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最近の記事

サミュエル・フラーの自伝読んだら創作欲が湧いてきたから発散して〜なんか書きて〜

書きて〜 映画好きになった者は大概歴史を遡上する。 市民ケーン、七人の侍、ローマの休日… 世に名作と謳われる映画群を片っ端から見ていこうと決意し、文芸的作品とか当時のテンポ感に耐えられなくて遡上を諦めるのはいつの世も変わらない。 その途上、必ず目につく名前があるはずだ。 サミュエル・フラー!!! おお、なんと映画的な名前か! 気狂いピエロでイカしたセリフを吐いたサングラスのおっさん! カッケー名前と名だたる映画人から向けられる尊敬の眼差しを知った映画青年は彼の監督

    • さらば中島貞夫

      中島貞夫監督が亡くなった。 犬死に、無駄死にを描かせたら天下一品の監督だ。 はじめて中島監督の映画を見たのは仁義なき戦いにどハマりして菅原文太のファンになった頃だった。 深作監督の「人斬り与太」2作を見てテンション爆上がりになった俺は、これが「現代やくざシリーズ」の1本だと知る。 ほう、それなら全部見てやろうと意気込む。 今から10年とまでは行かないくらい前、 サブスクもまだ流行っていない頃、東映のヤクザ映画を見れるのはDMMの配信サイトだけだった。 そこで俺は見たのだ!「

      • 「その昔、ハリウッドで」待ってました翻訳版

        小説版ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドである、「その昔、ハリウッドで」翻訳版が遂に発売された! 何を隠そう俺はワンハリの大ファンだ。 ワンハリを見るまでは、正直なところ映画好きの義務としてタランティーノ映画を見ていたところがあった。 だが、ワンハリを見てからは心底ファンになった。 リックとクリフの関係性が俺のフェチにドン刺さりした。あと、クリフのセクシー極まりないファッション!俺も鍛えてアロハの似合う男になりたくなった。憧れられる男が出る映画はいいもんだ。 そんな

        • 行き当たりばっ旅って言葉、 意外と誰も使ってないかと思ってたが ブックオフで「シェルパ斉藤の行き当たりばっ旅」という本を見かけてしまった。 1994年発行だった。

        サミュエル・フラーの自伝読んだら創作欲が湧いてきたから発散して〜なんか書きて〜

          とある暗部の少女共棲 傑作巻!!!!!!

          ラノベ界の大菩薩峠こと「とあるシリーズ」著者である鎌池先生の怪物的執筆スピードや主人公勢の殺人的スケジュールばかりネタにされるが、メチャクチャ面白くて新しい巨大なドラマでもある。 さてそんなとあるシリーズの新刊、「とある暗部の少女共棲(アイテム)」が発売中である。 とあるシリーズでは星の数ほどの難解名称を持つキャラクターが多数登場するが、俺は中でも麦野沈利が大好きだ。 マスタースパークとか爆裂魔法みたいなロマン砲付きとしてはたまらない、麦野の能力原子崩し『メルトダウナー

          とある暗部の少女共棲 傑作巻!!!!!!

          はじめて名画座に行った日

          映画にまつわる思い出ということで、 はじめて名画座に行った日のことを書こう。 はじめて名画座に行ったのは高校1年生の頃だ。 その頃の俺は実録路線の沼にハマっていた。 ちょうどその頃発売されていた映画秘宝の別冊、 「実録やくざ映画大全」をバイブルにTSUTAYAや配信サイトを駆使して次から次へと実録路線を制覇していた。 その中に、どの配信サイトにも無い伝説の一本があった。 その名も「安藤組外伝 人斬り舎弟」 実録路線のスター、菅原文太がなんと花形敬を演じているというでは

          はじめて名画座に行った日

          東映実録路線をご存知か?

          1960年代、任侠映画の人気が翳りを見せ始めた頃。予定調和をぶっ壊し、理不尽な現実に立ち向かうヤクザたちの群像劇が量産された。 それが東映実録路線である。 詳しい解説やなんかは各自で調べていただきたいが、本noteでは実録路線との出会いと見どころ、一目見てほしい名作を紹介したいと思う。 出会い初めて触れた1本目は「仁義なき戦い」だった。 午後のロードショーをきっかけに映画少年になっていた私はある映画と出会う。 高倉健さんが紫綬褒章を受賞したことを記念して放送された、「網走番

          東映実録路線をご存知か?

          はるかリセットはいいぞ!

          ツイッターをぼけーと眺めていたら レディが靴磨きを受ける漫画が流れてきた。 女の子✖️○○は色々出てきたが遂に靴磨きまで来たかー ん?この絵柄どこかで見たような… 野上先生やんけ!!! そうなのである。 作者は野上武志先生。 萌え✖️ミリタリーの世界に誘ってくれやがった張本人である。 出会いは小学生?中学生?の頃だったか。 少年特有のミリタリー趣味に目覚めた俺は まず戦車にハマった。 戦車図鑑をねだり、レゴでティーガーを作ってみたり、プラモデルを作ったりとエンジョイし

          はるかリセットはいいぞ!

