【退職エントリー】外資ITを去る話

はい、柚人です。こんにちは、こんばんは。
さて、2021年1月に入社して以来、1年11カ月で、初挑戦だった外資のIT企業を退職し、12/16から国内の手広ーくやってる事業会社のIT戦略的なところに移ります。
過去の退職エントリーや当時の記事振り返りながら書きますかね。

そもそも現職で2年間、どうだったの?

1年11カ月、ほんといろんなことがありました。
外資ITとはいえ、顧客の事業会社のIT関連のサービス受付窓口、なので顧客は日本人だし、言語も日本語。社内もチーム内は日本語で、技術チームはオフショアなのでほぼ英語、という環境。
インドの大手SIなので知ってる人は知ってる会社なんですが、まぁとにもかくにもオフショアと一緒に仕事をする、ということ自体が初めてだったので新鮮でした。

やったこと

運用保守のPJ採用なので、ほぼ初期メンバーの状態で、入って1カ月で準備が整ったサービスをスタート。
ただ、「準備は整った」とは名ばかり、全然プロセスも固まっていなければドキュメントも問合せに耐えうるレベルじゃない。
日本人が自社内でなぁなぁで何となくやってきていたサービスを委託するのだから、所謂コールセンターやヘルプデスクのような対応ではユーザーが何を言ってるかすら処理ができない。
尚且つ、技術トラブルがホント多くて、毎週のようにどこかしらで障害が起きて「システム繋がりません」「ネットワーク繋がりません」「夜間バッチこけました」が立て続けに起こる起こる・・・。
入って1カ月でインシデントマネージャーになり、障害発生時のハンドリングやメンバーへの指示、バックログ(滞留)レポートなどしながら、顧客とプロセス決めの相談したり、ユーザ向けナレッジ作ったり、メンバーに技術指導したり、とホント色々やりました。

最後らへん、というか今年の夏からはソフト入替が完了してないPC/サーバーの個別対応要請だったり、それの対象リスト作成→進捗レポートだったり。
あとはSSL証明書の更新手配プロセスの手順書作ったりオフショアのために日本語のコミュニケーションテンプレート作ったり・・・、サーバーチームやセキュリティ監視のチームのやらかしをフォローするためにドキュメント作ったり顧客とそれ握ったり、と・・・・。あれ、俺どこのチームだっけ?

スタンスと立ち位置

問題が起きたら解決まで責任もって横断して対応していく、というのを自発的にやってたがために、顧客からのラブコールが強すぎて、(階層的に)3つ上の上司から引き留めが入るくらいだったんですが、自分の(同じく階層的に)2つ上の上司も2週間早く去ることが先日発表されて、顧客大激震だったので、たぶん自分の発表もえらいことになるでしょう・・。
余りにもいろんなとこに顔出しては軌道修正するから、ほとんどの人が顔見知りだもの・・・。

仕事はこんな感じでした。

評価

給与は前職からすれば20%Upで入社したけど、1年半経過で特級評価で等級アップ+昇給を立て続けに貰って更に7%ぐらい増えました。
入社時のJD(業務要件)がサービスデスクのメンバーなのに、明らかやってること業務マネージャーの仕事だから当然よね・・・という感じで。

なんで転職するの?

やりたいことと立場の乖離

にも書いたように前職から現職への転職理由が給与Up、英語力の向上、企業のIT部門での横断的な業務の見識のアップデートと経験が主。
それらが得られたものの、やはりサービス提供者側の悩みはある・・・。
前職でも感じていた「事業会社側じゃないから、色々考案して、ああすればいい、こうすればいいを思いついても、最終的に決断・決裁して動けないし、既存技術リソースをフル活用できない」が解消できない、という点は満たしようがありません。
また、自分の実力が遺憾なく発揮できたことで、更に昇級・昇格の機会はいくつかあったんだけれども、その際に「人事制度」で特級昇格以降、向こう2年は上げられない、という縛りがあったことも大きい。
それなら外出ちゃった方が給与も上がるしやりたいこと出来んじゃん・・・と。

じゃあなんでそもそも最初からそっち入らなかったの?という質問には

にも書いたように、IT業界じゃない事業会社の何でも屋→SaaSプリセールス、という経験では中々採用に繋がらなかったこと、書面上から見ても経験不足と判断されお見送りされることがほとんどで、いざ採用に繋がったところは白紙になる/することが多かったためです。


疲れ

また、オフショアと一緒に仕事をする中で、問題も色々山積みで突かれてるのもあります。
その問題が

  • 日本語英語以前に、書いてあることを読んでないからコミュニケーションが成立しない

  • 手順書の漏れ、見落としがいつまでたっても改善されない

  • 新人が入るたびに問題を起こし、ベテランが次々抜けていく技術チーム

  • 各リードが自分の殻に閉じこもって周りと調整しない

  • 言われてることが理解できてないから課題管理ができない

という、低レベルな問題が自分以外のチームで起き続ける上に、顧客に「できている、問題ない、あいつのせいで遅れているだけだ」と見栄を張る面々を支えるのが疲れてきた、というのもあります。
(もちろんそこをちゃんと出来て頑張る人はいるんだけど、一人でやるのは無理があるし、なんならカースト制度はなくてもその意識や文化が残っていて、出来ないのに役がある人ほど上から目線で話が前に進まない・・・まるでJTCを見ているようだ。)

次は何するの?

次は事業会社ですが、結構知名度の高い2000名規模の会社で、主に社内運用の改善や技術的な相談窓口というか、社内ITコンサル的な役回りになります。無論手も動かすので引き続き勉強は必要ですね。

基本在宅っていう点もありがたい。
今もフルリモートですが、先日所用で1日出社しただけでめっちゃ疲れたのでもうほんと・・・。

あと、社内でやったことをアウトプットして紹介する文化も強い会社なので、そういった面をどこまで出せるかなーというところで、楽しみです。
モダンなシステムもたくさん入ってるみたいなので、結構楽しめそうかなと思っています。
給与も+15%ぐらい増えるし、前々職から2年で150%増えたと思うと偉い伸び率・・・・。
それだけ評価・期待されてると思うと身が引き締まります。

転職活動はどうだった?

今回の転職活動はめちゃくちゃ早かったです。
毎度転職の際に書類通過や面接通過しやすいリクルートエージェントさんにお世話になって、9社応募で2社面接、そして行く先の1社がトントンと進んで、という感じ。
転職活動自体を9月末に始めて、11月中旬で内定、12月中旬に入社、とめちゃくちゃ短期で物事が進みました。
なるべく早く行きたい、という想いが強かったので12/16入社にしたけれど、現職も転職先も末締め25日払いなので、12月の給与が2か所からの受け取りになるので、年末調整がどっちの会社でもやれなくなってるので、人生で初めて確定申告しなくちゃいけません・・・w
12月1月転職する人はホント住民税と年末調整気を付けて・・・・。

最後に

同僚に転職する旨伝えたら、キャリア相談をされることがあったんですが、やっぱりそれぞれの背景を聞いて道筋や強みを見つけて提示するっていうキャリア相談は、問題解決やコンサルに近いものがあります。
なので、思うところがあったらDMとかなんらかで連絡ください。
無償の範囲でラバーダッグというか「どしたん?話きこか?」ぐらいの相談には乗りますw

最後の干し芋リストのっけておきますね、もらえたことはないけれど。


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