あるところに、四人の死神が居ました。その死神達に目を付けられた人は、散々な目に遭ってしまうのです─────

1,登場人物　設定

美しさでは一番（自称）⁉の死神

・サラ
・美しすぎて、誰も直視できない（自称）
・実は甘いものが苦手
・好きな人には何も言えない
・元恥ずかしがり屋
・口癖
「何？嫉妬でもしているわけ⁉」
・周囲の反応
「違う。」
・その後
「そう。レベルが違いすぎて嫉妬するようなことができないってわけね。」
・周囲の心の中
（何言ってんだこいつ）
口癖全く言ってなくない？

冷たい死神

・ミラ
・冷たい
・実は甘いものが好き
・赤い瞳を見ると、足元がふらふらする。
・鏡に映らない
・好かれている方
・ハネに少しだけ甘い
・好きな人には甘い
・口癖
「は？興味ない。」
・周囲の反応
「そんなこと言わずにさ～。」

子供の死神⁉

・ハネ
・子供っぽいが、100歳を超えてい───────────────はいすみません。
・不死身
・運動神経抜群
・辛い物が好き
・ミラに懐いている
・好きな人には塩対応
・口癖
「私、わかんないよ～。お姉ちゃん（ミラ）。」
周囲の反応（ミラの反応）
「これでいいんじゃないの？」
口癖言ってない気が。

優秀すぎる死神⁉

・ルリノ
・優秀
・猫と死神のハーフ
・酸っぱいものが好き
・死神の鎌を持っている
・鎌を毎晩磨いている
・運動神経が悪い
・好きな人に一途
・口癖
「誰がどう思おうが、私の勝手やろ？」
周囲の反応
「そうだね（下手に刺激して命を刈り取られる前にご機嫌取りを）。」

プロローグ？

「ふふふっ。そこで一生眠っといてね。」
ルリノは閉じ込められていた。黒い棺の中に。
「助けて！」
とルリノは言うが、棺は頑丈なので外に声は聞こえない。

本編

サラは今、朝ご飯を食べていた。
「やっぱりパンケーキは最初から作って食べるのが一番！」
とサラ。ルリノが閉じ込められていることには気づきもしない。

ハネはミラと話していた。ルリノの話題になった。
「ルリノ姉って昔、どんな感じだったの～？」
とハネが何気なく聞いた。ミラは
「ルリノは、死神の憧れだった。ルリノはね、死神様なの。かつては天界の落ちこぼれとも言われた死神界に・・・・・・話しすぎちゃった。大丈夫、ハネには関係ないことだから。」
といった。ハネは
「え～！続きを聞きた～い！」
と我儘を言った。ミラは
「それより、ルリノ、朝から見てないね。」
と誤魔化した。
「確かに見てない。最近ルリノ、変なことに巻き込まれたから心配だなぁ。」
とハネは言った。ミラ、誤魔化すのが得意？ハネは
「探しに行こう！」
といった。
「まぁ、ルリノの事だからラジオ体操をしに外に出てる・・・・・・ってあ～！何時もよりも帰ってくるのが遅い！もしかしてまた変なことに巻き込まれてる・・・・・・？」
とミラは言って、外に出た。

外

ミラとハネが外に出ると、怪しげで吸血鬼の入りそうな棺があった。
「？なにこれ？」
とハネがミラに聞いた。
「わかんない。でも、開けてはいけないふいんきがあるわ。」
とミラは言ったが、開けようとしていた。

～棺の中では～
「ハネ！ミラ！私が居るから開けて！お願い！」
とルリノは何度も言っていた。ルリノの声は二人に届いていないが。

～外～
そこを通りかかった死神がミラに言った。
「この棺、天界にあるなんて変～。あ、私はサクラ～。」

ミラは
「そうね。でも一応開けておきたいの。サクラさんと言ったかしら？開けて確認した後、どうすればいいですか？」
といった。サクラは、
「いいや、開けない方がいい！」
といった。ハネは
「じゃ、開けるね～。」
と言って棺に手をかけた。ハネ、話を聞いてた？サクラは
「やめなよ！サクラの言うことが聞けないの？ミラハネ！」
といった。ミラハネって二人まとめて読んだ名前かな？じゃなくて説明しないと！サクラがそういうと、ミラの生き生きとした目が虚ろな目に変わっていった。
「そうですね。サクラ様がそういうなら・・・・・・。ハネ、行くわよ。」
とミラは操られているかのように言った。ハネは
「は～い。ミラ姉がそういうなら仕方ないね。」
といった。

～棺～
「あれ？なんか揺れてない？」
とルリノが変に思っていた。

～外～
サクラは棺を担いで空から落とそうとしていた。
「ちょっと待った～！」
何々？結婚式の乱入？いや、サラだ。そして
「その棺、ちょうだい！」
と言ったのはハネだった。サクラは
「え？なんで？」
といった。ハネは
「いいから！」
と言って強引に棺を取ろうとした。サクラは
「サラ、ハネ、サクラの言うことが聞けないの・・・・・・？」
といった。サラの目は虚ろになっている。サラは
「聞けますとも！ハネ、行こう。」
といってハネを引っ張ろうとした。ハネは
「サラ。私の目を見て。」
と言ってサラに顔をグイっと近づけた。
「・・・・・・私、どうかしちゃってたみたい。サクラ、あんたなんかしたでしょ！」
とサラは正気に戻ったよう。
「なんなのあんた！」
とサクラはハネに言った。怯えている。
「私？私はね～、ハネだよ。」
そう言ったハネはハネじゃないようだった。ハネは言った。
「私の目を見て。」
と言ってサクラに近づき、自分の目を差してサクラに自分の目を見せた。
「いや！こっち来ないで！」
とサクラは最後まで抵抗していたが、ハネの目を見た途端、気絶してしまった。
「私の方が強いんだ♪ごめんね～♪」
とハネは言った。

ちょっと説明する！

死神は何があっても一つ、能力が授けられる。
ハネの能力：相手を操る
サクラの能力：相手を操る
ハネは子供タイプ。サクラも子供タイプ。この場合、魔力の強さなどで勝ち負けが決まる。
今回はハネの方が色々と勝っていたためハネの能力が効いた。

棺の中身

ハネは棺を開けた。

”ギィ～”

そこには、ルリノが気絶していた。
「あれ？」
とハネ。ルリノは揺れて頭を打ったので気絶しているだけだ。サラは
「神様にとりあえず言おう！」
といったが、ハネは
「やめておきなよ。」
と言った。サラは
「なんで？」
と聞いた。ハネが
「サクラ、起きなさい。」
と言ったら、サクラは飛び起きた。
「反省してる？」
とハネは言った。サクラは
「はい・・・・・・。もうしません。」
といった。ハネはサラを見て言った。
「ね？」

あれ？私は誰？ここはどこ？私はルリノ。ここは天界。
「あ。起きたね。」
「誰あんた！」
と私は言った。
「ミラだよ。」
ミラ・・・・・・？