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=読書感想文= ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

先日読んだ「ユダヤ人大富豪の教え」からもうちょっとユダヤ人哲学を知りたいと思って、検索してたどり着きました。

ユダヤの教えを様々なわかりやすい逸話から紐解いてくれます。そのため、この本は、まとめを読むというより、一冊を通して逸話を読んだ方がいいと思いますので、気になった文を抜粋しました。

私は、特に決まった宗派もなく、今後どこかに入るとは思えませんが、これを読むとさらにユダヤ教に興味が出ます。実際旧約聖書を購入してしまいました。何かの宗教と食わず嫌いせず、読んでみることをお勧めします。

何しろ欧米文化を知るにあたって、キリスト教を中心とする宗教の歴史を知ることは避けて通れないと思います。

グローバルに仕事をしたい人、今までの常識とは違うものを得たい人、自分を客観的に見直したい人にお勧めです。

–この読書感想文の読み方–

本の中から、気になった言葉(文章)を引用しています。「 」の部分です。本を純粋に楽しみたい方は、ここを読まずに本を入手されてください。
「→」は、私の感想です。

読んだ人によってそれぞれ心に刺さるポイント、文章が違うと思います。
読んで見たいと思ったら、実際に読んで、再びこの文を読んでいただき、
私の着眼点との相違を楽しんでもらえれば幸いです。

そして、あなたの新しい発見や問題の解決のヒントになったら嬉しいです。

–スタート–

「ユダヤ人は、楽あれば苦ありと考える。今の苦を我慢するのではなく、楽に変えていく努力をしなくてはならない。」

「陽のあるうちに闇夜の打開策を準備しなかった人は永久に闇の中に葬り去られる。」

→苦境に耐えていれば、いつか報われる。生きているうちに報われなかったら、極楽浄土があるという日本の感覚とは逆ですね。

「同じ目的地に行く道があったら、決して近道をしようとしてはいけない。時間がかかっても安全な大きな道を行きなさい。」

→狭い門より入れ。滅びに至る門は広く、その道は広々とし、、、これは有名ですが、新約ですよね。解釈によっては一緒ですが、表現が随分違いますね。新訳の方は、苦難な道を選びなさいといった感じですか、こちらは、リスクの少ない道を行きなさい。ハイリスクな近道をしてはいけないと書いてある感じがしました。

「あなたの頭の中に怒りが込み上げてきても、それをその場で爆発させてはいけない。一晩お待ちなさい。」

→一晩ですか、、、確かにそんなに抑えたら、怒りも収まりますね。。。

「5つの心構え
1. 適正 身の丈にあった報酬、生活を
2. 自己規制 日々勉強を重ねよ
3. 自己抑制 誘惑に負けないよう自分を抑えよ
4. 自己管理 しっかり自分を管理せよ
5. 正直 嘘をつかず、正直に生きよ」

「Eat poorly, Think richly」

→当たり前のことを当たり前にですね。こういうことは、すぐ欲望に負け、おろそかになってしまうのですよね。毎朝朝礼で読み上げて、無意識下まで落とし込まないといけないですね。

「何にでもまずノーと言え。その後イエスに変更できる。先にイエスと言ったら、ノート言えない。ノーというときは、becauseとセットで言う。」

→すごい発想。。。これがいいと言われても真似できないし、しないと思うが、このくらいの力が必要なのかな。

「リスクコントロールとは、リスクと成果が均衡する点を探すことであるが、最小のリスクの最小成果を選ぶ。少しの成果を得られれば、再チャレンジの機会が巡ってくる。」

「リスクコントロールとリスク分散」

「リスクを大中小に分けて考える。どれが一番リスクが少ないから、そして最小限でも何らかの成果が得られるだろうかと考える。」

→この3つは、投資、事業、様々なことに応用できる気がする。すごい身近な人に多大なリスクを負って、大損したり、その上儲かるときでも利食いが早く、ちょっとしか儲けない人がいる(父)。しかし、彼のすごいところは、いくつになっても勉強して、自分の考えを柔軟に修正するところ。70歳過ぎて最近この投資方法をしている。私はこの本を読んで、40代からこの方法を取ろうと思いました。

「サービスを無料にしていかに稼ぐか。なんでも疑問を持ち、考え続ける。」

→最近、ほとんどのサービスを無料にしたお店を開こうと思っています。これは課題ですね。考え続けます。最近、思考を続けています。習慣化できてきた気がします。この本がオススメです。考え方のコツ 松浦弥太郎

「神ならこの物事をどう見るだろうと考える。神とは別次元ということ。」

→客観的視点、物事を俯瞰するというより、神目線とは。最近、この本を読んで、歯医者さんの苦痛を少し和らげる方法を思いつきました。自分が治療台に乗っているというイメージを強くすることです。天井から、あっ自分が治療されているって。ちょっと気分が良くなります。この神目線の俯瞰とは関係ありませんが。。。

「形のないものに目を向ける。知的価値は、物的価値にまさる。」

→分かってはいるのですが、なかなか形ないものにお金を払うのは難しいですよね。でも、意識していきたいと思います。

ーーまとめーー
ユダヤ人が子供の頃から教えられる逸話については、あまり書きませんでしたが、このような話を物心がつく前から教えられるユダヤ人と一緒にビシネスをする場合は、とても勉強になりそうですが、間違っても敵には回したくないですね。

特に物事を客観的に見る。徹底的に俯瞰する。本質を見極める。これらをちょっとした外部の目線ではなく、上空遥か彼方の神目線で見るという感覚を持っているというのはすごいですね。

普通に日本人として、生活をしていたら、全く思いつかない新鮮な思考がたくさんで参考になりました。
そして、旧約聖書に対する興味がとても出ました。もっとたくさんの関連書籍を読んでみたいと思います。
(旧約聖書に関しては、後日数冊読んだものがありますので、また書きたいと思います。)

そんな入り口として、オススメの本です。

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