          とあるif、唯一先生の不健康色白美脚から繰り出される蹴りが良すぎる

          とあるif、唯一先生の不健康色白美脚から繰り出される蹴りが良すぎる

          ニコニコ動画と俺趣向の出会い

          #私とニコニコ なる催しをやっとるね。 インターネットに触れる者の嗜みとして私も類に漏れずニコニコでニコニコしてきた。 目を閉じれば思い出す幾星霜。 勝手に思い出の動画ベストスリーを思い返してやる。 中でも俺が好きなものは何なのかを気づかせてくれた動画ベストスリーを選びたい。 勝手に動画貼ってなんやかやあると面倒なので調べれば分かるくらいに留めておこう。 第3位 さる実況プレイ動画のオープニングで音楽の趣味の原点となる出会いがあった。 プレイする作品は 「ゼルダの伝説時

          ニコニコ動画と俺趣向の出会い

          男一匹レゴランド 〜世界創造の誘惑〜

          友人の引っ越しを手伝いに岐阜へ行った帰りにレゴランドへ行った。 突発的な行動だったためもちろん1人。 名古屋港水族館にも行こうかと思っていたが、 車も停められないほど混んでいたため断念。 クソデカ立体駐車場に車を停め、人の流れに乗って歩けば見えてきましたレゴランド。 入場料の高さ故かそれほど混んではおらず、すんなりと入場。 どこもかしこもファミリー!アベック!フレンズ! アウェイを感じて背筋に冷や汗が溜まる感じ分かるかしら? 目当てはミニランド。 日本各地の風景をレ

          男一匹レゴランド 〜世界創造の誘惑〜

          好きな文章 「座頭市 演出のことば」

          六本木原宿永田町界隈に座頭市がイーグルスの曲にのって現れたら。 マイケルジャクソンが座頭市をやったら。 どんな座頭市映画が出来るだろう。 そんなことを想った時、自分で座頭市をやりたくなった。 ラスト五分前迄、座頭市自身どこへ行って、 何を見、何人斬り、誰に好かれ、誰に狙われ、 木の葉が舞ったら、その音をーいや 木の葉を斬るかなーそんな出来心で、 これぞ日本映画、かつてなかった最高娯楽の 金メダルだといわれたい。 前提をぶっ壊してやろうという 大変によい言葉ですね 最近見たイ

          好きな文章 「座頭市 演出のことば」

          行き当たりばっ旅 〜北陸・信州編〜Ⅴ

          忙しさに負けて1年も放置しちまった! 仕事変えたので再開! さて最終日の朝である。 もはや記憶も朧気だから前回の記事を見返してみたりしてみた。カラオケで朝を待ったんだった。 まずは忍野八海リベンジ。 早朝の街を走って到着。 澄んだ深い池を泳ぐ川魚たち…ああ美しや。 尾瀬の池塘を思い出す。 俺は生き物が好きだ。 (note上一人称が俺だったかも覚えてない) というか箱庭世界を垣間見るのが好きだ。 だからジオラマも好きだし世界観にこだわってるゲームも好き。 最近、原鉄道模

          行き当たりばっ旅 〜北陸・信州編〜Ⅴ

          行き当たりばっ旅 〜北陸・信州編〜Ⅳ

          長野の朝。 まだ水族館が開くには早い。 ひとつ松本城でも拝んでやろうと思い立ち、 車を走らせてみるがどうにも近づけない。 というか駐車場が見当たらない。 まあたかが城かと思ってスルー。 目指すは蓼科。 雪山をグングンと登っていく。 凍ってそうな道、思わずアクセルを緩めそうになるが後続車はいるし止めたら滑りそうだなーなんて思っていると、目の前に鹿! 高校の頃、部活の合宿で和歌山の耳の鼻へと行ったことがある。 その時、波打ち際に打ち上げられた巨大な鹿の死体を見たが、フッと記憶

          行き当たりばっ旅 〜北陸・信州編〜Ⅳ

          行き当たりばっ旅 〜北陸・信州編〜Ⅲ

          福井の朝、車を停めた駐車場に向かうと案の定雪が車を固めている。 ジャンパーの袖で雪をこそげ落とし、ミラーを万全に確認していざ出発。 粉雪はいつしか霰に変わり、そして止んだ。 晴れ間が見えた頃、東尋坊に到着。 陽気な駐車場のオッチャンから券を買って駐車。 まだ開店前の土産物屋の並ぶ、石畳の坂道を下っていくと、そこは東尋坊。 日本海の荒波が容赦なく岸壁に叩きつけられる光景は、 自殺を思う人を思い止まらせるに相応しい破壊力を持っていた。 段々とまた霰が激しく降り始める。 車に戻

          行き当たりばっ旅 〜北陸・信州編〜Ⅲ

          行き当たりばっ旅 〜北陸・信州編〜Ⅱ

          雪の降り頻る金沢のホテルに到着したのは21:00ごろだった。 ありがちなビジネスホテルのエントランスでは、 ジャージ姿の高校生たちがわいきゃいと騒いでいる。 ホテルの部屋は8階。 この窓はからは何も見えなくもないが大したものは見えない。 腹が減り、ホテルを出て歩いて5分ほどのコンビニへ向かうが、雪は強まるばかり。 果たして朝にはどうなっているのか? ハッと思い出し、ワイパーを上へ上げる。 心配と裏腹に、ちょっとしたムラつきが湧き上がる。 スマホと睨めっこしてめぼしい店の麗

          行き当たりばっ旅 〜北陸・信州編〜Ⅱ