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『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』

原題「Kubo and the Two String」

◆あらすじ◆
魔法の三味線と折り紙を操る片目の少年クボは、体の弱い母と2人で静かに暮らしていた。不吉な子どもとして一族から命をねらわれていたクボは、ある時、邪悪な伯母たちに見つかってしまうが、母親が最後の力を振り絞って放った魔法によって助けられる。たった1人残されたクボは、母の力によって命を吹き込まれたサルとともに、母が最後に言い残した「3つの武具」を探し、自身の出自の秘密に迫る旅に出る。旅の途中で記憶を失ったクワガタの侍も仲間に加わり、一行は数々の困難を乗り越えて武具を見つけていくが……。


ストップモーションアニメの素晴らしさに見入ってしまった。


子供の頃見たNHKの人形劇や古い日本のお伽話のような世界。
語られる物語は人の営みの根底にあるもの。

クボに課せられた冒険の先に待つ最終局面に全てが集結する構成も素晴らしい。

この小さな極東の国の物語が大国の手腕によって作られた事の衝撃は途轍もなく大きい。
それぞれの文化の融合として違和感は無く、むしろSynergyを感じる。


折り紙を使った魔法のようなシーンの美しさと優雅さと迫力。
そこには計り知れない技術の集結を感じさせられる。

とにかく作り手の【想い】と【技術】が頂点を振り切った所で為されてる感がひしひしと伝わる。

【思い出】や【自分が成し遂げた事実】は全てチカラになる。
家族や友人、コミュニティはその為に存在するんだ。

そして二本の弦の意味に涙がホロリ。


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