だと分かりました。ただまずは事業を立ち上げるのが先で、その後で理念を考えたらいいと思っています」 と。基本的には私も同じ意見です。会社を存続させるために、社会の中で価値を発揮するために、理念よりも事業を優先させることは分かります。 ただ、そのメリット、デメリットは見る必要があります。 ◽️メリット 事業の立ち上げに集中することで、立ち上がるスピードと確率が上がる。 ◽️デメリット

          会社の理念はいつから必要になるのか

          組織のリーダーの最大の役割

          どんなに優秀な人でも、持っているタスクが許容量を越えると極端にパフォーマンスが落ちる。人が集まるプロジェクトや組織なら更にそれは顕著になる。 少し前に勢いがあり、急成長していた会社が失速する様子を数社で見て、共通する点があると感じている。経営者が「選択と集中ではなく、広く市場のニーズに応える多角化戦略を行う」と発信した1、2年後に失速している点。 もちろん目先に課題があり、自分たちが解決できる方法を持っているなら、対応した方がいい面もある。売上も利益も上がるだろう。事業面

          組織のリーダーの最大の役割

          企業文化を21日間で最悪なものに変える5つポイント

          企業や組織にはそこに流れる文化がある。人の行動や成長の意欲を促し、可能性や発揮できる価値を最大に広げてくれるポジティブなものもある。 一方で、人の思考や行動を否定して、一切の管理は上司が行い、行動や成長よりは成果だけを見るネガティブな文化もある。 特にポジティブな力よりもネガティブな力の方が10倍強く、人の心理まで短期間で深く浸透しやすい。たった21日間ほどで、企業の文化を最悪な状態に変えることすらできる。 今回はこれを続けると企業文化が21日間で最悪なものに変わる5つ

          企業文化を21日間で最悪なものに変える5つポイント

          儲かる事業をやるのか、やりたい事業をやるのか

          会社を作り事業を立ち上げる時に経営者は選択を迫られる。 ・どの領域で事業をやるのか? ・どんな事業をやるのか? ・他社との違い、自社の特長をどこで出すのか? これらの視点で「何をするのか」が決まっていくけれど、、必ずぶつかるのは「儲かる事業をやるのか?それとも自分たちがやりたい事業をやるのか?」という問い。 事業なのでお金を生み出すものでなければ、立ち行かなくなる。ただ、稼ぐことだけにフォーカスしても、やり続けていく気持ちを継続させるのは難しい。人は本質的にお金のためだ

          儲かる事業をやるのか、やりたい事業をやるのか

          タスク管理はTickTickでシンプルにやる

          これまで仕事を効率的に爆速で進める方法をいろいろと模索してきた。 よく「依頼された事項、やるべきことは分かっているので、メモしないでも大丈夫」という人がいるけれど、本当にタスクを完遂できている人はごくわずか。 自分は大丈夫!と言っている人ほど、抜け漏れが多くて、チームや組織で仕事をする時に、周りがカバーしてくれているから、仕事が回せていたりする。 私はどんどん新しい知識を吸収したい気持ちが強いが、その反面、依頼されたことを忘れやすい傾向もかなり強い。 だから、やること

          タスク管理はTickTickでシンプルにやる

          【圧倒的な企業成長をもたらす人的資本経営に必要な2つの視点】10/13にセミナーやります。

          「企業は人なり」と経営で考えて、その思いを戦略に落とし込んでいくのは強い組織づくり、圧倒的な企業成長に必須です。 ただ、中長期の人事戦略を、経営戦略、事業戦略と連動させるところで思考停止になっている会社も多くなってきています。 リアルな事例も取り上げながら、経営からどのように人事戦略を見ていけばいいのか、優先順位など何から手を付けたらいいのか、などについてセミナーでお伝えします。 ■日時 2022年10月13日(木)12:00~13:00 ■開催 オンライン(Zoom

          【圧倒的な企業成長をもたらす人的資本経営に必要な2つの視点】10/13にセミナーやります。

          【絵本の世界を音楽で表現します】9/11に親子でリラックスして楽しめる演奏会を開催します

          今年の2月に作った絵本「あおいろくれよん いっしょに」の世界が外に飛び出します。子供も大人も自由に伸び伸びとリラックスして楽しめる演奏会を開催することになりました! 演奏会に子供を連れて行った時に親が感じる心配事ってありますよね。。。 「子供が歩き出したらどうしよ!」 「ハンデがあり騒いだらどうしよ!」 歌いだしたら、 床に寝転んだら、 泣いちゃったら、、、 大丈夫! この演奏会では、ありのままの姿で伸び伸びリラックスして是非聞いてください。 ---------

          【絵本の世界を音楽で表現します】9/11に親子でリラックスして楽しめる演奏会を開催します

          キングダムから考える組織体制

          RECOMOでは経営者の方のビジョン、理念、パーパス(会社の存在目的)を実現するための人事・組織戦略の策定、実行体制の整備をサービス(RECOMO X)として展開しています。 RECOMO Xのサービスを現場で提供する人たちを「パートナー」と呼んでいるのですが、実は住んでいる場所が様々です。東京の人もいれば、静岡、長野、大分と全国に広がっています。 パートナーの一人がたまたま東京に来ていたので、2時間ぐらいガッツリと話してきました。 パートナーになる人たちはこれまでに様

          キングダムから考える組織体制