発売8日で220万食を突破し、「ファミマ・ザ・パン」シリーズ最大の売り上げという快挙を達成した「ファミマ・ザ・クリームパン」。

そんなファミマパン界の優等生がひとつ階段をのぼったらしい。

漆黒のパッケージから醸し出される高級感がすごい。

形も伝統的なグローブ型から丸型に変更。素朴感を一切排除し、クリームパンの極みへ向かおうという気概が感じられる（？）。

もちろん、変わったのはパッケージや形といった表面的なことだけではない。その証拠に、公式が発表しているこだわりポイントが2つから3つに増加。クリーム部分の言及が1→2になり、今回はクリームが主役であることが窺える。たぶん。

ちなみに、前回のファミマ・ザ・クリームパンではパネトーネ種の導入、ブリオッシュ生地としても多いとされる水分量80％を実現。生地はこっちでやっておいたから、後はクリームを頼む！……ということだろうか。

今回の生地もおそらく改良されていると思うが、ファミマが作るブリオッシュ生地のしっとり具合はつい先日も生コッペで確認済み。ここはお望み通り（？）クリームに注目しようじゃないか。

（一応カロリー等は1番最後に載せておくので、見たい人だけ見てね）

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「とろけるたっぷりクリームパン」におけるクリームのポイントとして、公式は以下の2点を挙げている。

なんと、生地との割合は1:1。これなら「食べてみたら生地とクリームの間に空間が……」という悲しい事態も起こるまい。

ファミマ・ザ・クリームパンは以前1度食べたことがあるのだが、そのときは空間があったような……。個人的にはカスタードは多ければ多いほうが良い（なお上限はあり）ので、パンパンに詰める方向で調整してくれてありがという気持ちだ。

そして嬉しいことに2種のクリーム入り。さらに、よくあるホイップ＆カスタードではない。

片方ではオレンジリキュールが香り、そしてもう片方はジャージー牛乳（※）入りのカスタードホイップなのだ。つまりダブルクリーム＋1、いわば3種のクリームという豪華仕様。さすがプレミアム！

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予習も済んだところでいただきましょうか。

やや小ぶりでありながら、その見た目から想像するよりずっしりしている。これは期待できるぞ……。

思いのほか硬めのテクスチャーだが、口に入れると滑らかに溶けていく。

伝統的な黄色いカスタードの味に加え、クリームチーズっぽさすら感じるコク、そしてオレンジの風味がちらり。このオレンジが爽やかさと上品さを醸し出していて、非常にいい仕事をしている。君、もっと前に出てもいいと思うよ……！

プレミアムということで勝手に”大人向け”＆”甘さ控えめ”なイメージを抱いていたのだが、結構甘め。ブラックコーヒーとの相性が抜群な気がするので、そういう意味では大人向けなのかもしれない。

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ブラックコーヒーの香りを漂わせながら、こんがりと焼けた丸パンを口にする……なんて優雅な光景だろう。

そんな大人な雰囲気を出しつつ、実はこっそり口の中でクリーム祭りを開催しているなんて誰も思うまい。

どこから食べてもクリーム、クリーム、クリーム！

クリームに溺れよ、甘さに痺れよ、わっしょいわっしょい！

……プレミアムなひと時、及びクリーム祭りを心ゆくまでお楽しみくださいませ。