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和梨か、洋梨か、


梨というと、”和梨”か”洋梨”かという二項対立が思い浮かぶが、実は”中国梨”というのもあるということを知り、へぇ、となっている。


ざっくり言うと、見た目は洋梨、食感は和梨に近いらしい。両者の取りまとめ役的な立ち位置なのだろうか(?)。


見た目と味が一致しないので混乱しそうだが、それも楽しみつつ食べてみたいものである。見たことないけど……。



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中国梨未経験なので梨といえば結局二項対立なのだが、昔は和梨一択、スイーツの美味しさを知ってからは洋梨も放っておけない存在になっている。

小さい頃は、洋梨のねっとり食感に抵抗感があった。しかし初めて食べたときに「梨」だと思わずに食べていたら、印象は違っていたのかもしれない。

和梨と同じく「梨」という名を冠しているのに、テクスチャーが全然違う。これは子どもの頃の私にとってトラップでしかなく、和梨のイメージで洋梨を口にした結果、大きなショックを受けたのだった。


そのイメージが強すぎて、現在に至るまで生食はほとんど経験がない。以前、何かの拍子で食べて「全然美味しいじゃん」と思った気がしなくもないが、今も距離感は遠いままだ。

一方、「洋梨スイーツにハズレは無い」とも思っている。

ねっとりしたテクスチャーの本領発揮といったところだろうか。特にタルトは間違いない。サクサクのタルトと甘いアーモンドプードル、そこに洋梨のしっとり加減がなんともお上品。色味はちょっと地味だけど、表面のツヤツヤが美しいし、美味しいのはわかっているので無問題である。


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和梨は生食、洋梨は加工品、とざっくりカテゴリー分けしていたが、そういえば和梨は果汁を使った加工品でもお目にかかるなと思い直す。


筆頭はガリガリ君。

アイスは年中問わずミルク系に惹かれがちなので、基本的にガリガリ君はリッチシリーズ以外食べる機会がほとんどない。ちなみに今までで1番好きなのは、シュークリーム味(2014年ですって!)。次点がモンブラン味で、コンポタ、チョコレートと続く。

シュークリームとモンブランはセブンイレブン限定だったのだけど、ガリガリ君とケーキって融合するんだ、しかもこんなに美味しいんだ……と感動した記憶がある。通年で出してほしいくらい好きだったのにな。来年とか、10年という節目で復活しないかな。


このようにガリガリ君であっても濃厚系を好むのだが、本当にガリガリしているガリガリ君の中では梨味がずっと1位。初めて食べたときは「梨じゃん!」と驚いたものである。

子どもの頃はガリガリしたガリガリ君も結構食べていたので、梨味は販売期間が限られていながらもよく口にしていたものだ。



しかしこの高クオリティによって、ちょっとだけ困ったことが。
というのも、別の梨アイスや梨ジュースを飲んでもガリガリ君が顔を出すのだ。

どうやら私の中で〈王座に座るガリガリ君の元に新参者が謁見する〉という構図が組み込まれているらしい。彼が後継者として認める品が現れない限り、ずっとガリガリ君の天下なのだ。

それはそれで平和そうだけど、例えば高級ジュースの感想で「ガリガリ君みたい」はちょっと言いにくいところがあるではないですか。いや、それほど赤城乳業さんがすごいってことなんですけどね?

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今日、スーパーで梨味のハイチュウを見つけた。食感も梨を再現しているそうで、少しばかり気になっている。




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