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【訪問介護のトリセツ①】訪問介護と介護施設の違いを介護歴12年介護福祉士が語ります

意外と知られない細かな違いについて紹介します

私は訪問介護と介護施設を経験している介護福祉士です。

介護施設では当たり前であることは訪問介護は当たり前ではないことがたくさんあります。

意外と知られないこともあるので、一つ一つ紹介するブログとなっています。

よかったらご覧なってください。

【序章】働く環境の違いとは

大きく違うのは
『環境、必要な道具、決まり事がそれぞれ違う』
ことが挙げられます。

介護施設は
①施設内の介護業務なので決まった場所で働くことができる
②介護施設毎によって使う道具が細かく違うが大きな差はなく、整っている
③介護施設毎によって、決まり事がある
と言った特徴があり、介護士にとって安心して働ける環境が整っています。

訪問介護は
①ご自宅にいるお客様の生活援助、身体介助なので、お宅毎に移動して訪問する
②訪問先によって使う道具や配置は大きく異なり、必要なものがないケースもある
③お宅毎によって、決まり事がある
と言った特徴があり、介護施設より働きやすいとは言い切れません。

とは言ってもイメージがつきにくいので、一つ一つ挙げて紹介します。

1. 業務の違い

訪問介護はご自宅にいるお客様毎に生活支援・身体介助・自費サービスの3つで決められた時間のサービスを行います。

なので、生活支援で掃除だけで30分とることや身体介護で移乗と着替えで30分といった業務内容にあることが多いです。

デイサービスの送り出し・迎え入れと言った通所サービスの繋ぎ目になることや通院で同行することもあります。

介護保険で決まった生活支援・身体介助をして、必要時自費サービスを利用するお客様をすることが基本の業務です。

介護施設では施設内でサービスは完結しており、介護にまつわること全般のお世話なので、何でも屋さんに近いかもしれません。

レクリエーションを盛んにしている介護施設は多く、レクも覚えることが多いです。

介護業務の他に行事毎の飾り付け、イベント毎などもあるので、介護士の業務は多岐に渡ることが多いのが、介護施設の特徴と言えます。

2. 仕事先の移動

訪問介護はご自宅にいるお宅の訪問するので、自転車で移動が基本です。

外の移動なので、天候や線路、道路に気をつけます。

雨天、雪であればカッパとサンバイザーと長靴の着用が必須です。

訪問介護の業務で買い物代行することもあるので、荷物を濡らさないために自転車用カゴカバーも必要な道具に挙げられます。

慣れない道を通ることもあるので、自転車スマホホルダーがあるとグーグルマップを見て移動でき、お勧めです。

時に電車の遅延の影響で踏切が上がらないこともあるので、線路を通らない道日頃考えることも推奨します。

雪が積もり過ぎて、自転車の移動が困難になることもあるので、天候に支障が出やすいのが、訪問介護の特徴かもしれません。

介護施設で施設内にいる利用者様の訪問なので、外に出ることなく、移動はとてもスムーズです。

利用者様は施設内にずっといますので、いつ何時呼ばれる環境なので、気が休まれないと言った特徴があります。

3. ユニフォームと入浴着の違い

訪問介護、介護施設はユニフォームが持参したり、会社で用意したり様々です。

持参という場合は会社のルールに沿ったものでないといけない決まりが大体です。

ポロシャツ、チノパンが多いかもしれません。

入浴着は会社で用意することはなく、持参することが多いです。

たまに入浴用のエプロンを用意している会社はありますが、夏場でもユニフォームの上に着て、マスク着用してるので、なかなか大変かもしれません。

入浴用のエプロンは冬場だけにしてもらいたいですね。

4. 荷物を置く場所

訪問介護は必要な道具をリュックに詰めて、訪問先で荷物を置きますが、場所がお宅毎に異なります。

玄関先で置く、棚の上に置く、寝室に置くなど空いているスペースに置くことが多いです。

たまに訪問先で床に置けない状況もあり得ます。

そういうお宅は訪問する前に訪問介護事業所に行って最低限の荷物だけ持っていくことや自転車カゴに置くなどの対策は必要です。

介護施設ではロッカーや着替え部屋があるので、着替え場所と荷物置く場所があって置けないと心配ないのはとてもいいかもしれません

5. 室内履きの違い

訪問介護では室内履きが基本スリッパです。

たまにスリッパが置いてなく、足の踏み場がないお宅や汚れててスリッパの持参が必要なお宅もあります。

洗えるスリッパはヘルパーの必須品なので、検討をお勧めです。

身体介助となるとどうしても靴下にならないことやスリッパであることがあり、足元を気つけないと滑ることやヘルパーまたはお客様の怪我することに繋がります。

なので、可能なら滑り止めタイプの靴下とスリッパの購入をお勧めです。

介護施設では基本運動靴を推奨してます。

運動靴は基本滑りにくく、足元が疲れにくいので、介護士にとってこれほど信頼できる室内履きはないです。

施設で用意してくれるところは少なく、場所によって色の指定もありますので、ご購入する時は気をつけてください。

まとめ

訪問介護と介護施設はそれぞれ働く環境や道具などが異なるため、働き方に好みが出やすいかもしれません。

それぞれいい特徴はあるので、いい特徴は何であるか、お客様はどのような人なのかをしっかり理解しておくと失敗したということは少ないかもしれません。

これからも介護にまつわる話題を更新しますので、よかったら見てください。

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