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ウェイコン立ち上げ舞台裏⑭

今日、ウェイコンに新たなメンバーを一人迎えました。

この人は以前から僕の思想を語っていたので、思想の純度は私とほぼ一緒です。今の既存メンバーは私の思想に100%共感しているわけではありませんが、日々の成長も早く非常に優秀な人物です。
一方、今日招いたメンバーは、思想的には私とほぼ完全に一致していますが、スキルはほとんどありません。

これは難しい課題ですが、どう協力していくかを検討しています。
ウェイコンの理念としては、部活のように熱中し、いつの間にか成長し、経営者になれるような状態にコアメンバー10人がなっていること。

昨日、試しに新メンバーにタスクを割り当てた際に気づいたことがあります。僕が”1”指示を出したとき、それに対するアウトプットが”1”出てきたことは感謝しています。しかし、それを見た瞬間に、既存メンバーたちとの間に感じる格差がありました。

彼らならば僕が”1”の指示を出せば、”10”の成果を出してくれるでしょう。
また、最近ではこの”1”に疑問を呈してくれるようになりました。僕の指示に対して違う視点からの意見が出ることもありますが、それは良いことです。

(会社員をしているとありがちですが)僕が最も不快に感じるのは、1の背後にある理由を理解していない、あるいは理解しようとしない姿勢です。それに対して、どう対処したいのか、リクルート用語で言うと「お前はどうしたいの?」です。界隈ではよくネタにされていますが、僕はこの言葉をリスペクトしています。

当事者意識を持つということがなにごとも楽しむことの本質だと僕は考えています。しかし、当事者意識を持つことは難しく、普通のサラリーマン生活を送っているだけでは、その限界があります。一方で、自分で事業を起こしてみることで、楽しめないかもしれませんが、会社に戻ったときには、普通の人よりも5倍の価値を提供できると思います。

AIの進化や副業ブーム、一つの終身雇用の世界ではなくなり、若者が二極化する大きな分岐点になると思います。情報格差がなく、単純な努力だけで成果が出る時代は終わりました。私が「ゴリ丸」というサービスを選んだ理由は、次のステップを見据えているからです。マーケ周りは外注するとお金がかかり、そのコストは挑戦を阻害するものであり、内製化する必要があります。そのため、「ゴリ丸」は、自社組織内にマーケティング機能を持たせることで、大きな優位性を得ると考えています。

僕の目標は、社長を10人育成し、組織の中核に据えることです。
それぞれが社長になるポテンシャルを持っていますが、このウェイコンという組織を面白く、楽しく運営していくことが僕の目指すところです。

この過程でまずは「言われたことを実行する」というステップがあります。そして、「言われたらその10倍のアウトプットを出す」というのが次のステップです。
これができれば、フリーランスとして生きていくことができるでしょう。
そして、社長になるためには、ゼロからイチを生み出す能力に、自分の色を加えることが必要だと思います。
「ゴリ丸」の事業もそうですが、事業の芽が出る確率は1%もないと僕は考えています。僕がウェイコンという船の船長ではなく、提督の役割を担っているのは、成功の確率を高めるためです。現在、三つの事業を立ち上げ、それぞれに責任者を置いていますが、基本的にすべてがうまくいくとは思っていません。これは悲観的なわけではなく、現実的な見方からそう考えています。

だからこそ、広い海原に多くの釣り針を下ろして、守備範囲を広げています。そして、もし一つでもヒットする瞬間があれば、その釣り針をさらに強化し、前進していきます。

僕はこの船を様々な場所に導く役割を持っており、これをひたすらに追求しています。この取り組みがなければ、新しいメンバーを増やしたり、次のリーダーを見つけることができません。日々この取り組みに専念し、メンバーの成長を感じることができるのは非常に嬉しいことです。

新しいメンバーを迎え入れたので、新しいサービスの立ち上げに本格的に取り組むつもりです。また、今週も新しいメンバーが増えそうな予感がしていますので、彼らと共に成長していきたいと思います。一般的に、会社は機能面で人材を集めますが、現在の組織はすべて船長を集めるという、バランスの取れない形をしています。これには明確な理由があり、普通の会社を作りたいのではなく、ウェイコンとして組織を大きくしたいからです。そのためには、何よりも思想が重要だと考えており、それぞれが船長クラスの人材を引き寄せます。それに共感できる人、やっている人を常に求めています。この取り組みは非常に面白いと思っています。

思想が強いメンバーが入ってきたので、どこかのタイミングでnote1投稿に思想すべてが詰まった1冊を用意して視覚的に理解できるように整えたいです。

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