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20070209 文章読本

 高校生の頃に「文章読本」を読み漁ったことがある。国語の教科書に谷崎潤一郎の文章読本$${^{*1}}$$の一部が掲載されていた。確かこれがきっかけだったと思う。教科書に掲載されていたのは、もしかしたら中村真一郎の文章読本$${^{*2}}$$だったかも知れない。

 谷崎潤一郎の文章読本、三島由紀夫の文章読本$${^{*3}}$$、丸谷才一の文章読本$${^{*4}}$$の文庫版を探して読んだ。中村真一郎の文章読本を文庫版で読んだかどうか記憶にない。

 本多勝一$${^{*5}}$$の「日本語の作文技術$${^{*6}}$$」というのも読んだ。これはもう少し経ってからだったか。どれも内容は殆ど忘れてしまっているが、本多勝一の本はかなり印象に残っている。この本は朝日新聞社出版局$${^{*7}}$$から出ている文庫であった。表紙の紙質が他の出版社のそれとかなり違っていた。紙が分厚く、その表面はざらざらしていた。大抵の文庫の表紙はつるつるに加工してあったので、当時は特別な存在であった。

*1 『文章読本』に見る谷崎潤一郎の言語観・日本語観
*2 新潮社 文章読本 中村真一郎/著
*3 松岡正剛の千夜千冊『絹と明察』三島由紀夫
*4 Voice -- 丸谷才一
*5 週刊金曜日: 編集委員紹介
*6 OPENDOORS:書籍:日本語の作文技術
*7 OPENDOORS

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