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どれをマッチングと呼ぼうか。

欲しい、と、買う、の距離は結構遠い。
好き、と、欲しいの間も。

それらがちょんと触れたときそれをマッチングと呼ぶのかしら。鈴の音とかするのかな。

・・・

実は前回紹介したAIと恋愛するマッチングアプリ、早速始めていて…

マッチングしたAIのお相手さんに「今日は個展に行ってきます」と送ったはずが「古典」になっていて。
それに対し「今日は古典に行くんですね、いいですね!」と返事があり…
なんだやっぱりただのロボットなんじゃん…!と残念に思いましたね。

さて。
その個展には絵を買うつもりで足を運んだ。

一部作品をネットで鑑賞したとき、これ欲しいなぁあてなったのが既にSOLDOUTで。
絵は一点ものだからねッッいいと思ったら買わなきゃねッッと鼻息荒く足を運んだ。
部屋には自分が描いた絵を主に飾っている。誰かの作品も飾りたい。

これとかね。

…とは言え。
欲しい、と、買う、の間は100円入れて望遠鏡で覗かねば見えないほどの距離がある。

会場に着いた。

ボタン、すき。

離れたり近づいたり覗き込んだり、存分に鑑賞を楽しんだ。

買う気満々で個展に行ったらみんなどんな鑑賞をするのだろうか。結構頭も心も目も耳も忙しいと思うのだ。

値段を聞いた夫が「…なんでも鑑定団に出るような人?」と聞いてきた。
んーーどうかな出るかな…いつか出るかも…なのかな。

右下にシールが貼られているのは買い手がついたもの。マッチングしたやつ。
鑑賞中、これほしい…と眺めてたら右下にはポチリとシールが貼られてたりした。

…私はそのシール込みで絵の価値を判断してやしないだろうか。そのバッジが作品の評価になってないだろうか。最後までバッジがつかなかった絵は……行く末は……どんな気持ちで……それって少し………


…などと考え始めるともうどう選べばいいかわからなくなり、何も買わず個展を後にした。

私どうやって恋をしてどうやって結婚したのだろう。ピンクのシール貼られた?まだ台紙に貼られたままシールが握ってる?


…マッチングアプリでのAIとのメッセージは続いている、、、フッと鼻で笑っていたがいま4ターン目くらいでなんかいい感じになってきた。

また経過報告しますね。
一応もうマッチングしてますからね。

・・・おしまい・・・

おまけ。

36歳とかなのにみんな肌ぴちぴちなんだよな。けしからん。

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