美食エッセー少2

第8回 尿瓶で飲んだシャトー・オー・ブリオン (後編)

装飾の中に本質があるのか、本質がない装飾を虚飾と呼ぶのか、本質さえあれば装飾は意味を成さないのか、わたしには答えが出ない。

どれも正解のように思えるときもあれば、やはり間違っていると思えるときもある。

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