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ウェイコン立ち上げ舞台裏⑮

マシュマロテストは、協調性や創造力を試す興味深い実験です。知らない人は一度動画を見てみてください。

異なる背景を持つ人々がチームを組み、マシュマロとパスタを使用して最も高いタワーを作れるかを競うゲーム。就活でやった人もいるかもしれません。

専門知識があれば有利ですが、ビジネススクールの学生よりも子供たちがより良い成績を収めます。面白いですよね。

これは、子供たちが試行錯誤を恐れず、積極的に挑戦を重ねるからです。ものづくりは、失敗を繰り返すことで上達していきます。子供たちは、マシュマロを頂点に置きながら、構造を支えてタワーを次々と改良していきます。対照的に、大人は完成形を求めすぎる傾向があり、それが成果を出せない一因となります。これってマシュマロに限らないのではないでしょうか。

僕は、この子供たちの姿勢を非常に尊敬しています。ウェイコンでも、この精神を重視し、短期間で複数のタワー(事業)を構築し、その過程で蓄積される知識を基にオリジナルの作品を生み出すことに挑戦しています。さらに、単に試行錯誤するだけでなく、専門家の知見を取り入れながら、それを強化していくことが子供たちとの差分です。しかし、何よりも重要なのは、強い当事者意識を持ち、単なる作業ではなく、それを楽しむことだと思っています。

実験では、報酬を設定すると成果が出にくいことが示されましたが、報酬なしで自由に取り組むとタワーの高さが向上します。金銭的な報酬よりも、自由な発想で楽しく取り組むことの価値を示しています。僕はこのようなワクワクする時間を大切にしています。

僕が小学生だった頃、図画工作が好きで、その経験から言えることは、初めての試みで完璧な作品を作ることは不可能だということです。例えば、工作のために素材予算が1000円だったとします。初手から1000円を投じて良いものを作ろうとするのは、賢明な策ではないのです。むしろ、500円づつ使って2回に分けてやる方が良いと思います。1回目は真剣に挑戦するものの、失敗を前提にすることが、真のものづくりにつながると考えています。本気の失敗には意味があります。

今こんな考え方で一緒に活動してくれるメンバーを探しています。僕のnoteだけでは伝わりにくい部分があるため、さちかが書いた内容はとても面白く、伝えたいことがしっかりと出ているので、是非読んでほしいと思います良い感じにマイルド。

ウェイコンを立ち上げて間もないですが、この一ヶ月間でメンバーに提供したい体験は、まさに私が喫茶店を経営していた時の経験に基づいています。この短期間で、メンバーがその経験を肌で感じ取ってくれていることを知り、既にプロジェクトを始めて良かったと深く感じています。この一ヶ月の活動を振り返り、約1週間後にはノートにまとめる予定です。しかし、それに先立ち、全力で取り組んだこの期間の心地よさや、その懐かしさを大切にし、明日からも引き続き取り組んでいきたいと考えています。

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